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( 香水工場の )

香る生活


コスモプロフ10(プライス事情)
連載してきたレポートもいよいよ終わりに近づいてきました。きょうは身近な展示会のプライス事情。

ボローニャはイタリア北東部に位置する都市です。

ヨーロッパ最古の大学があったことでもわかるように古い街並みを残した伝統と歴史の街ですが、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノという偉大な大都市が点在するイタリアにあって、ボローニャはその実力ほどには注目度がないように感じられます。

しかし、北イタリアと中部イタリア(フィレンツェなど)、南イタリア(ローマなど)を結ぶ交通の要衝として栄えてきた歴史があるし、現在でも高速鉄道・高速道路の一大クロスロードになっているため、ここに大がかりなトレードセンターが作られたのは納得です。

トレードセンターの名前は、BOLOGNA FIERE(Bologna Fair ground)

街の中心部からバスで20分、街の玄関口イタリア国鉄(トレニイタリア)の駅から10分。1ユーロで行けるのは有り難かったのですが、コスモプロフの入場料は一日4,000円。

日本の展示会ならたいてい1,000円程度で、だいたい誰か招待券をもっているので展示会は「フリー」という意識が染みついているのか、この4,000円x3日分を払いたくなくて「割引券はない?」と窓口で粘ってみましたが無駄でした。

ボローニャの展示会に行くのだからボローニア市内のホテルを予約予定でしたが、1ヶ月くらい前にホテルを探し始めると閑散期なら1〜2万円程度の三ツ星ホテルでも1泊5〜7万円。

トレードショーのときだけプライスが跳ね上がるそうです。市場原理とはいえ驚く格差。ボローニアを断念しフィレンツェでホテルをとりました。

フィレンツェからイタリア国鉄で1時間、片道1,500円。毎日フィレンツェとボローニャの往復という通勤の手間を考えても、とっても得した気分です。

現在1ユーロ160円。ユーロは対ドル・対円で非常に強くなっており、現地ではなんでも高めに感じます。スーパーでビールやパンや食料品などのプライスを見れば、1ユーロ100円くらいなら日本の物価と似ている印象がありますが、何を買うにもこたえました。

(2007-05-09)
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