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リスク管理

OEM香水の開発

オリジナル香水の開発リスク管理


通常商品と比較してオリジナル商品には「リスク」がつきものです。オリジナル商品開発に伴うリスクを回避し完成度の高い商品開発を行うためにはお客様の理解と協力が欠かせません。

オリジナル商品のリスク

市場にて継続的に流通している商品も開発段階では様々なトラブルに見舞われたことでしょうし、それだけでなく「新商品」としてマーケットインした後にも微調整を繰り返しながら商品の完成度を上げていくケースは珍しくありません。リリースされたばかりの商品に飛びつかない慎重な消費者層が存在することはこのためと思われます。

オリジナル商品は、多くの場合、一回勝負です。しかもオリジナル性が高ければ高いほどリスクが上がる状況にあるためリスク回避をどのように行うかは非常に重要な留意点です。

オリジナル香水開発のリスクの種類

  • 製造工程上のリスク・・・不良品や規格外品など歩留まり(不良品でない製品の割合)の悪さ
  • 法的リスク・・・薬事法、PL法など
  • 納期リスク・・・納品予定日までに納品されないリスク。製造上の問題、部材や原料仕入れの問題などがあります
  • マーケティング上のリスク(販売目的の場合)・・・想定した売上げにならなく在庫として終わる


オリジナル香水開発のリスク回避対処法

【オリジナル香水開発のリスク回避のための対処法】

●リスク回避その1・・・スケジュールに余裕を持たせる ●リスク回避その2・・・コミュニケーション

そもそもトラブルを未然に防ぐ予防がもっともコストパフォーマンスがよいトラブル回避策です。たとえば、オリジナル香水制作にあたりパッケージを支給いただく場合、薬事法に基づく表記内容に問題があるトラブルがたまに発生します。

薬事法そのものがときどき改訂される場合もあれば、薬事法だけでなく行政指導やPL法、リサイクル法、公正取引委員会の勧告など表記に要求される内容は複雑です。

しかし、これは事前にお客様・当社・工場がよく話し合っていれば回避できるケースがほぼすべてです。パッケージの表記問題だけでなく様々な問題が事前のコミュニケーションで回避できます。

オリジナル製品開発の失敗事例

【失敗ケーススタディ:当社のオリジナル香水瓶の金型製造】

これはオリジナル香水瓶を金型から起こた際の体験です。アルミ製スプレー(ディスペンサー)を選択し、その後そのディスペンサーに合わせて香水瓶をデザインしました。

香水瓶のネジ部分はディスペンサーとの整合性が完全に取れることが重要です。ボトルのデザイン性とは無関係です。でなければ液漏れなどの機能的な問題が発生します。

経験豊かな香水瓶コンサルタントさんに間に入っていただき金型職人への金型制作依頼を行いました。金型が制作されるまで2ヶ月程度、コンサルタントとは途中経過の電話連絡を何度か行いましたが、進捗状況の確認だけであり、金型職人の製造現場に訪れることもなく、品質についての確認も行いませんでした。

数ヶ月後出来上がった金型で試作された香水瓶は期待通りの形状・機能に見えましたが、実際に使用してみると微妙に液漏れが発生する香水瓶が相当数発見されました。ディスペンサーそのものが簡単に香水ビンからはずれてしまうものも多数見つかりました。初回生産ロットは全廃となりました。

「プロ集団に任せているのだから・・・」。プロ集団に任せているのだから「液漏れ」などという初歩的なトラブルなど想定外です。プロジェクトは1年以上遅れました。液漏れの原因は金型設計者による初歩的な設計ミスでした。

コンサルタントは「新製品だからトラブルはつきものです」と金型の無償作り直しの責任はとりますが、無駄に消費された時間的・労力的・初回生産製品群の生産費はそのまま完全なロスとなりました。