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( 香水工場の )

香る生活


恐怖の喫煙室
愛煙家には厳しい時代が来ています。多くの人が禁煙に移行中ですが、喫煙家がいったん禁煙家になると、ここが重要ですが「嫌煙家」に変身することです。たんに自分が吸わなくなるだけでなく喫煙している人を憎む傾向にあります。

昨日、取引先との打ち合わせで東京駅へ。先方が新幹線の時間を待っている合間にコーヒーショップで打ち合わせをしました。先方は3名、相当の愛煙家さん達です。おそらくニコチン依存症? 私はタバコを吸いません。さらに今回のプロジェクトの関係者がもう一人。彼はタバコを憎む男。仮にZ氏としましょう。

私の趣味から言えば、完全に禁煙となっているスターバックスなどは理想的なコーヒー空間ですが、相手がタバコ派なら多少は譲る方です。一方、先方は人類はすべてデフォルトで愛煙家だと信じているのか「タバコは大丈夫ですか?」という質問さえないままある喫茶店に連れて行かれました。慣れているところをみるとよく利用している茶店でしょう。

この茶店は分煙方式で、ガラズ張りのかすむお部屋の中にはたくさんの愛煙家達がたむろしていました。昔の映画「カサブランカ」の酒場のようにモクモクです。タバコを吸わない人間にとって中途半端な分煙ほど神経を逆なでするモノはないのですが、今回はある程度しっかりした分煙です。が、皮肉にも「しっかりした煙の部屋」に通されました。密封性が良い分、目に染み入る煙さです。

Z氏の態度が変です。いつもはほがらかで話し好きの人ですが、若干うつむき加減で言葉数が少ない。口を開けば言葉の端々にトゲが感じられます。取引先もわかるのか話は盛り上がることもなく一応事実関係の確認だけ済ませ、早々にお開きとなりました。

Z氏も今まで先方のタバコには我慢してきて顔にも態度にも出しませんでしたが、今回はついに堪忍袋の緒が切れたようです。彼の場合、普段穏和なだけに怒り出すとネチネチと長く口も汚くなるので、次回喫茶店で打ち合わせはワクワク。次回の打ち合わせが楽しみです。
(2008-03-07)
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