開発ステップ7:化粧品容器とパッケージ
化粧品容器の現状
化粧品容器メーカーは国内・海外にたくさんあります。大きくは下記のカテゴリーに分類されます:
- プラスティック・樹脂メーカー
- ガラスボトル・ガラス容器メーカー
- スプレー缶メーカー
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化粧品でよく使用される容器形状:
- ボトル(プラスティック製、ガラス製)
- ジャー(プラスティック製、ガラス製)
※ネジ式のフタが付いた平ぺったい容器。クリームなどによく使用されます。武蔵野ワークスでは「コンテナ」と呼びます。英語でも通常はContainerと呼ばれているように思いますが、日本でなぜ「ジャー」と呼ばれているのか不明です。そのうち調査したいと考えています。
- チューブ(プラスティック製)
- スプレー缶(アルミ製)
- アルミパック・パウチ(アルミ製、詰替用)
化粧品でよく使用される容器キャップ:
- スクリューキャップ
- ポンプ(シャンプーなど)
- スプレー(ミスト用、香水など)
- ワンタッチキャップ(ローションなど)
- 真空スプレー(細菌混入を防止する。化粧水など)
- スポイト(エッセンシャル・オイルなど)
化粧品容器はどこで購入する?
化粧品OEMメーカーさんに頼めば手配してくれますが、とことんこわだる方は、ぜひ容器問屋さんにコンタクトしてみましょう。電話帳を調べれば「容器卸」や「容器問屋」の項目でたくさん出てくると思います。容器問屋さんをそのうちここにもリストアップしたいとお思います(2007/5/23現在)
一部のお客様には容器メーカーさんと直接お取引を希望されている方もおられるかもしれません。海外の容器メーカーの実状は不明ですが、現在のところ日本では商習慣上かなり厳しいものがあると思います。直接容器メーカーさん問い合わせると容器問屋さんをご紹介いただく可能性が高いでしょう。
化粧品容器の装飾は印刷 vs ラベル貼付?
容器への印刷にはホットスタンプやシルク印刷、転写印刷などの手法があります。それぞれに特徴がありコストが違いますが、一般にロットが少ないと容器印刷は不向きというだけでなく実際にやれない場合がありますので注意しましょう。容器印刷に際は、インクのノリや色校正などでそれ相応の容器をトライアルで消耗します。ロットが少ないとこの消耗で本刷りまで行かないという本末転倒の事態も考えられます。容器印刷の最低ロットは印刷会社さんや製品によって違いますのでここでは明記できません。
小ロットの場合はラベル貼付が現実的ですが、その場合もそれなりの量のラベル製作がありますので、どちらでいくかケースバイケースとなります。
化粧品容器もオリジナルにしたい?
オリジナル化粧品を製造するクライアントさんの中にはオリジナルの化粧品容器へのご要望ご関心は高いものがあります。実際、はじめてのお客様(消費者)が、その商品に意識を止めるなり手に取ってくださるなりのアクションを起こしてもらうには中身よりも第一印象が決め手です。
第一印象はポスターや広告のキャッチもありますが、まずはパッケージと容器ははずせない要素です。手に取ってもらわないことには商品の善し悪しの前段階で市場から淘汰されるという厳しい現実。クライアントさんがオリジナルの化粧品容器に心を配るのも納得です。
しかし、容器から製造することはそれ相応のコストとリスクがあることをご理解ください。容器は本体だけでなく、フタやキャップなどパーツに分かれますので複数の金型を起こすことになります。プラスティック製にしろガラス製にしろ容器金型のコストは一口数百万円。複数の金型を起こすわけですからその複数倍です。納期は数ヶ月。しかも、液漏れやフタの微妙な締まり方などにはそれなりの完成度が要求され、一回で理想的な容器ができるとは限りません。
また、容器のデザイン自体もプロのデザイナーにお願いするとしてもその完成度や芸術性に満足できるかどうか、リスクだらけです。化粧品容器に関しては最初はオリジナル容器は断念し、市場で流通しており、かつ実績がある汎用の樹脂容器・ガラス容器をご採用ください。汎用容器にクールで特徴のあるシルク印刷や転写印刷を施すことでオリジナル性を出す方が賢明です。
パッケージ制作の悩み:安価だがチープな「汎用パッケージ」 vs 高価だが高級感ある「オリジナル」
パッケージの形状は袋型、箱形。素材は紙製、段ボール製、布製、プラスティック製など様々なものがあります。
小ロットの場合は、汎用パッケージにシールやラベルを貼付する方式もありますが、オリジナルのデザインを起こしオリジナル・パッケージを制作した方が高級感は圧倒的に高いものがあります。汎用パッケージにはぴったりのサイズがない場合も多く、大きな欠点となっています。
一般に印刷物や外箱・化粧品箱の制作は100枚制作しても、1,000枚制作しても基本的に価格に差はありません。つまり、どんな枚数でも最低1,000枚は必須条件と考え、その上で、運が良ければ印刷屋さんによって裏技や便宜を図ってもらえることもある程度に認識していれば間違いないでしょう。
たとえば、紙製の外箱は1色印刷で1,000枚で10万〜15万程度が相場でないでしょうか?紙質を重視したり印刷を豪華にすると上限なく価格は跳ね上がりますが、小ロットでは中身の化粧品より外箱の制作費用が高いことはよくあります。
個人的な経験では、オリジナルパッケージの経済ロットは5,000枚〜です。
オリジナルパッケージのデザインは誰に頼む?
これはもう本当に頭の痛い問題です。デザインには著作権が付いて回ります。ガチガチにプロテクトしてクライアントに向かうデザイン事務所がある一方、オープンにお付き合いしてくれるデザイナーさんもいます。
腕の良さはクライアントのコンセプトを理解して表現できる能力も千差万別です。どのようにすればクライアントのコンセプトを表現してくれるデザイナーに出会えるのでしょうか?(☆更新中)
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