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5月、バラ満開の武蔵野

バラが気になるのは、香水関連の仕事の職業病かも


昨日ジャスミンが満開、と投稿したばかりですが、バラもいい感じです。バラと香水は切っても切れない関係。なにかと目がいきますし、鼻が行きます。

鼻が花に吸い寄せられる現象は、人間の一般的な無意識の仕草だそうです。言われてみればナルホド、と納得する体験がいくらでも。

バラの花束を贈られた女性は「まあ、素敵!」花束を抱き寄せ、そして鼻を花束に埋めるようにして香りを確かめるものです。観察する限り男性も同じ仕草をする人が多いようです。

外国人も同じです。鼻が花に吸い寄せられる現象は世界共通のようです。

問題は、すべての花がステキな香りというわけでなく、たとえば、カモミールに似たマーガレットに鼻を近づけて「クサッ」とかすかな悲鳴を上げて動けなくなった経験なんかあります。


バラ満開の武蔵野


武蔵野は現在バラが満開です。公園や住宅地のお庭から色彩豊かなバラの花が飛び出すように咲いています。

ブラブラ歩きの途中、バラを見つけると、あたりに人気がないことを確認して、香りを確認しにいきます。東京で見かけるローズはティー系のハイブリッド・モダンローズなのでブルガリアンローズの香りとは違います。

しかし、どちらも、いやー、恐ろしく上品で官能的かつ遠い記憶を呼び覚ます香りです。ジャスミンが「はじける娘さん」なら、ローズは「大人の色気」。しかも奥ゆかしい上品さ・優雅さ。


ローズ香水 vs 生きているローズの香り


全然香りを出さないローズもありますが、たいていのローズは概ね、かすかな香りを放ちます。

香水メーカーの人間が言うのも営業上問題ですが、本物を越えるローズ香水を創ることはできないでしょう。

「越える」どころか、香水では生きているローズの香りに到達することさえできません。生命活動から生まれる香りのパワーとマジックに圧倒されます。


ローズ香水


世界のパフューマーにとってもローズは、到達できない永遠も目標だと思います。それはある程度近づくことはできても、絶対の到達できない数億年彼方の星のような存在ではないでしょうか。

ローズの花の香りを、忠実に香水にできたら・・・と夢を抱くことがあります。バラの花の芳香成分は500種類とも1000種類とも言われ、未だ完全な解明させできていません。仮に判明しても完全なコピーはできないとされています。

香水で、もしロースを表現しようと思えば、表現できる香りは、本物のごくごく一部なんですね。だから、世界のパフューマーはローズではない自身の芸術的なクリエーションでローズを表現するしかありません。

「ローズのお花そのものの香りの香水」を探されている方は多いのですが、残念ですが・・・・と私は考えております。



  • (2010-05-16)
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