( 香水工場の )
香る生活
8回目のメールアドレス変更
通販用のメールアドレスが変更されます。本当は変更したくないのですが、ランサムウェアの増加で渋々変更することになりました(2016/07/10)
※メールって便利ですね。ただ、世界を繋げてくれる一方、悪用するも人も
会社の通販用メールアドレスに、いつの日からか(今年の2月から3月くらいでしょうか?)、急激にスパムメールが増えてきました。
たんなるスパムではなく、ランサムウェアが含まれるスパムメールです。
このウイルスは「身代金型ウイルス」と呼ばれます。感染するとPCやネットワークの共有ファイルなどに強固な暗号化をかけて身代金(ランサム、Ransom)を要求するという類いの嫌らしいソフトウェアです。
今年2月、ロサンゼルスの病院「Hollywood Presbyterian Medical Center」が被害に遭い身代金を支払ったことが、いろいろなメディアに取り上げられて有名になりました。
病院業務がストップし、人命に関わる事態となりました。企業のシステム担当者や経営者たちはこのニュースで、大いに震え上がったと思います。私もショックでした。
この事件では、身代金の支払いにより解読コードが送られ、無事データが復元されましたが、支払っても解読コードが送られてくるとは限らないとのことです。
今回、長期間にわたり送られてくるこの種のメールのタイトルは、当社の場合、下記のようなものです:
・Financial report
・Final version of the report
・Documents copies
・Corresponding Invoice
・Payment
・report
・RE:my photos
・new invoice
・Requested document
・Scanned image
・Updated
・Thank you!
・RE:
・Weekly report
・FW: fixed asset
・Business Analysis
・bank account report
・company database
・attached
・scanned
・Bank account record
「支払い」や「財務状況」など多くの人にとってもちょっと興味ありそうなタイトルばかりです。
たとえば「依頼されたドキュメント」などは、もしなんらかの事情で実際に誰かに依頼していて、こんなタイトルでメールが来れば、反射的に添付ファイルをダブルクリックしそうで、とても危険です。
当社では通販用のメールアドレスは、ネットなどで外部公開しています。公開メールアドレスをプログラムで収集している業者もいるくらいですから、いずれはスパムメールまみれになるものとあきらめ、メールアドレスに番号を振り当てて変更することにしています。
現在のアドレスは、
sales07@azaban.com (スパム防止のためあえて全角・半角を織り交ぜています)
この中の「07」が、変更するたびに番号が上がる規則になっています。つまり、現在は7回目のアドレスです。次回は8回目の変更で、下記のようになります。
sales08@azaban.com
今回「8」になることで、個人的にはややうれしいことも事実です。私も人並みに「末広がりの8」には何か幸運を感じるからです。
とはいえ「7」はラッキーセブンと言われるくらいで、これも好みでしたし、ラッキーエイト「8」の次に来る「9」は、日本では忌み嫌われがちですが、昔の会社の同僚から「9」は縁起がよいと聞いて以来、私もすっかり好きになりました。
この同僚は香港の人間で、自分の内線番号になんとしても「9」が入っている番号にして欲しいと意地になっていたので、なぜだろうと思っていました。中国では「9」も縁起がいいんですね。
会社のメールアドレスを変更するとお客様への通知とともに「アドレスの変更をお願いします」といったアナウンスをされる会社さんもありますが、こういうメールが多くなるとお客様も大変なので、当社では通知はしません。
お客様がとくに気にせずになるべく自動的に新アドレスへの移行や転送がされるよう工夫したいと思います。現状、8月から新アドレスにひそかに移行致します。
「7」はこれまで2年ほど使用したと思います。ラッキーセブン様、2年間、ありがとうございました。
今回、当社のメールアドレス移行は、ランサムウェアの増加が直接的な原因ですが、いったいどんな人がランサムウェアを流しているのか、ネットで方々検索して調べましたが、わかりませんでした。
ぼんやり推測できたことは、アングラ・マーケットでランサムウェアのツールキットのようなものを販売している人々、もしくは犯罪者集団や組織、場合によっては政府系機関などが存在し、アフィリエイトを募って、世界中に悪意のあるソフトを拡散させようとしているらしいとの構図です。
