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( 香水工場の )

香る生活


日本の精油、カミツレ(カモミール)

香料用ハーブ栽培の実情


日本では、香料を目的とした商業用ハーブ類の栽培は盛んではありません(食用ハーブは盛んです)。

(1) 人件費の問題
(2) 手間暇がかかる(ハーブ栽培は、プランテーション型・労働集約型)
(3) 気候の問題(雨・湿度が多い。ハーブは乾燥を好むものが比較的多い)

ローズオイルも採れませんし、ラベンダーは花畑はありますが、主に観光用でラベンダーオイルの生産となると商業的に成立しません。


大垣市薬草組合のカモミール


そんな中で大垣市薬草組合は20年前からカミツレ(カモミール)の収穫を行っています。

菊を思わせるカモミールは薬草的な香りと雰囲気がたっぷり。香料用植物の栽培が、商業的に維持されている少ないケースとして注目されています。

今年もカミツレの収穫期に入りました

大垣市薬草組合のカモミールは、全量取引先に送られ、そこで化粧品やサプリメント、フレグランスなどに加工されるそうです。


日本の香料植物


日本で栽培され香料(食品・フレグランス用問わず)が採取されているハーブには、次のようなものがあります:

・シソ(紫蘇)
・ハッカ(薄荷)
・ショウガ(生姜)
・柚子(ゆず)
・ヒバ
・ヒノキ(檜)
・ラベンダー
・月桃
・カミツレ(カモミール)

これらの多くは、主に水蒸気蒸留法という方法で精油が採取されています。



日本で生産されている精油


上で「日本では香料用のハーブ栽培は商業的に成立しにくい」と書きましたが、一方で、ハーブ園やハーブ畑は日本中にあり、精油を生産しているところもそれなりにあります。

日本で生産されている精油のいくつかをピックアップして記事にしてみました:






(2007-05-20)
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