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( 香水工場の )

香る生活


富裕層ビジネスがやってくる
ヨーロッパには「プライベートバンキング」と呼ばれるサービスがあります。

プライベートバンキングは、ヨーロッパが貴族社会だった頃から存在する伝統のサービスだそうで、特にスイスのプライベートバンキングは有名です。プライベートバンキング専門の銀行が多数存在するようです。

プライベートバンキングとは、銀行から専任のバンキング担当者が付き、顧客ごとに資産運用を手厚くサポートするというものです。

中には子供の教育、法律相談、訴訟などビジネスと家族生活全般のコンシェルジュ的なサービスまでしてくれるものらしいです。

が、おそらくその最大級のキモは、他国なら脱税行為やマネーロンダリングと判断されかねない取引や送金を合法的にしてしまう絶妙な「総合節税対策」にあるのかな?とプライベートバンキングとは無縁の庶民である私は勝手に空想しています。

日本のIT長者もハリウッドのスターもアラブの石油王たちも、世界中の富裕なセレブたちがこぞってスイスに口座を作りたがる現象を見ると限りなくスイスのプライベートバンキングは奥が深そうです。

こういうセレブな方々の預金は10億円や100億円単位でしょうから、こういう富裕層を顧客に持つことができれば、老舗百貨店の外商部門も腰を抜かす超魅惑的なビジネスワールドになるに違いありません。

日本の大手都銀さんも、規模こそ違いますが、プライベートバンキングサービスを展開・充実し始めているということです。

プライベートバンキングは、富裕層ビジネスが盛り上がっているという世情の一例としてあげさせていただきました。


世の中が「フユーソー」と「ヒンコンソー」に2極化する中、日本では富裕層ビジネスに向かう企業さんが増えていることは周知の通りです。

近年では特にお隣の中国に突然、日本の人口に匹敵する数の富裕層が出現し、大変な盛り上がりを見せている模様です。中国の富裕層は比較的日本製品によいイメージを持っているとのことで「Made in Japan」は高く売れます。

これは日本企業にとってまたとないチャンスです。

その余波は当社のような東京近郊の中小企業にまでお声をかけていただく状況で、電話やダイレクトメールが舞い込むようになったのはこの一年くらいです。

「中国の富裕層向けのショッピングモールを立ち上げます。ご興味ありますか?」

「中国の富裕層を狙ったテレビショッピング向け商材を捜しています。ご興味ありますか?」

などなど。

当社は「フユーソー」かどうかは関心がなく、どちらかと言うと「ニンソー」のよい人々とのお取引を伸ばしたいと考えています。



(2008-09-17)
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