自分たちが直接手を染めないことで捜査から逃れる仕組みのようです。よって、特定の企業や組織を狙った標的型でなく、不特定多数の企業や個人に大量かつ広範囲に送りつけられるウイルスソフトは、一般にハッキングレベルが低い子供達や素人レベルの人々が多いのかもしれません。
お小遣い稼ぎやスリルを楽しんでいる人々ではないかと感じています。
しかし、そういう初歩的な攻撃でさえ完全な対策方法もなければ、防止策もないといったもどかしさが、何とも苦しいところです。
(2016-07-10)
※メールって便利ですね。ただ、世界を繋げてくれる一方、悪用するも人も
煩わしいだけでなく危険なスパムメール
会社の通販用メールアドレスに、いつの日からか(今年の2月から3月くらいでしょうか?)、急激にスパムメールが増えてきました。
たんなるスパムではなく、ランサムウェアが含まれるスパムメールです。
このウイルスは「身代金型ウイルス」と呼ばれます。感染するとPCやネットワークの共有ファイルなどに強固な暗号化をかけて身代金(ランサム、Ransom)を要求するという類いの嫌らしいソフトウェアです。
今年2月、ロサンゼルスの病院「Hollywood Presbyterian Medical Center」が被害に遭い身代金を支払ったことが、いろいろなメディアに取り上げられて有名になりました。
病院業務がストップし、人命に関わる事態となりました。企業のシステム担当者や経営者たちはこのニュースで、大いに震え上がったと思います。私もショックでした。
この事件では、身代金の支払いにより解読コードが送られ、無事データが復元されましたが、支払っても解読コードが送られてくるとは限らないとのことです。
特徴的なタイトル
今回、長期間にわたり送られてくるこの種のメールのタイトルは、当社の場合、下記のようなものです:
・Financial report
・Final version of the report
・Documents copies
・Corresponding Invoice
・Payment
・report
・RE:my photos
・new invoice
・Requested document
・Scanned image
・Updated
・Thank you!
・RE:
・Weekly report
・FW: fixed asset
・Business Analysis
・bank account report
・company database
・attached
・scanned
・Bank account record
「支払い」や「財務状況」など多くの人にとってもちょっと興味ありそうなタイトルばかりです。
たとえば「依頼されたドキュメント」などは、もしなんらかの事情で実際に誰かに依頼していて、こんなタイトルでメールが来れば、反射的に添付ファイルをダブルクリックしそうで、とても危険です。
8回目のメールアドレス
当社では通販用のメールアドレスは、ネットなどで外部公開しています。公開メールアドレスをプログラムで収集している業者もいるくらいですから、いずれはスパムメールまみれになるものとあきらめ、メールアドレスに番号を振り当てて変更することにしています。
現在のアドレスは、
sales07@azaban.com (スパム防止のためあえて全角・半角を織り交ぜています)
この中の「07」が、変更するたびに番号が上がる規則になっています。つまり、現在は7回目のアドレスです。次回は8回目の変更で、下記のようになります。
sales08@azaban.com
さらば「7」、こんにちは「8」
今回「8」になることで、個人的にはややうれしいことも事実です。私も人並みに「末広がりの8」には何か幸運を感じるからです。
とはいえ「7」はラッキーセブンと言われるくらいで、これも好みでしたし、ラッキーエイト「8」の次に来る「9」は、日本では忌み嫌われがちですが、昔の会社の同僚から「9」は縁起がよいと聞いて以来、私もすっかり好きになりました。
この同僚は香港の人間で、自分の内線番号になんとしても「9」が入っている番号にして欲しいと意地になっていたので、なぜだろうと思っていました。中国では「9」も縁起がいいんですね。
お客様には特別なアクションは不要です
会社のメールアドレスを変更するとお客様への通知とともに「アドレスの変更をお願いします」といったアナウンスをされる会社さんもありますが、こういうメールが多くなるとお客様も大変なので、当社では通知はしません。
お客様がとくに気にせずになるべく自動的に新アドレスへの移行や転送がされるよう工夫したいと思います。現状、8月から新アドレスにひそかに移行致します。
「7」はこれまで2年ほど使用したと思います。ラッキーセブン様、2年間、ありがとうございました。
それにしても、ランサムウェアを流す人は誰?
