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( 香水工場の )

香る生活


パン工場の香りは風に乗って・・・
今日はかなりローカルな話です。小平事務所の近所には大きなパン工場があります。近くにパン屋さんがあることは、去年引っ越してきたときすぐにわかりました。

香りです。

お昼が近づくとパンを焼く香りが周辺一帯を満たします。香りは強くないのですが、安定した香り方に規模の大きいパン屋さんかと思いきや、すぐ隣のブロックに巨大なパン工場を発見。

その名は「あけぼのパン」(工場入り口の看板に刻まれた「あけぼのパン」という字体が角張った感じて素敵です)

調べるとフジパングループの系列会社さんらしい。日本製パン業界の2強といえば山崎製パンとフジパンではないかと思いますが、そんな会社さんの工場が小平の住宅街の中にドーンとあります。

住宅街に工場があると何かと反対をされる住民が多い昨今ですが、少なくともあの香りは、むしろ好まれるのではないかと感じます。

病院などではどんなによい香りでも苦痛に感じる患者さんは少なくありませんが、一般的な人でパンを焼くときのあの香ばしい香りを嫌やがる人は、今のところ出会ったことがありません。


パン工場のある街で働くのははじめてです。そして、工場併設の直売所がうれしい。文字通り給食パンを思わせる素朴な風貌のパンが並びます(そして、安い!)。学校や施設向けの給食パンのお裾分け的な販売かもしれません。

お昼時に行けば、地元の子連れお母さんたち、ご高齢の方々、配送業の運転手さんなど雑多な人々が矢継ぎ早に出入りしています。

出入りは多くても経営となると別問題、店舗を個別に設置して採算は取れるのか余計な心配をしますが、地元コミュニティーとの接点としては間違いなく機能しています。そういう意図のお店かもしれません。


パン工場の香りは風に乗って2

(2011-03-27)
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