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( 香水工場の )

香る生活


キンモクセイの実と種
武蔵野を歩くシリーズ (2023/01/30)

ウスギモクセイの実( たわわに実るウスギモクセイの実、オリーブの実を思わせる色味・形状 )


日曜ウォーキング


昨日は日曜日。晴天にめぐまれて清瀬までキンモクセイを見に行きました。

正確にはキンモクセイでなくウスギモクセイなんですが、「実がなるキンモクセイ」として地元では有名です。

花ではなく今回は実と種を探しにやって来ました。


清瀬市とは?


まずは「清瀬ってどこだ?」と言う方のために、さくっと言えば、清瀬市は東京西部にある人口7万程度の市。

武蔵野らしい雑木林が点在するところ。

雑木林は年々少なくなっていますが、武蔵野らしさを感じさせてくれる土地です。

ジブリの映画『となりのトトロ』ではお母さんが入院している病院がでてきました。

あれは清瀬に多くあった結核関連の病院がモデルになった思われます(裏は取れてないが、そう思うんですよね)。

昭和初期から30年代まで清瀬は日本有数の結核療養地でした、このことでも察しがつきますが、東京でありながら空気と水がきれいな土地なんです。


清瀬の銘木ウスギモクセイ


JR武蔵野線『新秋津駅』から徒歩15分くらい、柳瀬川通りにあるとある警察駐在所の前にその銘木はあります。

住所は「清瀬市中里3丁目981」、駐在所の名称は「中里駐在所」。

ウスギモクセイは駐在所の正面にありますが、道路の路肩なのか、駐在所の土地内にあるのか、よくわかりません。

清瀬市指定の『清瀬の銘木・巨木百選 No.40』となっているので、市所有の銘木かもしれません。

曰く・・


清瀬の銘木・巨木百選 No.40
ウスギモクセイ
明治35年(1902年)に中里駐在所が設置される以前からある古木です。
花は淡黄色で、秋に長さ約2cmの楕円形の実をつけます。


清瀬の銘木・巨木百選 No.40 ウスギモクセイ( 「清瀬の銘木・巨木百選 No.40 ウスギモクセイ」 )


交通量が心配


120年です!・・これはウスギモクセイの年齢でなく、駐在所の年齢であって、この樹木、場合によっては樹齢200年や300年あるかもしれません。

手で幹を触ると経年の肌荒れみたいな感触、悲しむべきは、このへんの交通量がかなり多いということ。

キンモクセイ、ウスギモクセイは排ガスに弱いことが知られています。

本当にやや心配ですが、今後EV車が増えれば、環境はちょっとよくなるかもしれないと期待したいですね。


道ばたに落ちたウスギモクセイの実( 根元や道路などの周辺に落ちたウスギモクセイの実 )

駐在所とウスギモクセイ( 駐在所とウスギモクセイ )





(2023-01-30)
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