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( 香水工場の )

香る生活


納豆とちびまる子ちゃん
先々々々週だったか、日曜日の夕方、ほろ酔い気分でビールを飲んでいました。たまたま付いているテレビで『ちびまる子』が放送されていました。まる子が自分の納豆を、そっとおねえちゃんの方へ押しやる場面がでてきました。

「今明かされる、まる子の秘密を発見!」した思いでした。(ちびまる子ファンには常識らしいです)。

昔、九州では納豆を食べる習慣がありませんでした。テレビでは「納豆」なる食品が普通にでていてどんな食べ物だろうと子供心に空想していましたが、納豆メーカーさんの熱烈な営業活動の賜物か、中学の頃には九州でも普及の兆しが見えついに対面。朝の食卓に納豆が置いてあったのです。

生まれて初めて口に入れた瞬間の第一声は、これです(実話ですよ)。

「これ、腐っとる!」

母親の言葉は無関心無機的で印象的でした。
(彼女は昔から納豆を知っていたに違いない)

「そんな食べ物なんだよ」

今では納豆は好物の一つ。チーズと同じで旨いものは、やはり「クサい発酵食品」に限ります。

納豆を受け付けない人も少なくありません。

質問すると(1)あのネバネバ。か、(2)あの匂い。か、(3)ネバネバ+匂いのダブル効果に耐えられないとのこと。まさに「糸を引くクサさ」に背筋を凍らせる人も少なくないかもしれません。

しかし、チーズ文化をトコトン育んでいるフランス人なら納豆の強烈なファンになる可能性があると思います。クサヤでもいいのですが。もしも自分が納豆製造の家に生まていたなら、今頃はフランスに納豆製造工場を建てる夢を抱いて奔走していたかもしれません。

まあ、しかし、クサい発酵食品については、これは追求していくと危ないです。発酵食品と汚物の境目は限りなく怪しくなっていきますので。これくらいで。

まる子ちゃんが納豆を嫌うのは、子供の自然で正常な感覚かもしれませんね。誰かの本(「エミール」なんとかいう本)によると子供は果物や甘いものを好む生き物と書かれていたような記憶が・・・。


(2009-01-07)
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