今回、当社のメールアドレス移行は、ランサムウェアの増加が直接的な原因ですが、いったいどんな人がランサムウェアを流しているのか、ネットで方々検索して調べましたが、わかりませんでした。
ぼんやり推測できたことは、アングラ・マーケットでランサムウェアのツールキットのようなものを販売している人々、もしくは犯罪者集団や組織、場合によっては政府系機関などが存在し、アフィリエイトを募って、世界中に悪意のあるソフトを拡散させようとしているらしいとの構図です。
自分たちが直接手を染めないことで捜査から逃れる仕組みのようです。よって、特定の企業や組織を狙った標的型でなく、不特定多数の企業や個人に大量かつ広範囲に送りつけられるウイルスソフトは、一般にハッキングレベルが低い子供達や素人レベルの人々が多いのかもしれません。
お小遣い稼ぎやスリルを楽しんでいる人々ではないかと感じています。
しかし、そういう初歩的な攻撃でさえ完全な対策方法もなければ、防止策もないといったもどかしさが、何とも苦しいところです。
(2016-07-10)
( 香水工場の )
香る生活
20周年を迎えました
武蔵野ワークスは、おかげさまで今年創業20周年。特別な催しなどは計画していませんが、記念の年として何かささやかな企画を10月から実施したいと思案中です(2016/07/01)
※20年か・・・
まずは当社の歴史を振り返るページを作成してみました。
20周年ページ(武蔵野ワークスの歩み・歴史)
「20周年ページ」では、みなさまの当社や当社製品に関する思い出やエピソードを募集しています。
ぜひお寄せ下さい!
採用させていただいた方には「20周年ページ」にてご紹介させていただき、お礼としてAmazonギフトカード(1,000円)を進呈いたします。
(2016-07-01)
※20年か・・・
これまでの歩みを振り返る
まずは当社の歴史を振り返るページを作成してみました。
20周年ページ(武蔵野ワークスの歩み・歴史)
読者のみなさまへにお願い
「20周年ページ」では、みなさまの当社や当社製品に関する思い出やエピソードを募集しています。
ぜひお寄せ下さい!
採用させていただいた方には「20周年ページ」にてご紹介させていただき、お礼としてAmazonギフトカード(1,000円)を進呈いたします。
(2016-07-01)
( 香水工場の )
香る生活
調香師になりたい(リアルな方法)
「パフューマーになりたい」という相談 (2016/06/07)
当社が開催している調香セミナーでの話。
セミナーでは、実習タイムになると私とアシスタントが受講者の席を回ります。
その場で質問を受けたり、香水の出来映えを拝見します。
ある女性の席に来たとき「調香師になりたいのですが、どうしたらいいですか?」と質問されました。
(実習とは無関係な話、唐突な質問だな~と思いましたが・・)
実習中に返答するには一言で返せないテーマ、言葉に詰まりました。
その方は大学生で現在、就活されている模様です。
しかし、パフューマーは狭き門。
パフューマーになることが困難という意味でなく、就職口が「ほぼない」という現実がある。
調香師(パフューマー)には国家資格がありません(民間団体による独自資格はあります)。
そのため、自称パフューマーでも問題ありませんが、事実上職業として成立しにくい点が苦しいところです。
私は香料会社さんに就職することが一番の近道と考えます。
香料会社さんへの就職を勧めましたが、そういう部署に配置してもらえるか不明です。
また日本の香料会社さんの場合、食品フレーバーとフレグランスの売上比率は「90% 対 10%」とも「100% 対 0%」とも言われ、フレーバーの方が圧倒的に重要。
社員もパフューマーよりも圧倒的にフレーバーリストが求められます。
「パフューマー」と「フレーバーリスト」の違いを説明します。
日本語ではどちらも「調香師」。
調香師は香料を混ぜ合わせターゲットとする香りを作る人を指します。
香水やフレグランスは調香師によって作られますが、実は食品の味・香り(フレーバー)も調香師によって作られます。
たとえば、桃(ピーチ)のキャンディなら桃の味がしますが、桃からは香料が採れませんので、他の香料から桃のフレーバーを作る必要があります。
