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●紫外線対策・・・美肌・美白の大敵、見えない放射線からお肌を守る
紫外線の別名は「UV」。Ultra Violet Ray(ウルトラ・ヴァイオレット・レイ)の略です。太陽光線とは実は太陽から放射されている放射線ですが、さまざまな波長の光がいっしょになって地球に降り注ぎます。その様々な光の波長を短い波長から長い波長へと帯状に表現した図表をスペクトルと呼びますが、太陽光線スペクトルには目に見える可視光線と、可視光線の両端には(目には見えませんが暑さ・暖かさを伝える赤外線)、(同じく目に見えませんが破壊力のある紫外線)が含まれています。日光のまぶしさは可視光線、暖かさは赤外線、日焼けは紫外線のなせる技です。 光は物理学的には電磁波と呼ばれ波長が短い方が高エネルギーとされています。太陽光線スペクトルでは紫外線がもっとも高エネルギー放射線で、その次に可視光線、赤外線と続きます。太陽光の照射量比率は下記の通りで紫外線は多くない印象を与えますが、しかし、紫外線は生物生体に大きな影響を及ぼしていることが次第にわかってきました。ちなみに紫外線の波長をもっと短くしていくとX線となります。人体を通り抜けるあのX線です。 紫外線:可視光線:赤外線=5%:50%:45% 紫外線には殺菌作用や日焼けを発生させる作用、DNAを傷つける作用など、高エネルギーのために様々な影響が知られています。紫外線はさらに波長の長い順にUV-A波、UV-B波、UV-C波に分かれています。 UV-A UV-Aは波長が紫外線の中でも長いため影響力が小さいとはいえ、逆に雨雲や窓ガラス、カーテン、衣服などの物質も通過する能力が高く室内にいても長時間にわたり被爆するリスクを伴います。皮膚に関して言えば皮膚表面からより深く到達する紫外線です。UV-Aは、UV-Bが引き起こす日焼けのような直接的な影響を少ない感じさせないため忘れがちですが、長時間リスクにさらされることを考えると危険は放射線です。長波のためガラスを抜けますし厚い雨雲半分から数十パーセント程度が通過できます。また、お肌でも表皮だけでなく皮膚の奥深くに侵入しますので、より質の悪い光老化を招きます。 UV-B 日焼け(肌炎症、肌やけど)などの目に見えるダイレクトな影響を及ぼす紫外線がUV-Bです。UV-Bは、UV-Aよりも強力な放射線です。そのため短時間で日焼け(サンバーン)や炎症を起こし色素沈着(シミ)を起こす原因にもなります。繰り返しUVBを浴びると肌の老化や皮膚ガン発生の可能性も指摘されています。日焼けを英語ではサンタン(お肌をうっすら褐色にする)またはサンバーンと言います。程度の違いでサンバーンは火傷(やけど)や水疱、炎症を伴う激しい日焼けです。サンタン&サンバーンの言い方で区別すればサンタン=UVA、サンバーン=UVBとなるでしょう。 UV-C UV-C波は地球のオゾン層で吸収・拡散され地球に届かないとされていますが、近年のフロンガスなどによるオゾンホール(オゾン層破壊)の発生のため、次第に地上でUV-Cを浴びるリスクに人類は直面し始めています。UV-Cは紫外線の中でも最も高エネルギーで皮膚ガンなど発生させる要因になる懸念があります。現在、紫外線対策と呼ばれる行為や商品はUVA、UVBを対象としています。 ・紫外線をもっと知る・・・一日の紫外線量の変化 1日の紫外線量は時間帯とともに変化します。夜明けとともに急激に増加し12時前後にピークを打って穏やかに減少していきます。 ・紫外線をもっと知る・・・一年の紫外線量の変化 紫外線は、冬場少なく夏場に向けて多くなりますが、気温とはリンクせず5月〜6月に紫外線量はピークを迎えます。真夏でないため意識的に無防備な状態の方が多いと思いますが、この時期に強い照射を受けますので注意が必要です。 紫外線を受けると皮膚は防衛反応としてメラニン色素が生成します。これがシミの原因になる可能性があります。またお肌成分であるコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを分解する酵素や活性酸素を発生さるため、小ジワ、シワ、ソバカス、タルミの原因にもなります。場合によっては皮膚ガンや白内障のような疾患を招く恐れもあります。