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( 香水工場の )

香る生活


調香実習拝見#4 ビジネスの現実
パフューマービジネスのビジネスとしての厳しさと喜び
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講師の先生にお話を聞きしました。もともと大手香料会社でパフューマーとして活躍されていました。クライアントの依頼で実際に調香されていたバリバリのパフューマーさんだけにリアルなお話です。

ビジネスシーンで求められるパフューマーの技量・能力はよい香りを創り出すことはもちろんですが、それよりも「売れる香り」を創り出すことだと指摘されました。その意味はビジネスマンとして、いたく共感します。

パフューマーはときに「アーティスト」と言われ華やかな印象がありますが、実際は、暗く寒い実験室でひとり香料瓶を相手に液体を混ぜ合わせる地味な作業の繰り返しです。

(お弟子さんや配合だけを専門に行う部下を持つような売れっ子パフューマーさんは別ですが)

しかも、追求する香りは「マイ究極の香り」ではなく「市場で売れる香り」です。パフューマーの作品制作は、芸術性よりも市場性が優先される世界だからです。

そういう意味でパフューマーは「アーティスト」よりも「職人」であり「ケミスト(化学者)」です。クライアントの要望に従って制作する「クリエイター」に近いものがあります。

「クライアントあっての調香ビジネス」「クライアントあってのパフューマー」といえば、パフューマーに憧れている方には夢を砕く話ですが、世界的に著名なパフューマーさんも原則この図式下での活動になります。


(続く・・・)

この記事は#4
調香実習拝見#8 パフューマー余談話
調香実習拝見#7 問合せの返答
調香実習拝見#6 パフューマー就職率
調香実習拝見#5 パフューマーの適正
調香実習拝見#4 ビジネスの現実
調香実習拝見#3 実践トレーニング
調香実習拝見#2 激動する教育界
調香実習拝見#1 調香実習
(2009-11-26)
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