だから調香師には、香水やフレグランスを作る人もいれば、フレーバーを作る人もいます。
(お香の場合は「調香師」ではなく「調合師」というコトバが使用されるようです)
繰り返しますが、日本語の調香師は、パフューマーとフレーバーリストのどちらも指します。
しかし、英語では、別の職業と認識されています。
そのため、"香水やフレグランス" を作る人と "フレーバー(食品の味・香り)" を作る人には、違う別の単語が当てられています。
日本の香料会社(というか世界的にそうですが)の場合、フレーバーの方が圧倒的に重要ですので、求められる人材も圧倒的にフレーバーリスト。
彼女はその辺の事情をご存じで、私が香料会社への就職をすすめると「でも、フレーバーリストではなくパフューマーになりたい」とのことでした。
香水の本場フランスでも、香料会社の世界的なM&Aの繰り返しの結果、パフューマーは余り気味の時代が続いています。
パフューマーは香料会社に所属しているケースが多いのでリストラなども過去10年くらい多かったと聞きます。
まして、日本ではパフューマーの求人は極端に少なく、それ以上のアドバイスはできませんでした。
少なくとも並の就活ではパフューマーのポジションはなかなか不可能です。
ここは自分を売り込むための戦略が必要と思います。
職業として活躍されているパフューマーさんは、勝手な推測ですが、日本では100人程度ではないかと思います。
非常に小さな集団です。
それゆえパフューマーさん同士の有形・無形のコミュニティも存在しており、そういうコミュニティに接触し情報やコネクションを得るといったゲリラ戦的なアクションが有効かもしれません。
そういったコネクションがあれば、レアな情報やレアなチャンスが舞い込まないとも言えません。
しかし、まったく赤の他人がそういうコミュニティに唐突に接触しても相手されないでしょう。
だから、一般人も参加可能な調香の勉強会のようなものへ通い実績を作りながら相談できる人を探すという努力も意味があるかもしれません。
手間暇をかける努力。
私のオススメは、JSPT(日本調香技術普及協会)さんの勉強会です(勝手にこんなことを書くとJSPTさんからクレームが来るかもしれませんので、ほんのちょっとだけ)。
JSPTは、プロのパフューマーさんが数多く参加している団体で精力的にセミナーやイベントを開催しています。
JSPTは今のところ一般の方々の参加も歓迎していますので、こういった機会を利用して本気で勉強すると同時に会合に参加するパフューマーの方々に自分を売り込むという戦略はどうでしょうか?
私自身はそういった活動をやったことがないので、机上の空論かもしれません。
パフューマーさんの中には、本を出したり、Youtubeで調香セミナーを開催されている方がおられる。
そんな人にはコンタクトが取りやすい。
実際にそういう方に弟子入りして修行をしている方にお会いしたことがある。
その方はパフューマーとして企業への就職ではなく、自分で香水や香りビジネスの起業を目指されていた。
勉強の方は進んでいましたが、それきり、お会いしたことがなく起業されたかどうかは不明です。
(2016-06-07)
調香セミナーで受けた質問
当社が開催している調香セミナーでの話。
セミナーでは、実習タイムになると私とアシスタントが受講者の席を回ります。
その場で質問を受けたり、香水の出来映えを拝見します。
ある女性の席に来たとき「調香師になりたいのですが、どうしたらいいですか?」と質問されました。
(実習とは無関係な話、唐突な質問だな~と思いましたが・・)
実習中に返答するには一言で返せないテーマ、言葉に詰まりました。
就職口が「ほぼない」という現実
その方は大学生で現在、就活されている模様です。
しかし、パフューマーは狭き門。
パフューマーになることが困難という意味でなく、就職口が「ほぼない」という現実がある。
調香師(パフューマー)には国家資格がありません(民間団体による独自資格はあります)。
そのため、自称パフューマーでも問題ありませんが、事実上職業として成立しにくい点が苦しいところです。
香料会社への就職が近道か?
