<ムスクの香り#3 | ムスクの香り#1>

ムスクの香り#2
  • (2018-01-12)

石鹸の残り香 = ムスク


このムスクは、石鹸、洗剤、クリーム、香水などあらゆる化粧品・トイレタリーに使用され私たちの生活を豊かにしてきました。

たとえば、石鹸で手を洗ったあと、ほのかに暖かみのある香りを残すなどの用途にこのムスクは力を発揮します。

近年、環境問題に敏感なヨーロッパがこのムスクの自粛に動いたため世界中の先進国で自粛傾向にあります。


情報公開が少ないムスク


ムスクは香料産業とって非常に大きなテーマで微妙です。研究者の間でも合成ムスクの化学的・学術的な情報が、なかなか公開されないという嘆きが聞こえてきます。


一枚岩ではなくEUの環境政策


上で「環境問題に敏感なヨーロッパが多環ムスクの自粛に動いた」と書きましたが、もちろん、ヨーロッパも一枚岩ではなくEUの環境政策には、「環境」や「安全」という大義名分による国家間の政治闘争の側面もあります。

フランスの化粧品業界のある偉い方が小さなセミナーで言った内容は印象的でした。

「化粧品の安全性の問題は、安全性の問題ではなく、むしろ政治の問題です。化粧品産業をもたない国は『安全』を交渉に利用しているのです」

EU内の複雑さを感じました。


開発が続く合成ムスク


現在では生分解性の高い合成ムスク(「大環状ムスク」、たとえばエチレンブラシレート)がムスコンの代替成分として使用されるようになりました。

香りのパワーとしてはニトロムスクに及ばないとされますが正しい方向に向かっているように感じます。

今後さらに安全性が高く、よりムスコンに近い安全な合成ムスクが開発されていのではないかと期待しています。

ムスクの香り#5(2018-01-12)
ムスクの香り#4(2018-01-12)
ムスクの香り#3(2007-09-15)
ムスクの香り#2(2007-03-12)
ムスクの香り#1(2007-03-09)
ムスクの謎(2005-12-22)

※この記事は、2007-03-12に投稿した記事を加筆訂正して新規に投稿したものです


  • (2018-01-12)
search
mode
Blog2(72), ブルガリアンローズ(23), 花の香り(21), ローズジェル(20), moved(18), 香水セミナー(18), 人生(17), 香水ボトル(15), ベタガード(15), 白檀香水(13), メンズ香水(12), 練り香水(12), 香水ビジネス(11), 香りの話題(11), ムスク(11), モテ香水(10), 銀の抗菌防臭(10), 精油(10), 『香る生活』(10), アイテム(9), ローズウォーター(7), 香水ニュース(7), 体臭(6), ベチバー(6), スキンケア(5), お茶(4), 香りと健康(4), 企画・イベント(4), アロマテラピー(4), 調香師(パフューマー)(4), 廃盤&復刻(4), 香水の悩み(3), 使い方(3), 香水カグー(3), 香辛料(3), 感想(3), 化粧品原料(3), お客さま投書(3), コスメ名言(3), メルマガ(3), OEM(3), 安眠と香り(3), 店舗(3), 香水の販促(2), 香料(2), 動画(2), 使用期限(2), ローズ香水(2), ネイルケアこまめ(2), sns(2), スモカワ(2), ブランド(2), Amazon(2), 香水月桃(1), ユリ(1), 5月の贈り物(1), 香水「摩天楼」(1), 沈香(1), 悪臭(1), ハニーサックル(1), スリーピングミスト(1), 嗅覚(きゅうかく)(1), 検索ワード(1), スピリチュアル(1), フェロモン香水(1), プチギフト(1), シャワージェル(1), ジャスミン(1), エコ・プロジェクト(1), お酒と香水(1), マスコミ(1), モバイル(1), 香水展示会(1), 香木系の香り(1), 社内風景(1), 香水市場(1), 香水の落とし方(1), ローズの贈り物(1), 香水の取り方(1), 商品開発(1),
admin

[▲page top]