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( 香水工場の )

香る生活


香水は生活物資ではないですが営業続行中
大震災発生以来、直接の被災地ではない東京も何かと落ち着かない日々が続いています。

会社は、計画停電と物資の入荷遅れなどで100%機能状態ではありませんが、一応通勤可能なメンバーは毎日会社にでてきて営業を続けています。

香水より生活物資へ


売り上げは3分の1、日によっては5分の1程度に。巨大災害といった緊急時は、生活必需品とは言い難い香水のようなモノより生活物資へ出費が向くことは当然です。

逆にご注文を受けて香水を出荷することに問題ないか脳裏を過ぎりました。受けたご注文が、被災地向けの食料・燃料・医薬品など生活物資の輸送を妨害しないか多くの通販会社は自粛などの措置を考慮していると思います。

東北方面はそもそも輸送ルートが遮断されており、通販会社自らの自粛という前に無条件に出荷休止のままです。

しかし、ここ数日で東北方面への補給ルートが改善されるのではないかと期待しています。改善されても食料・燃料・医薬品など生活物資の輸送が円滑になった後から、我々の物資は動き出せばいいと思います。


物資輸送のアンバランス


西日本方面は問題なさそうです。関東圏全域のミニ物資パニックの影響で、関西方面の知人や家族などに送ってもらったり関西方面から通販で買い込んだ水・トイレットペーパー・カップ麺などが大量に流れてきていますが、逆方向への輸送はそれほど逼迫していないとは、出入りの運送会社ドライバーさんの情報です。


日本を覆う自粛ムード


大被害が発生し苦しんでいる人々がいる中で商売を行うことにやや不謹慎な自覚を感じる企業人は少なくないと思います。

テレビCMの大口スポンサーである企業がおおむね全面自粛に入っているのも、一部マーケティング的な措置という意味合いがあるにせよ、そういう企業人の心理の現れではないでしょうか。


中小企業なりの役割の一つは、通常営業


当社も、営業方針を社内で話し合いました。

結論は、営業を停止することは灯の消えたような寂しさ。いいはずがありません。これから復興というときに。

厳粛な気持ちで、しかし、何事もなかったかのように平静な態度で営業を続けることも中小企業なりの社会に対する一つの役割分担ではないかという結論になりました。


最後に超個人的な心境


命がけの作業を続けてくださっている東電社員・関連会社社員、自衛隊・機動隊員のみなさま、消防署・警察のみなさま、その他文字通り生命の危険を顧みず作業してくださっている方々に感謝と敬意を感じぜずにはおれません。
(2011-03-18)
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