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( 香水工場の )

香る生活


国産精油と新製品プロジェクト
とりあえずはじめましょう・・ (2023/03/28)

( 和田先生の事務所で )


日本の精油


日本では精油を採取する精油ビジネスは、なかなか成立しにくい。

土地の狭さや多湿な気候という自然環境の問題も大きいし、人件費の高さゆえ精油の価格が高くなってしまう事情も大きい・・

高価な精油を流通させるだけのマーケットは育っていないし・・

日本では精油ビジネスは「構造的に厳しい~」が私の持論。

精油を仕入れるために私も国内・海外の精油蒸留所を何カ所も尋ねていき経営者さんたちと協議してきた経験がある。

この経験からすれば、日本の蒸留所(精油生産工場)さんは、多くはギリギリで経営しているか、あるいは趣味でやられている印象だった。


蒸留所が増加中


10年前、日本の精油蒸留所といえば歴史がある有名どころが数えるくらいで、蒸留所自体がそんなになかった。

しかし、過去10年で新規に立ち上げられた精油蒸留所が日本全国でタケノコのように生まれ、そういう精油所が現在力強く育ってきている。


和精油がブーム?


また、マーケットでも国産の精油を利用したいという需要が高まっている。

立ち上がってきた多数の精油蒸留所さんに呼応するかのようにマーケットも刺激を受けているのだろうか。

当社も国産で利用できる精油があれば、前向きに利用したいという気持ちは以前から強いので、このブームは歓迎だし関心がある。


ふるさと納税返礼品として人気


当社がお取引しているある精油所さんから聞いた話ですが、地産の精油が「ふるさと納税」の返礼品として人気だとか。

その精油所さんだけでなく日本全国の自治体にて精油やそれを使った製品が続々として返礼品になっている模様。

そんな商品で日本の精油を体験する人が増え、和精油への関心を高めるキッカケになっているのかもしれない。


和田先生


ということで友人である和田先生に昨日会いに行った。

フレグランスジャーナル社『日本産精油のはじめ方』(2021/12/25)の著者の一人。

( 雑誌では珍しく増刷を重ねているフレグランスジャーナル社『日本産精油のはじめ方』 )

和田先生は取材を通して数多くの精油蒸留所さんとのパイプが強い。

また病院での芳香療法(アロマセラピー)を実際に施術・指導されている方なので、その実践体験は精油に関する相談の際はとってもありがたい存在。


和精油プロジェクトのスタート


昨日のミーティングは、和精油で何かおもしろい製品を立ち上げることがテーマ。

当社製品を製造してくれているベアブロッサムと和田先生、そして当社の3者共同で新規製品の試作をはじめることになった。

どんな製品を出せば、みなさまに喜ばれるのか?・・進捗はこのブログでときどき報告していきたい。






(2023-03-28)
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