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( 香水工場の )

香る生活


小さなビジネスが厳しくなる時代
今日は、土曜日だし経営の話でもしようかな・・ (2023/02/25)

スモールビジネス( スモールビジネスで生き残る )


ダイバシティ


日本にはたくさんの個人経営の喫茶店やレストランがありますが、近年では大手チェーン店やフランチャイズ店に押されて数を減らしていますよね。

私は現在、東京西部の中央線沿線に住んでいますが、私が上京した頃、中央線は三鷹駅より西の方といえば、のどかな田園を走るローカル線でした.

が、今ではかなりの駅が現代的な高架駅として生まれ変わり、駅ナカに入るお店もハイカラなショップに様変わりしました。

(「ハイカラ」はもはや死語かな?)

しかし、どの駅降りても駅ナカ・駅周辺は似た大手ショップばかり・・現代的でオシャレですが、昔のバラエティさが失われたとも感じます。

どちらがよいかは個人の価値観なので人によって違うでしょう。

「バラエティ」という言葉を使いましたが、「ダイバシティ」(多様性)という言葉を使った方が今風でしょうか。

ダイバシティという点だけを見れば商店街の風景は退化の方向ですね。


米国ロードサイド


先日、米国生活を語る動画を見ていたら「ロードサイドのレストランと言えば『McDonald's』『KFC』だけ!」と嘆いているユーチューバーさんがおられました。

米国のロードサイドはおおむね大資本レストランばかりということらしいです。

多少話は盛られているのでしょうが、言いたいことには共感します。

一方日本には個人経営の喫茶店やレストランがまだまだあり、大資本のお店にしても種類は豊富です。

ただ、日本も20年後~30年後には米国みたいになるのではと空想します。

マクドナルドもケンタッキーも半世紀前には、一発奮起したオヤジたちの個人商店からはじまったわけで、それが今やグローバルな大資本企業。


パパママストアの運命


マックやKFCが創業された頃、米国にもあらゆる種類の個性的な個人経営のショップが百花繚乱していたわけですが、それが今では統廃合といういか、「パパママストア」ではやっていけない時代なんですね。

原料の大量調達、商品の大量販売、それに伴う広告や物量システム、経営権の市場化・・など現代の資本主義社会で生き残るためには大規模化するしかない。

(LVMHのようなハイブランドさんは別ですが)

社会的な規制も税制も年々厳しく、かつ複雑になっていく。

小さな量の原料を調達しようとしても、そもそも卸してくれる事業者も減少の一途、中小ショップではなかなか対応できなくなってきている現実があります。

これはレストランの話ですが、あらゆる業種が似た状況になりつつあるな~と感じます。

当社は中小企業なので、ばっちりこの問題と向き合う運命にありますが、逆に戦国時代のようなこの危機感にアドレナリンがでてくる感じ、体内に力がわきます、なんとか生き残りたいですね・・






(2023-02-25)
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