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( 香水工場の )

香る生活


香水ビジネス4、笑える香水

ブルーチーズ香水


海外で「Eau de Stilton」(オード・デ・スティルトン)という香水が今年リリースされました。

スティルトンとは、イギリスのとある街の名前でブルー(青カビ)チーズの有名な産地です。

スティルトンがそのままその地方のブルーチーズを指しますが、スティルトンは世界三大ブルーチーズ(青カビチーズ)の一つだそうです。

そんな青カビチーズに香水バージョンができました(スティルトンの製造業者団体が香水メーカーに製造委託)。

場合によって「履いた靴下のような匂い」と言われるブルーチーズ。

このニュースに接した人は「え?どんな香水だろうか?」と少なからず心中、感じると思います。

私は購入する気はありませんが、予想するにかなりよい香りだと思います。ブルーチーズの何か成分を気持ち使用している程度で、ブルーチーズとはそれほど関連性はないと予想されます。


サプライズ香水、目的は"話題性"


実は、この手のサプライズ香水は、ニュースの表舞台には登場しにくいのですが世界中でかなり出ているでしょう。

当社の場合「くさや」のオードトワレをリリースしたことがあります。これは当社自ら開発したというよりクライアントさんあっての案件でしたが、話題性はありました。

ここがミソです。「話題性がある」


日本のサプライズ香水


香水ではありませんが、去年「大阪のオバチャンの厚化粧の香り」、「北新地ママのうなじの香り」という缶詰めが発売されました。

1滴で周囲は大パニック「うんち香水」というのもあります。

香水を含め様々な産業のメーカーが、消費者にとって「なんでこんなものを?」と思えるようなものを出し続けます。

笑えますが、実はかなりオーソドックスな手法。メジャーブランドに対抗する一瞬の輝きとでもいったらようでしょうか。

笑える香水は、必ずしも売れることを想定していないものが多いでしょう。





(2006-09-25)
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