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( 香水工場の )

香る生活


ブルガリア大使館の「ばらの祭り」2006
街のあちこちでバラが咲いている季節ですね。

民家の玄関や塀からはみ出して咲いているバラのあまりの見事さや雨に打たれる姿の瑞々しさに寄っていき香りを確かめたくなりますが、怪しい行動なので遠慮しています。

昨日は、原宿・渋谷の代々木公園の裏手にあるブルガリア大使館で「ばらの祭り」に参加しました。

本国の「ローズフェスティバル」(Rose Festival, The Festival of the Roses in Kazanlak/Kazanluk, Bulgaria)に先だってこの時期に毎年開催されているそうです。おもしろいことにブルガリア大使館主催ではなく「飲む香水」のソフィア・エコ・プラン社が主催しており内容は「チャリティイベント」になっています。

チャリティなので参加費用はまるまるブルガリアにある子供達の施設に寄付されるということですが、充分に楽しめる料理とコンサートが堪能できて主催者にも申し訳ないのですが「予想以上」に楽しいレセプションでした。


ブルガリア大使館 ローズダマセナ
※さりげなく芳香の強いローズダマセナが差してありました。


厳かな雰囲気でドレスアップが要求されるパーティやイベントが苦手な私としては案外気楽に楽しめます。

それなりの身なりの方もおられましたが、ヨレたジャケットの私でもそれほど場違いな雰囲気は出していなかったようです。

パーティはやはり食べることですよね。ブルガリア料理には期待を寄せていました。

なんといっても農業国ですから。ロシアからウクライナあたりは、とくにかくジャガイモが美味いんですが生まれて初めて食するブルガリア料理にも期待度が高まります。

そこに出されているものが本当にブルガリア料理なのかどうかは明るくありませんが、野菜や豆、香辛料が多用された肉料理はトルコ料理にも似てどれも美味。

サワークリームやチーズもおいしい。ヨーグルトは「明治ブルガリアヨーグルト」(明治乳業はスポンサーさんの一つなのですから当然ですね)。もちろんおいしいのですが日常的なのでここでは手をつけませんでした。

料理を堪能できればあとは知り合いに2、3あいさつを交わして帰る予定でしたが、予想外に楽しかったモノが出し物のブルガリアダンス。

農業国にしてはかなり異様なダンスを拝見。ハイテンポのまま集団でフリを揃えるダンスは相当ハード。

ブロードウェイのラインダンスのようでもありながらラインダンスとは比較にならないほど機敏で精緻な動きの連続には驚くばかり。母のフラダンスを知っている私としては腰を抜かしそうです。

コサックダンスのようにアクロバット的な動作があるかと思えば、宙に舞い踊り続ける姿はスコットランドのハイランド・ダンス(美しすぎる)を彷彿させます。

モハメド・アリの「蝶のように舞い、蜂のように刺す(Float like a butterfly, sting like a bee)」を思い出すのはかなり飛躍しすぎではありますが。

余計ですが民族衣装を着てあえてローカルなダンスにするよりはもっと動きやすい衣装で全世界に通用する現代ダンスとしてアレンジしても美しいかもしれないと一人悦に入っておりました。

ブルガリア大使館 ローズばら祭り
※かなりのスピード感。足技はカンフー並み


ブルガリア大使館 ローズばら祭り
※フラッシュを焚かないのでピンボケ。宙に舞ったまま手を振る動作は見物です。シャカシャカ鳴る衣装に付けた無数のコインもグッド。



※このダンスチームのウェブサイトを発見しましたのでご紹介:
ブルガリアン フォーク アーツ

(2006-05-28)
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