甘い香りのクチナシ、今年も終わりかけ
東京では、甘ーい香りを漂わせていたクチナシの花がそろそろ終焉です(2017/06/30 国分)

クチナシ
(雨に打たれるクチナシ。この花は元気ですが、周囲の多くの花はすでにしおれ気味 ※2017/06/30撮影)

初夏の風物詩、クチナシの香り


クチナシは、東京でも街路樹や民家のお庭の垣根によく使われる植物です。

キンモクセイほど派手には香りませんが、道すがら香りを楽しませてくれる花の一つです。


名前の由来


花の名前は「口なし」に由来するという説があります。

果実が熟れても割れないことから「口なし」ということらしいですが、強く甘い香りを漂わせ存在感がある割りには、静かなたたずまいが「口なし」と呼ばれているのかも。

この説なら「死人に口なし」の「口なし」ですね。

お、そういえば『千と千尋』には「顔なし」という不思議なキャラがおりましたね。財力を誇示しますが、千尋の心を、ハナからつかめなかった勘違いぶりがいい味出してました。

一方、クチナシの花は、何かを誇示することもなく、香りで多くの人々の心をわしづかみしています。


英名はガーデニア


クチナシの英語名は「Gardenia(ガーデニア)」。ガーデン+ニアですよ。「お庭の愛しい花よ」と言わんばかりの愛情が感じられるネーミングですよね。

しかし、実はガーデニアは、スコットランドの自然科学者 Alexander Garden(アレクサンダー・ガーデン)氏にちなんだ名前なんです。驚きました。


コーヒーの木の仲間


ついでに驚きネタをもう一つ。クチナシは、コーヒーの木の仲間なんです。

ということでクチナシの実はコーヒーのように飲める?

コーヒーのように飲んでいる人は見たことがありませんが、漢方薬としては珍重されているんですよ。


純白がまぶしいクチナシ


純白の花びらがジューンブライドをイメージさせ、高貴さ・清潔感を感じさせる花です。

が、花が終わる頃は、全体やところどころ、茶色にくすんでしおれる様が、人と似ていて哀愁感が・・・こちらも物語性がある花ですよね。

クチナシ(違う品種のわかいいクチナシ ※2017/06/14撮影)


開花時期は、香水の売れ行きでわかる


当社スタッフの場合、実際の花の開花は、姿や香りよりも先に当社の香水「くちなし」の注文数で増加で感じます。

当社製品には、花の香水が多いのですが、多くの製品が、実際の花の開花時期に合わせて注文数が増加します。

多くは、実際の開花前から注文数が増えていきますので(不思議なことに!)、毎日の発送作業をやっているスタッフはちょうど地震の予兆を感じたナマズのように

「こりゃ、そろそろ来そうです」


今年も終わる前に・・・


今年の関東圏のクチナシは、ほぼ終焉です。

散りゆく前に、もういちどご近所のクチナシの香りを堪能されるのは、いかがでしょうか?

奇跡の香りにささやかな幸福が感じられる瞬間かも。



  • (2017-06-30)
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