私は香料会社さんに就職することが一番の近道と考えます。
香料会社さんへの就職を勧めましたが、そういう部署に配置してもらえるか不明です。
また日本の香料会社さんの場合、食品フレーバーとフレグランスの売上比率は「90% 対 10%」とも「100% 対 0%」とも言われ、フレーバーの方が圧倒的に重要。
社員もパフューマーよりも圧倒的にフレーバーリストが求められます。
「パフューマー」と「フレーバーリスト」の違い
「パフューマー」と「フレーバーリスト」の違いを説明します。
日本語ではどちらも「調香師」。
調香師は香料を混ぜ合わせターゲットとする香りを作る人を指します。
香水やフレグランスは調香師によって作られますが、実は食品の味・香り(フレーバー)も調香師によって作られます。
たとえば、桃(ピーチ)のキャンディなら桃の味がしますが、桃からは香料が採れませんので、他の香料から桃のフレーバーを作る必要があります。
だから調香師には、香水やフレグランスを作る人もいれば、フレーバーを作る人もいます。
(お香の場合は「調香師」ではなく「調合師」というコトバが使用されるようです)
パフューマーとフレーバーリストは違う職業
繰り返しますが、日本語の調香師は、パフューマーとフレーバーリストのどちらも指します。
しかし、英語では、別の職業と認識されています。
そのため、"香水やフレグランス" を作る人と "フレーバー(食品の味・香り)" を作る人には、違う別の単語が当てられています。
・香水やフレグランスを作る人 = パフューマー(Perfumer)
・フレーバーを作る人 = フレーバーリスト(Flavorist / Flavourist)
※「Perfumer」には香水商や香水の製造業者の意味も含まれる
・フレーバーを作る人 = フレーバーリスト(Flavorist / Flavourist)
※「Perfumer」には香水商や香水の製造業者の意味も含まれる
求人は圧倒的にフレーバーリスト
日本の香料会社(というか世界的にそうですが)の場合、フレーバーの方が圧倒的に重要ですので、求められる人材も圧倒的にフレーバーリスト。
彼女はその辺の事情をご存じで、私が香料会社への就職をすすめると「でも、フレーバーリストではなくパフューマーになりたい」とのことでした。
香水の本場フランスでも、香料会社の世界的なM&Aの繰り返しの結果、パフューマーは余り気味の時代が続いています。
パフューマーは香料会社に所属しているケースが多いのでリストラなども過去10年くらい多かったと聞きます。
まして、日本ではパフューマーの求人は極端に少なく、それ以上のアドバイスはできませんでした。
就活もゲリラ戦の時代
少なくとも並の就活ではパフューマーのポジションはなかなか不可能です。
ここは自分を売り込むための戦略が必要と思います。
職業として活躍されているパフューマーさんは、勝手な推測ですが、日本では100人程度ではないかと思います。
非常に小さな集団です。
それゆえパフューマーさん同士の有形・無形のコミュニティも存在しており、そういうコミュニティに接触し情報やコネクションを得るといったゲリラ戦的なアクションが有効かもしれません。
そういったコネクションがあれば、レアな情報やレアなチャンスが舞い込まないとも言えません。
たとえば、JSPTの勉強会
しかし、まったく赤の他人がそういうコミュニティに唐突に接触しても相手されないでしょう。
だから、一般人も参加可能な調香の勉強会のようなものへ通い実績を作りながら相談できる人を探すという努力も意味があるかもしれません。
手間暇をかける努力。
私のオススメは、JSPT(日本調香技術普及協会)さんの勉強会です(勝手にこんなことを書くとJSPTさんからクレームが来るかもしれませんので、ほんのちょっとだけ)。
JSPTは、プロのパフューマーさんが数多く参加している団体で精力的にセミナーやイベントを開催しています。
JSPTは今のところ一般の方々の参加も歓迎していますので、こういった機会を利用して本気で勉強すると同時に会合に参加するパフューマーの方々に自分を売り込むという戦略はどうでしょうか?
