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( 香水工場の )

香る生活


縦断中の台風、強風に混じる金木犀&銀杏の香り
台風とキンモクセイ、東京のキンモクセイは、なぜか毎年台風とぶつかりやすい
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この記事を書いている現在、台風が長野から高崎方面へと縦断中とのことで、東京は青空の割にはよろめくほどの強風が吹いています。

こんな日はビジネスも会社も概ねお休みモードですが、今日は待ちに待った重要な打合せが。まずは会社によって資料を取り、外出という段取りになっており、のこのこと出てきました。

国立駅からオフィスに至るルートはいろいろあるのですが、いずれもだいたい一橋大学の正面か裏道を通るルートを辿ります。

きょうは裏道コース。キャンパス内にはうっそうと巨木が繁るエリアがあり、強風に踊るキャンパスの樹木のきしむ音にはやや恐怖を覚えます。

道路には散乱した枝葉に混じって折れた大木もあり、こんな枝が頭上に落ちる運の悪さは人ごとでないのですが、実は大木より恐怖を覚えるのが栗。

東京の街路に栗の木があって、ゲジゲジの栗がところ構わず降り注ぐ様子は地方の人には想像しにくいかもしれませんが、現在でも武蔵野周辺ではありです。

一橋大学の校庭や周辺のご家庭の庭には案外栗がたわわに実っています。それどころか、栗畑さえ見かけます。ついでにブドウ畑やブルーベリー畑なども見かけます。意外でしょ?

台風の日には強風に舞う巨大な「看板」と「栗」には注意が必要です。私はハチにも刺されやすいし、栗はやや怖い。


それと何の因縁か、昨日から金木犀がいっせいに開花しはじめました。

しかも、昨日は終日の豪雨。よりによってあんな豪雨の中で咲かなくとも・・・と気の毒になる思います。運が悪いというか、逞しいというか、金木犀たちは開き直っている感じがしないでもないです。

私には、金木犀はちょっと「開き直っている」感じがあるんですよ。

その理由はまた別の機会に書くとして、複雑な思いで金木犀の開花の瞬間に立ち会っています。

今日は強風の中に金木犀の香りが微かに混じって感じられます。

この強風で開花せずに落ちていく蕾も多数あり残念です。

しかし、この後、抜けるような青空が開けるでしょう。明日、東京の金木犀は満開になる予感がしています。雨にならないことを祈るばかりです。

さらに、国立のメインストリートでは銀杏の実が大量に湿った地面へと吹き飛ばされて糞尿に似た匂いをゴージャスに放っています。

香りと匂いの競演ですね。

それもこれもひっくりめて自然。これも人生に似ていますよね。


(2009-10-08)
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