香水のタイプ

このセクションでは香水の系統とタイプについて面白情報を見ていきます。「香水のタイプ」も「香水の種類」同様、いろいろ意見や基準があるので一概には言い難いものがありますが、概ね世間一般的に使用されている分類表があります。それが社ハーマン&ライマー(Haarmann & Reimer)社の香水チャートです。

ハーマン&ライマーの分類表

通常大きく7〜10程度の分類(カテゴリー)で考えているメーカーは少なくありません。香り系統の分類は、ドイツの香料会社ハーマン&ライマー(Haarmann & Reimer、H&R)の分類表が有名です。

各時代のマイルストーンになった代表的な商品とその香りのタイプ分類表内でのポジションがプロットされており、国際的な分類基準のひとつになっています。ハーマン・アンド・ライマー社はDragoco(ドラゴコ)社と合併し現在Symrise(シムライズ)という社名になっています。

多くの香水評論家や香水の本で取り上げられる分類表はハーマン&ライマーの分類表を参考にしたものが多いと思われます。

香水のタイプ別種類一覧リスト

系統(香水のタイプ) 説明(香水のイメージ)
シトラス系 レモン、オレンジ、ベルガモット、マンダリンなど柑橘系を中心にした香り。柑橘系は香りの飛びが早い(とくに天然香料)ためライトに香らせたいときに便利な系統。アクティブな印象アリ。CK ONE、4711、オーデコロン・エルメスなど
シングルフローラル系 ブーケタイプの反対にシングルの花を感じさせる香調。ディオリッシモなど
フローラルブーケ系 フローラル系ながら、複数の花を感じさせるブーケタイプ。『ジョイ』、『レール・デュ・タン』など
フローラルアルデハイディック系 フローラル系ながら、アルデハイド系合成香料を含む神秘的なフローラル。『アルページュ』『シャネル5番』など
オリエンタル系 西洋人から見た東洋的でエキゾチックなイメージ。おそらく日本や東南アジアではなくアラビアなどの中東的な意味が大きい。アンバーやムスクなどの動物性香料やウッディ系香料が多用されセクシーなものが多い。オピウム、スカルプチャー、サムライ、エゴイストなど
グリーン系 植物の葉や茎を折ったときに感じるグリーン感のイメージ。ナチュラル系とも言う。ユニセックスでハーバルな印象あり。インウイ、シャネル19番、ヴァンベール、ポロスポーツ、ロマンスメンなど
シプレー系 コティ社『シプレー』が代表作。オークモス(樫の木にに生えるある種の苔)をベースにベルガモットなどが使用された。フォーマルなシチュエーションに合う、シプレー、ミツコ、ラッシュ2、ポロ、エンヴィ
フゼア系 シプレー系と同列ながらややメンズ向きの落ち着いた香調。フォーマルなシチュエーションに合う。エゴイストプラチナムなど
 

 
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