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( 香水工場の )

香る生活


生花取引所の香りの花 #2
本来、花の香りは、人がもっとも重視する要素でありながら、お花屋さんで最初に訴えるのは、やはり「見た目」(ビジュアル)。

そして、その花を買うかどうかの決定打は、そのビジュアルにプラスして「日持ち」。

ヨーロッパ人は、プレゼントしたとき、彼女がうれしさで心を揺らす瞬間の感動を重視する人が多いので、日持ちは気にしない方も少なくありません。

極端な話、翌朝はしおれていても構わない。レストランの食事と同じでその一瞬の感動が大切なようです。

一方、日本では「日持ち」は最重要テーマ。女性の方や奥様方が自分のために購入ケースが多く、そのため長く楽しめることが重要になります。

文化の違いですね。

余談ですが、中国では生花を楽しむという習慣は薄いようです。

数年前、友達の結婚式に呼ばれて天津(北京から電車で数時間)に行った際、新郎新婦に花束を贈ろうと町中のお店を歩き回りました。

が、お花屋さんはありませんでした。現地のお店に聞くと花は造花しかないとのこと。この一例をもって中国の生花文化を語るのは早ガッテンというか勘違い気味ですが、そういう体験をしました。

花にとって「日持ち」と「香り」は相反する機能のようで、香りがよいと、その切り花は一般に早く萎れます。

ビジュアルと芳香を両立できないか?・・・これが大田花きさんの芳香花プロジェクトです。

続く・・・

生花取引所の香りの花 #3
生花取引所の香りの花 #2
生花取引所の香りの花 #1


(2007-07-13)
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