これらは光老化と呼ばれ肌老化の直接的な原因となります。とくに敏感肌の方やアトピーの方は紫外線の影響も受けやすいようです。 ・紫外線が引き起こす恐ろしいシミのできるまで 紫外線を浴びると防衛反応としてメラニン色素が生成され褐色肌になりますが、本来はメラニン色素はターンオーバー(28日周期)で新しい細胞と入れ変わりお肌はもとの肌色に戻ります。しかし、角質としてはがれ落ちずに何らかの理由でメラニン色素が真皮内に固定(色素沈着)されるとそのままシミとして残ります。美白化粧品にはメラニン色素の生成を抑える機能がある理由は、このようなメカニズムがあるためです。 ・悪いことばかりではない紫外線 逆に紫外線は私たちのカラダ内部でビタミンDの合成を促進したり、殺菌灯に利用されたり養殖場の水質汚染や腐敗防止に利用されるなどの効用もあります。 |
■UVカットの中身とは
●紫外線散乱剤 紫外線を乱反射して跳ね返す成分。 代表的な紫外線散乱剤
●紫外線吸収剤 化学的な反応を利用して紫外線を熱エネルギーなどに変化させる成分です。吸収剤が紫外線を吸収します。 代表的な紫外線吸収剤
吸収剤はアレルギーを起こす可能性があり、また紫外線を吸収するので予想外の生体反応を引き起こす可能性も否定されていません。よって、紫外線散乱方式のUVカットが現状お勧めかもしれません。UVカット商品のパッケージに次のような記述されていたら紫外線散乱方式です。 ・吸収剤無配合 ・ノンケミカル 日焼け止め(サンスクリーン)化粧品には2つの紫外線(UV-A、UV-B)を防ぐ工夫がされており、 紫外線予防の効力を示す指標・・・PAとSPF ●PAとは UVAを防ぐ目安です。PA(Protekution Grade of UVA プロテクション グレード)。PAはUVAによって肌が黒くなる性質を利用して測定します。PAはその効果を実感しにくく長期的な悪影響を数値にすることが難しいためSPFのように数値化せず3段階評価の記号で表現します。 PA+(UVA防止効果アリ) PA++(UVA防止効果「なかり」アリ) PA+++(UVA防止効果「非常に」アリ) ●SPFとは UVBを防ぐ目安です。SPF(Sun Protection Factor サン プロテクション ファクター)。太陽紫外線の中でUVBが占める割合は10%程度ですが、UVBは肌に炎症や色素沈着(シミ)を起こし、繰り返しUVBを浴びると肌の老化や皮膚ガンを誘発するおそれがあります。SPFはUVBによって肌が赤くなる性質を利用した測定します。赤さを数値化することによってUVBの効果の強度を示すことができます。 日焼け止めは汗や皮脂などではがれ落ちますので数時間ごとに付け直すことをお勧めします。普通に考えればPA、SPFともにレベルの高いものを使用した方が効果があると考えがちですが、問題は紫外線散乱剤方式にしろ、紫外線吸収剤方式にしろお肌への負担がそれなりにあります。たとえば、紫外線散乱剤方式の日焼け止め(サンスクリーン)化粧品では、クリームに酸化チタンや酸化亜鉛を混ぜていますが、酸化チタンや酸化亜鉛は、いわば「金属の砂」のようなものです。 お肌には絶対に吸収されませんし、また吸収されると危険です。お肌の表面に金属の砂をまぶすわけですから、金属砂が肌から脱落しないようクリーム自体もお肌に吸収されず、ベタついてとどまる必要があります。感触の悪さと肌呼吸への悪影響を考えるとお肌には負担です。PA値とSPF値が高いということは、それだけ粘性の強いクリームに高濃度の酸化チタンや酸化亜鉛を配合することですので、PA値とSPF値は高ければ高いほどよいということはなくシチュエーションに合ったサンスクリーンをお選びください。また、夜のスキンケアではそれらはキレイに洗い落としてお肌を解放してあげることも忘れないでください。 紫外線吸収タイプ(ケミカルタイプ)は、そもそも紫外線吸収剤そのものがお肌に負担があるといされています。その上、紫外線(放射線)を吸収するので何が起こるのか、どういう生体反応を引き起こすのか、完全にはわかっていないため未知のリスクを負います。酸化チタンや酸化亜鉛の金属による紫外線散乱剤方式より高い日焼け止め効果が期待できますが、リスクもありますので注意が必要です。 |
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