ボローニャ・コスモプロフ2007 レポート4(ファイン・フレグランシーズ&コスメティックス社)
連休の前半ブロックが終了しました。きょうはお仕事の方も多いのではないでしょうか。次の連休ブロックまでパワーいっぱいに働きましょう。

さて、Fine Fragrances & Cosmetics Ltd.(ファイン・フレグランシーズ&コスメティックス)社は、1982年にイギリスで創業したフレグランスとコスメの会社さんです。15以上のブランドを展開し、ハロッズのような高級デパートから日常品販売のドラッグストアまで幅広い守備範囲が特徴です。

日本ではおそらく「Taylor of London(テイラー・オブ・ロンドン)」シリーズにファンが多いのではないでしょうか。Taylor of Londonというブランド自体は、1887年から存在する由緒あるブランドです。Taylor of Londonのラインには下記の4シリーズがあります。

・Lily of the Valley(ミュゲ)
・Freesia(フリージア)
・Rose(ローズ)
・Lavender(ラベンダー)

フリージアの香りを探している方って、非常に多いんですが、日本にも Taylor of London のフリージアを愛用されている方もおられるかもしれません。上記4種類のそれぞれに、オードトワレだけでなく、ソープ、ボディスプレー、ルームフレグランス、パウダー、ローション、クリームなど10種類程度の関連商品で構成されています。

・Perfumed Drawer Liners
・Luxury Perfumed Soap
・Luxury Talcum Powder
・Ice Cologne Stick
・EDT Spray 50ml
・Luxury Shower Gelee
・Bath Soak with Essential Oils
・Conditioning Hand & Nail Cream
・Moisturising Body Lotion
・Room Fragrance Spray
・Body Spray

メーカーである私には、これだけのラインを整備することの困難さは肌身にしみてわかります。商品の種類を2倍にしたら売上げは2倍になりませんが、開発費・製造コスト・労力までふくめたトータルコストは4倍くらいかかります。利益率を最大にしたいなら「単品勝負」したいのが我らメーカーサイドの本音であることを考えるとたいしたものです。

コスモプロフ展示会では、Taylor of Londonの新シリーズ「Teaシリーズ」のモックアップ(試作品)が展示してありました。「グリーンティー」や「チャイ」などそのままズバリのネーミングとヨーロッパの香水にしては非常に穏やかな香調は日本人には好まれる香りではないかと感じました。ようやくヨーロッパのメーカーさんも自分たちの香水が強すぎることを感じ始めているのでは、と勝手に空想しました。

Teaシリーズにカメラを向けると、対応いただいたマネージャーさんにニッコリ「今日のことろはやめて」と手を入れられました。よく見るとモックアップは自分たちでハサミを入れて作った手作り感あふれる品。香りのコンセプトは一応完成しているもののグローバルなマーケティングと各国の法規制対応などあり、リリースは、この秋くらいになるかもとかなり先の話でした。

なお、日本ではFine Fragrances & Cosmetics社の数多いブランドの中で、メンズフレグランス・ブランド「Van Gils」(ヴァンギルス)がフォルテさんによって正規輸入されていますが、「Van Gils」の比較的最近の新作(Van Gils His Aura & Her Aura)は濃厚でなかなかの出来映えでした。日本に上陸する日も近いかもしれません。






  • (2007-05-01)
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