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男性化粧品としての使い方 キレイ・香るオトコ

●このコーナーでは男性化粧品(メンズコスメ)、とくに男性基礎化粧品とオトコのスキンケアをテーマに取り上げます。

近年、男性化粧品は大いに盛り上がりを見せつつあります。飽和した市場を開拓するために化粧品メーカーが踏み出した領域がキッズコスメとメンズコスメ。世論を動かす程のマーケティングを駆使して確かにメンズコスメを強引に盛り上げたという説も一理ありますが、メーカー主導のマーケティングとは別に男性にとってもスキンケアへの関心の高まりは自然な流れのようにも思えます。

たとえば20年前まで、男性の洗髪回数は2〜3日に一回が大半でオトコの最大の頭皮悩み「フケ」はけっこう身近な問題でしたが、現在フケをまき散らす人を見ることは希です。経済の発展と文化の成長に比例して身だしなみに気を遣う男性が増える現象は世界共通です。

しかし、依然として化粧文化や化粧動機には男女間で根本的な違いがあるように思えます。まずは「化粧」というコトバからしてちょっと違和感あります。化粧の「化」は「化ける(ばける)」、粧は「よそおう、おめかしする」の意味。英語で言えば「メイクアップ」。本来の自分の顔から別人格になることを意味します。男が化粧をするという場面は、俳優さんや役者さんがステージに立ち自分とは違う人格や別物を演じるときか、古い時代では間違いなく戦闘に行くための儀式的装飾でした。現在社会の一般的な男性にとって、やはり化粧をする場面は少ないと思います。

オトコたちが関心を向けているのは化粧ではなくスキンケア。それは健康的な生活やアンチエイジングといった医療的な関心の延長線上にあります。



●シミ、シワ、ハゲ・・・スキンケアに向かう化粧品業界 「シミ」、「シワ」、「ハゲ」は現在では「化粧品業界の永遠のテーマ」と言われるようになりました。これは化粧品業界の姿がメイクアップでなく、より健康や医療分野の方向を指向している事実を表しています。しかし、医療になることは許されませんので、より予防的な、そして生活習慣的な健康産業になろうとしていること象徴します。

●スキンケアにおける男女の違い・・・オトコのスキンケア

●皮膚の構造の違い・・・皮脂の分泌が多い、表皮が厚い、髭(ひげ)が生える 男女にはカラダの機能がかなり違いますが、皮膚の構造に関して言えば基本的に男女の差は多くありません。

特徴的な違いは男性の顔と頭は皮脂が多いことです。そして、髭を生やすことです。

脂ぎったおじさんたちの姿は日常的によく見る光景ですが、面白いことに皮脂が特に女性よりも多いのは、頭皮と顔だけです。季節や年齢や個人差があるので一概には言えませんが、男性の顔の皮脂は女性の4倍という説もあります。皮脂腺はホルモンバランスによって活動しますので男性ホルモンが多い男性は当然多めの皮脂を生産します。しかし、手足などでの皮脂量は男女間で差がそれほどないことがわかっています。ということは、皮脂が多そうな印象のある男性でも乾燥しやすいのです。皮脂の多い顔でさえ、皮脂は多いのに乾燥しているケースも少なくありません。

(追加)男性の皮脂腺は顔より頭皮が遙かに多く存在しており、頭皮はとくに男性にとって油まみれになる部分です。

(追加)基本的に皮膚の構造に男女の差はありませんが、お肌の下に展開する皮下組織内の皮下脂肪では女性の方が多いようです。

●スキンケアの動機の違い・・・戦略的プレゼンテーション 「美しくなりたい!」「キレイになりたい!」という女性と同じ動機も当然あるしそれはそれで良いことだと思いますが、一般的に男性の場合は同じスキンケアでも美肌願望よりも「清潔感の演出」を目的としていないだろうか?ビジネスの最前線では、身だしなみも武器の一つ。身だしなをビジネスの延長線上に考えているビジネスマンも多いことでしょう。

もし内容が同じであれば、疲れた表情をしたビジネスマンのプレゼンより、ブロードスマイルのイキイキしたビジネスマンに信頼を寄せるのが自然な人情です。「そんな顔で現場に来るな」と喝を入れられるビジネスマンもいることでしょう。ファッションから表情、そして肌の状態まですべてが、その人の人格とパワーを伝えるメッセージです。大企業のスポークスマンが、靴やスーツ、シャツの色柄の選択からジェスチャーの仕方までプロの演出家に指導されているように外見はビジネス現場ですでに交渉の一部になっています。

脂と汗にまみれた肌をマイナスのプレゼンテーションと考えるようになったビジネスマンが増えてきました。

●生活習慣の違い・・・髭を剃る、外出が多い、紫外線を浴びるスポーツも大好き また、女性との大きな違いに生活習慣の違いがあります。男女間の生活の違いは狭まりつつあるとは言いますが、それでもやはり一般的に男性の方がまだまだ外出が多く、また外出を好みます。スポーツも、サッカー、野球、サーフィン、スキーなど屋外の激しいスポーツを好みます。これら思いきり紫外線を浴びるスポーツは、スキンケアに気を揉む女性たちにとっては許し難いスポーツに違いありません。紫外線の影響は年齢とともにシミや肌の老化として顕著にでてきます。女性よりも紫外線ケアが求められる理由がここにあります。

また、ひげ剃りはほとんどの男性が日常的に行うスキンケア。問題はカミソリによって日常的に角質やその下の細胞まで傷つけられているということ。女性のスキンケアには少ないアフターシェイブケアが必要になる理由がここにあります。



●男性基礎化粧品・・・オトコ特有の基礎化粧品 スキンケアに男女の差は多くありませんが、男性特有の皮膚機能や生活習慣に合わせた化粧品を選んでください。商品名はメーカーごとにかなり自由に命名されるので何のためのスキンケア商品か初心者には解りにくいですが、基本的にどこかのカテゴリーに入ります。

○クレンジング・洗顔料:クレンジングとは一般的にメイク落とし。皮膚の油類などの異物を浮かせる働きがあります。界面活性剤の塊。洗顔料は異物を洗い落とす働きがあります。一般的にメイクをしない男性は石鹸や洗顔フォームで洗顔すればよいでしょう。

○化粧水(ローション):水分補給をメインにした製品。水分だけでなくセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を配合したものが多い。肌の弱りは水分の枯渇から最大の原因なので男女ともに保湿は最重要ケア。

○クリームやジェル:ローションで補給された水分や保湿をさらに強化するための保湿成分補給と水分蒸発防止

○UVケア:紫外線対策。日焼け止め。紫外線には窓や衣服を通り抜け長時間被爆するUV-Aと日焼けなど激しいダメージを伴うUV-Bがあり、いずれも肌老化の大敵。

○シェイブケア:ひげ剃りによる皮膚ダメージを軽減、防止もしくは補修するための様々な製品。髭剃りによって肌の角質を削り取られるとヒリヒリしたりカサつく。場合によって出血やそこからシミなど引き起こす可能性もある ・プレシェイビングオイル:ひげ剃り前につけてカミソリの滑りを良くする ・シェイビングソープ:ひげ剃り時につけてカミソリの滑りを良くする ・アフターシェイブローション:ひげ剃り後につけて傷ついた肌の補修を行う




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