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( 香水工場の )

香る生活


病気の匂い、心の病さえ体臭にでる#1
健康はすべての基本。体臭の美しさも健康から
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このブログでは健康と香り・匂い・体臭に関するトピックも取り上げています。健康に関する香り・匂いで記憶に残るのものの一つが病院です。様々な香り・匂いの発生地帯です。

昔、闘病生活中の祖母を見舞ったとき病室入る瞬間に感じた匂いは独特でした。病院の薬品臭や消毒剤の匂いとは別の匂いで言葉にできないもどかしさを伴う匂いです。

病気で体臭が変化することはたびたび触れています。甘酢っぱい匂いの糖尿病、魚臭さを伴う腎臓病、肝臓障害には硫黄のような匂いが伴いがちと言われます。私自身はそれほど体験していませんが、看護婦さんやお医者さんのお話ではいろいろあります。

関節炎や痛風、どうかすると貧血でさえ体臭が変化すると言います。だいたいは、腐敗臭やアンモニア臭、あるいは「甘酸っぱい臭さ」。この「甘酸っぱさ」はもちろんフルーツの瑞々しい香りを指しているのではなく、熟れすぎ腐敗しかけた匂いです。

ガンの匂いを嗅ぎ分ける犬の話は何度かしましたが、もちろん人間もできます。犬ほど優れていないものの様々な病気を当てることができます。かなり初期のガンでも匂いで発病を感じるとができる調香師さんもおられますが、ガン以外にも様々な病気や体調が読み取られます。

病気の匂いは、だいたいどれもつらい匂いです。

反面、健康な肉体に宿る匂いの健やかさやセクシーさは、多くの人の心と記憶を刺激します。映画『パフューム』は究極の香りを求める天才調香師の姿を描いた猟奇殺人サスペンスですが、ロマンティックなはずの香水が人間の本質に関わる部分ではリアルで共感できます。

その天才調香師が「究極の香り」として行き着く先が「若い娘の肌の匂い」というストーリーが展開されてました。異論もあると思いますが、健康な肌から立ち上る匂いはどんな香水よりも優れています。『パフューム』の天才調香師・グルヌイユを恍惚とさせるだけのことはあります。

こうやって考えると、地上最良の香水とは、実は「健康」であることかもしれません。

ところで体臭に影響を与える健康には心の病も関係することが知られています。

続く・・・
(2009-04-23)
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