調香師(パフューマー)の学校

調香師(パフューマー)の学校サイトを集めたリンク集です。

調香師(パフューマー)の学校


日本語の「調香師」にはパフューマー(パヒューマー)フレーバリストが含まれます。

パフューマー(パヒューマー)とは、主に香水など香粧品香料を調香する職業や職業とする人を指し、フレーバリストとは、主に食品のフレーバー(香味用香料)を調香する職業や職業とする人を指します。

英語では「Perfumer」。フランス語では「Parfumeur(男性調香師)、Parfumeuse(女性調香師)」。フレーバリストの英語は「Flavorist」。

当社の調香セミナー


当社では年間で1〜2回程度、初心者のための調香セミナーを開催しています。過去数年は千葉県にある京成バラ園さんや東京都立川市になる昭和記念公園にて開催するケースが多くなっております。

これは短時間で楽しく香水の作り方を学べる調香体験セミナーですが、普段はお会いできないお客様とのリアルなコミュニケーションが第一の目的です。

当社の調香セミナーは専門的で継続的な調香師(パフューマー)養成カリキュラムではありません。当社では調香師養成のための学校事業やスクール事業の運営や計画はございません。ご関心ある方は下記の調香師(パフューマー)の学校リストをご利用ください。

下記調香師(パフューマー)の学校リストは、趣味として勉強できる調香教室から職業としての調香師(パフューマー、パーフューマー)やフレーバリストの養成を明確に目的とした専門学校まで、継続的なカリキュラムを持つスクールや学校・教育機関です。

調香師になるには


調香師養成を専門とする学校や専門学校に行かれるとよいでしょう。語学力と経済的余裕が許せば本場フランスへの留学もおすすめです。

調香師には国家資格や公的な資格が存在しませんので、調香師養成校にて公的な資格は取得できませんが実質的な調香スキルと実践的な知識・技術を効率的に修得することができます。

また、調香師の学校には多くの場合、現役調香師さんや引退された調香師さんを講師に招いているケースが多いので実際の調香業界とのパイプやコネクション作りが可能です。

調香師にはパフューマー(香粧品調香師)とフレーバーリスト(食品調香師)の2種類があります。パフューマーは職業として企業からの募集や求人は多くありません。

もともと世界的にパフューマー(香粧品調香師)はフランス出身の方が多いのですが、やや世襲制的な傾向があり、フランスでもパフューマー(香粧品調香師)の一般求人は少なく狭き門です。

日本では香水市場が弱く化粧品会社が香水開発に投資しないこと、香水メーカーが少ないこと、香料会社は香粧品調香よりフレーバーリング(食品調香)に注力するといった事情があり、もともと世界的に募集や求人が少ないパフューマーですが、日本での求人募集は特に少なくパフューマー(香粧品調香師)として就職することは非常に狭き門となっています。

近年、本番フランスでは、パフューマーさんの中には、ブランドや香水会社への就職や専属契約をやめて、ご自身で香水関連ビジネスを立ち上げる方が多くなっており、新興の香水ブランドやフレグランスブランドの勃興が香水業界の注意を引いています。

理由の一つは、既存のメジャーな香水ブランド製品が世界的にやや飽きられてきており、このタイミングをビジネスチャンスと判断するパフューマーさんが多数存在すること、あるいは自由な創作活動を得るための起業と思われますが、一部パフューマーとしての企業就職の厳しさもその原因と考えられます。

下記のセクションでは調香師のスクールや調香師養成学校、調香師の専門学校などを集めました。趣味から職業として専門的な学校まで世界的に見て日本には多数の調香師の学校があります(フランス以外、調香師の学校は世界的にほとんどありません。日本は例外的に多いので学校に関して言えば恵まれた環境にあります)。

調香師の学校(国内)


[順不同]
  • (https://www.bio.ac.jp/perfumer)
    東京バイオテクノロジー専門学校
    パフューマーによる本格的な調香実習有り。化粧品開発コースの中のカリキュラムであり、調香師養成のみを専門にしたものではありませんが、かなり専門的に学べます。また、高価なガスマス機器などの設備も充実しています。

  • (https://www.niffs.com/)
    日本フレーバー・フレグランス学院
    日本フレーバー・フレグランス学院はパフューマー(香粧品調香師)とフレーバーリスト(食品調香師)を養成するための学校です。調香師にはパフューマーとフレーバーリストの2分野がありますが基礎技能はほぼ同じですのでフレグランスとフレーバーの両分野の調香を同時に学べることが特徴です。日本フレーバー・フレグランス学院では単品香料の修得に注力する専門的なカリキュラムが組まれています。

  • (https://www.grasse.org)
    香水の学院「グラース」


  • (https://www.kosui.jp)
    香楽塾 立川一義さんが主催されているセミナーです。通信教育と対面講座があります。

  • (https://www.pluto.dti.ne.jp/~kaori16)
    パフューマークラブ フレグランススクール
    GIP(Grasse Institute of Perfumery)の講座もやられている。『パフューマークラブ』とは熊本を拠点に活動されている田中貴子さんが運営されているスクールです。南仏グラースGIP(香料・香粧関連産業のパフーマー育成専門学校)の日本版セミナーを展開されているそうです。

  • (https://www.cinquiemesensjapon.com)
    サンキエームソンス・ジャポン
    サンキエームサンスは調香師のための学校です。パリにあること、観光客などもひろく受け入れることで初心者からプロまで香水の学校としてはなにかと名前が出てくるところですが、この学校の日本校がパリ本校のメソッドそのままに静岡で開設されています。パリ本校調香コースへの編入が可能。いきなり留学するには敷居が高い方は問い合わせてみるのもよいかもしれません。
    Cinquieme Sens(https://www.cinquiemesens.com)


  • (https://homepage1.nifty.com/FRAGRANCEHOUSE)
    香りのデザインルーム
    フレグランスを創ることを目的とした香りの通信講座。



調香師の学校(海外)


[順不同]
  • L'Institut Superieur International du Parfum, de la Cosmetique et de l'Aromatique alimentaire (ISIPCA)
    香水・化粧品・食品香料国際高等学院(ヴェルサイユ)
    調香師の学校としては、おそらく世界でもっとも有名かつ著名なパフューマーを輩出しているパフューマーの学校です。「ISIPCA」は「イジプカ」と呼んでいる人が多いようです。こちらの学校は香水界の巨匠ジャン・ジャック・ゲラン氏によって設立されましたが、現在はヴェルサイユ市との共同経営となっている模様です。4年生大学で化学か薬学の学士号があることなど入学条件が厳しい模様です。

  • Cinquieme Sens
    調香師養成スクール(パリ)
    上記、サンキエームソンス・ジャポンを参照してください。

  • (https://www.prodarom.fr/gip-accueil.htm)
    GIP(Grasse Institute of Perfumery)
    香水の都グラースにある調香師養成学校です。数年の専門的なパフューマーコースにプラスしてサマーコースやスポットでのコースを設けてくれます。専門コースもサマーコースも世界中からパフューマーを目指す人々や留学生が集まりますので横のコネクション作りにもなります。

    専門コースは入学資格がありますが、まずはサマーコースなどで体験入学してみるのもおすすめです。フランスはよい意味でも悪い意味でも「コネ社会」で個人的な人間関係を特に重視する傾向にあります。

    サマーコースなどで講師や現役パフューマーの方に目星を付け、専門コースにむけて自分を売り込んだり、あるいは長期的に卒業後の就職口探しまで見通してコネ作りをすることは調香師になるための貴重な第一歩です。私たち日本人には苦手なことですが、海外では積極的でガッツある売り込みが求められます。



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