「香りの女王」ブルガリアローズの気品と優雅さ
「香りの女王」ブルガリアローズとは
オードパルファンやパルファムに利用できるバラの種類は主にダマスクローズ(Damask Rose)とセンティフォリア(センティフォーリア、Centifolia、キャベシローズ)です。
世界のバラ精油産油国とバラ精油。
ブルガリア・ローズ
ターキッシュ・ローズ(トルコ・ローズ)
モロッカン・ローズ
ペルシアン・ローズ(イラン・ローズ)
インディアン・ローズ
チャイナ・ローズ
ブルガリアローズ・オイルにはさまざまな呼び方があります。ローズ・エッセンシャルオイル、ダマスクバラ花油、ダマスクバラ花精油、ローズ・オットーなど。「香りの女王」と評されるブルガリアローズ(ダマスクローズ)。ブルガリア「バラの谷」で生産されるローズオイルは世界のローズオイルの7割を供給するとされ、生産量・品質ともに世界最高峰です。
ローズの香りが大地を被うブルガリア「バラの谷」
「バラの谷」ではダマスクローズ(トゲのある灌木)のバラ畑が一面に拡がり5月から6月にかけて一斉に花をつけます。家族総出で夜明け前から行われる花摘みは現在でも手摘み。
バラ農家の一年で一番忙しい時期です。太陽が昇ると香りエッセンスが飛ぶため日が昇るまでの数時間は猫の手も借りたい忙しさです。摘み取られた花はすぐに地域の蒸留所に集めされオイルとして精製されます。この時期の「バラの谷」はバラ畑と蒸留所から醸し出される濃厚なローズの香りがさざ波のように大地を被います。
ローマ時代から語られるバラのチカラ
優雅で気品あるローズの香りにはローマ時代から、特に女性にとって、ストレスや悲しみを和らげ、気持ちを前向きにさせてくれることが知られています。また、ローズオイルには性的な強壮剤としての効果も認められており生理不順や生理痛を和らげ、更年期障害やホルモンバランスによい影響を及ぼすことが伝えられてきました。
バラを食する習慣
ヨーロッパではバラやローズオイルは香りを楽しむだけでなく料理(ジャムや一般料理)や飲み物(紅茶やカクテルへの添加)として摂取する習慣があります。
また、ローズオイルにはお肌の美容、内臓(とくに胃腸・肝臓)の強化に貢献すると古くから民間療法として伝えられています。「バラ農園で働く女性達の肌は美しい」と語られます。
妖艶な香り
ローズオイルの成分は、ゲラニオール、シトロネロール、リナロールなど500種類以上判明していますが、現在でも判明されていない成分が数百程度あると考えられています。
そのため天然ローズオイルの香りを人工的に再現することは、忠実であればあるほど不可能です。複雑で妖艶な香りは世界の化粧品会社の究極の目標です。
写真(上):
ブルガリア「バラの谷」
(バラの谷はブルガリアを東西に走る山脈に挟まれた谷。北方から丘陵を吹き下ろす風がバラの生育に理想的)
写真(中):
「ダマスクローズ」
(ダマスクローは、オールドローズに属する素朴な花。モダンローズとは雰囲気が違いますが、もっともパワーのオイルを生み出します)
写真(下):
「クンクマ」
(クンクマとは、ローズオイルを保管する銅製の容器のこと。スズ(錫)で表面コーティングがされている。
ブルガリア国立バラ研究所では蓋はローズオイル充填終了後、複数のスタッフ立ち会いのもと溶接される決まりになっています。溶接することで輸送中の不正を防止。厳格な品質管理がブルガリアローズのブランド力を高めています)
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