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小望月・逢魔月・葛の花・サイレンス・ホワイトフリージア・摩天楼
Date: Tue, 3 Jan 2023

●投書:
余裕のある時に少しずつ購入して試させて頂いております。

武蔵野ワークスさんはいずれもあまりくどくはない香りなので、もし身につけるのに合わない場合も玄関や靴箱などへ活用しています。

・スリーピングミスト(小望月)
青っぽいゼラニウムそのものの匂いの中に、ほんのりとライムかレモンの柑橘を感じます。お酒のジンライムにも似た透き通った香り。
私はとても好みですが、人によっては少し青臭い癖を感じるかもしれません。

・スリーピングミスト(逢魔月)
湿った土と朽ちた樹木の匂い。
ぱっと嗅いだ時の第一印象は良かったのですが、途中からは独特の臭みを感じて駄目でした。残念。
樹木の匂いは好きなので、次は三十日月を試してみようと思っています。

・葛の花
白い粉をふいた深い紫色の葡萄の房に、ふんわりとシナモンをまとわせたような、こっくりとした濃密な秋を感じる香りです。
葛の花を見たことはあるのですが嗅いだことがないので、今度香りを確認してみようと思います。

・サイレンス
第一印象は、おがくずの匂い!でした。
乾いた木材の良い香り。新しい木造建築の中に入って深呼吸しているよう。
よく巷で聞く山奥のお寺感はないけれど、心地よい静けさと明るい光を感じます。
すっきりとしたラベンダーがよいアクセントで大好きです。

・ホワイトフリージア
最初はふわっとしたグレープフルーツの爽やかな香り。次第に甘いフローラルが顔を出してきて、最後は『野ばら』のラストノートに近い香りに落ち着きます。

全体に軽やかで淡い印象の、春から夏に使いたいお気に入りの香水になりました。

・摩天楼
トップは柑橘よりも薔薇の主張が強いですが、すぐにすっとした墨の匂い(パチュリ?)がすべてを包み込んで調和へと導いてゆきます。ひんやりとした清涼感のある薔薇の香りが続き、その奥に仄かな沈香が存在します。

寡黙だけれど芯の通った、成熟した大人を感じさせる香りです。
二文字の熟語にすれば、礼節・高貴とでもいうような…。

私には敷居が高いかもと感じますが、ちょっぴりつけて自分だけで楽しんでいるとっておきの香りです。


●ハンドル:
蛍石



(国分) 「玄関や靴箱」へのご利用ありがとうございます、『香る生活』ですね。葛の花は夏の間、地方でも都市部でも、川辺や茂みの中でさりげなく咲いています。もし出会ったらぜひ葛の花の本物の香りをお楽しみください


(2023-02-07)
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