香料関連機関(海外)

香水の原料となる香料には、世界的な自主規制機関が存在します。

世界大手の香料会社や研究期間が加盟し各香料の安全性のテストを行い使用基準やガイドラインを自主的に設け、世界の香料会社・香水メーカーは自主的にその基準に従って企業活動を行っています。

政府や行政機関から独立してグローバルな規模で共通した香料の安全基準を展開している成功事例です。

IFRA(国際香粧品香料協会)


IFRA (The International Fragrance Association) 国際香粧品香料協会

イフラ。IFRA(国際香粧品香料協会)は、全世界の香料産業の健全な発展を図る目的で、ジボダン(Givaudan)・フィルメニッヒ(Firmenich)・高砂香料などの世界的な香料会社が中心となって1973年に設立された国際的な香料製造者の団体です。本部はスイス、ジュネーブ。

IFRAの会員資格はすべての国の開放されており、現在オーストラリア、ヨーロッパ、極東、南米、北米の香料会社の国別協会から構成されています。

IFRAの特徴は、香料に関する全世界共通の使用基準を策定することです。IFRAが発行する「Code of Practice(香料規制)」に含まれる「IFRAスタンダード」は法的強制力はありませんが、事実上世界のスタンダードと見なされており世界の香料会社は自主的にIFRAのガイドラインに準拠しています。

逆に準拠しなければ国際的に受け入れられません。日本国内では、香料の使用規制は薬事法、労働安全衛生法、化審法、食品衛生法などで策定されますが、IFRAのガイドラインに準拠するかそれよりも厳しい傾向にあるようです。

傾向としてIFRAに準拠する方向で規制緩和の方向に向かっています。

IFRAが制作するネガティブリスト(制限リスト)は、下記に述べるRIFMのテスト・評価結果に基づきます。そのためIFRA・RIFMの2つの団体の間には密接な関連があります。

#8 Rue Charles-Humbert
CH-1205 Geneva, Switzerland
Telephone: 011-41-22-321-3548


RIFM(国際化粧品原料安全研究機関)


RIFM(The Research Institute for Fragrance Materials) 国際化粧品原料安全研究機関

リフム。RIFM(国際化粧品原料安全研究機関)は、香料製品の安全性をチェックするために、米国の食品会社・香料会社などが中心となり1966年に設立されたNPO(非営利組織)です。現在までに1,300種以上の香料の安全性が評価されています。RIFMの役員はメンバーの香料会社より年一回の会合にて選出されます。

RIFMでは、香料会社より提出される単品香料を評価します。提出される香料は、業界で標準的に使用されていること、ガスクロマトグラフィなどの科学分析データが明確にされていること(よって、成分などある程度以上は公開されていること)など、特定の会社の利益のために検査を実施されないよう制約があります。

評価自体は香料会社の意図が入らないよう会社とは独立した毒物学者、薬理学者、皮膚科専門医などグループ(RIFM Expert Panel、別名REXPAN=レックスパン)によって実施されます。

スクリーニングテストでは皮膚と経口によるアレルギーテストと光毒性テストがメインで行われます。たとえば、皮膚刺激テストでは想定使用量の10倍の濃度の刺激テストを行います。

評価結果は、IFRAに提供され安全性ガイドライン作成の基礎データとして利用されます。これらの資料は一般に公開され出版もされます。また、評価やガイドライン策定の課程にて作成された研究論文やモノグラフも同様に出版されます。

RIFMが実施する毒性テスト項目例:
○経口毒性試験
○皮膚刺激試験
○連続皮膚刺激試験
○光毒性試験、光感作試験
○ヒトパッチテスト


Research Institute for Fragrance Materials
Two University Plaza
Suite 406
Hackensack, New Jersy 07601




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