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( 香水工場の )

香る生活


イベントでがっちり?
昨日は、関係者(主催者もゲストも)みんなが気軽に楽しむためのイベント(バラの香り作りイベント)のお話をさせていただきました。

今日は、余談ですが、私たちのお気軽イベントとは違った実ビジネスのイベントのお話です。

こういうリアルなイベントもあるんですね・・・

大きなイベントには大きなカネが動きます。一般人を動員するイベントならとにかく数十万人も集める巨大な集客力がモノをいいますが、富裕層のイベントなら小規模でもリアルなビジネスになります。

商売上のお付き合いでたまたま知り合った宝石商さんの話です。

いえいえ、ちゃんとした宝石商さんですよ。銀座にお店を構えておられます。

プロの職人さんやジュエリーデザイナーを抱えるジュエリー工房を何十年も運営されている事実から考えても、しっかりしたブランドさんでなければできないことです。

この会社さんでは、銀座を闊歩している不特定多数のお客様向けジャンルのジュエリーは取り扱わず、ほぼ完全に固定客が相手です。

お店には看板も表札もなく、知っている人しか来店しません。

彼らのビジネススタイルは固定客と数十年もお付き合いをするというもの。掛かり付けのお医者さんスタイルです。金具などの修理もしてくれるし、タンスの奥で眠っている古い石(高価なモノも多いです)を削って磨いて最新のカットやデザインで仕立て直すこともしてくれます。

工房であることの強みです。

曰く、新しいジュエリーを販売する際の最大のプロモーションが「イベント」。

イベントは、彼らのコトバでは「催事」(さいじ)と呼ばれます。文字通り特別な催しもの。催しごと。新作発表会などの展示即売会。

お話を伺うにマーケティングスタイルは「イベント・ドリブン」(イベント主導型の、イベント起動型の)と呼べるほどイベント重視だと感心しました。メジャーな会場、セレブな施設から地方のさまざま施設まで年間のイベントがびっちりスケジューリングされています。

一度の催事で数千万円から、どうかすると数億の売上も、というお話です。

・・・なるほど、イベントとはそういうこのか、と神妙に感心しました。

まあ、銀座で、看板や暖簾が下げられていないお店に出入りする人々の世界ですから、そういうこともアリなんでしょうね。

(2008-10-16)
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