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( 香水工場の )

香る生活


日本の地下室はコストが高い
関東地方は梅雨があけ、夏本番です。夏本番が来るとプールサイドでのんびりと・・・と夢が膨らみますが、仕事の方はバケーション前に一仕事あります。

その一つが商品の移動。

当社の商品の一部は倉庫会社に保管されています。数十センチもある分厚い鉄筋コンクリートで覆われたかっしりした建造物です。

真夏でも下層の階はひんやりとしていますが、上層階は場所によって室温がグングン上がります。一説には50度近くになるとのこと。

資材はそのまま倉庫会社さんにお願いしますが、商品は引き上げます。そういうホットな場所に間違って商品が回されないよう真夏だけは商品を自社保管します。

保管場所がないから倉庫会社さんにお世話になっていますが、このときばかりは何とか場所を空けて工夫します。

こんなとき自社ビルで地下倉庫があるとどんなによかろうと考えます。

・年中ひんやりしいて
・気温変化が穏やかで
・薄暗く、欲を言えば酸素の薄い部屋

・・・がいいですね。

とにかく香料と香水が安心して保管できる場所の確保が重要課題です。

ヨーロッパでは、地下室が長期保管用食料やワインや香料の安定した保管環境と言えます。日本では音楽ファンが地下防音室を作るような例はありますが、一般のご家庭では普及していません。

なぜだろう?・・・と不思議に考えていました。顔見知りの不動産屋さんが、たまたま教えてくれました。

「メチャメチャ高いです」

施工工事が地上部の2倍は軽く超えるらしいです。

高いのはコストでけではありません。リスクも・・・

(続く・・・)

(2009-07-15)
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