私自身はそういった活動をやったことがないので、机上の空論かもしれません。
たとえば、パフューマーさんに弟子入り
パフューマーさんの中には、本を出したり、Youtubeで調香セミナーを開催されている方がおられる。
そんな人にはコンタクトが取りやすい。
実際にそういう方に弟子入りして修行をしている方にお会いしたことがある。
その方はパフューマーとして企業への就職ではなく、自分で香水や香りビジネスの起業を目指されていた。
勉強の方は進んでいましたが、それきり、お会いしたことがなく起業されたかどうかは不明です。
(2016-06-07)
【関連記事】
調香師になる方法
( 香水工場の )
香る生活
訃報が重なりました
30年戦争
"日本はウルトラ高齢化時代に突入しました。この現象を個人的に「30年戦争」と呼んでいます。「30年戦争」が終わり人口も経済もプラス方向に好転するのは30年後の2045年ころではないかと勝手に予測しているのですが・・・"
これは今年の年始のブログに書いたことですが、このところ、私の周囲では偶然が重なっているとはいえ訃報が多くショックの連続です。
訃報が重なりました
高齢化時代は亡くなる方の増加も意味しますが、届く訃報にはまだまだ若い方も多く言葉を失います。
たとえば、この1ヶ月間の話ですが、ひとりは取引先の化粧品製造エキスパート。先月亡くなられたことを知りました。つい数ヶ月前に職場で話したばかりなのでにわかに信じがたい気持ちです。
また、取引先の精油工場から新社長の就任の挨拶状をいただき、前の社長様が亡くなられたことを間接的に知りました。1年前に取材で知り合った社長様で、若くてパワフルな雰囲気が印象的な起業家さんでした。
この分野でのビジネス展開の話をもっとしたかったと残念です。
上記お二人は亡くなられたこと自体残念ですが、それぞれの分野でのエキスパートとしてのスキルや経験が後継者に継承されたかと考えると、突然のことでしたので充分でなかったかもしれません。社会の財産を失ったようなやるせなさを感じます。
(2016-06-07)
( 香水工場の )
香る生活
起業する人
知人が化粧品会社を立ち上げました (2016/06/06)
化粧品の製造資格は国家ライセンスです。知人の会社はそのライセンスの取得の目処も立ち、いよいよ本格的に事業が始まります。
起業・開業でよく言われることは、10年後の企業生存率がわずか5%-10%。つまり、10年継続する会社は、かなりの少数派なんですね。
そんな厳しいご時世、そもそも起業数自体が、80年代から一貫して右肩下がりというのも納得する現象です。文字通り危険な海原にこぎ出すイメージです。
武蔵野ワークスは1996年に創業しました。典型的なスモールビジネスとして生まれ、若干ビッグビジネスも目指していますが、スモールビジネスだからこそ生き残れているという部分も否定できません。
しかし、当社が創業した1996年は、税金も安かったし、いろいろ規制も今より緩かったという点で、現在よりも起業しやすかったと思います。こんな厳しい時代に会社を興す方々の成功を祈るばかりです。
"人の行く裏に道あり花の山"
これは株式投資の有名な格言です。コーヒーショップで知人と雑談しながら、こんな格言を思い出しました。
(2016-06-06)
10年後の企業生存率はわずか5%
化粧品の製造資格は国家ライセンスです。知人の会社はそのライセンスの取得の目処も立ち、いよいよ本格的に事業が始まります。
起業・開業でよく言われることは、10年後の企業生存率がわずか5%-10%。つまり、10年継続する会社は、かなりの少数派なんですね。
そんな厳しいご時世、そもそも起業数自体が、80年代から一貫して右肩下がりというのも納得する現象です。文字通り危険な海原にこぎ出すイメージです。
昔はもっと起業しやすかった
武蔵野ワークスは1996年に創業しました。典型的なスモールビジネスとして生まれ、若干ビッグビジネスも目指していますが、スモールビジネスだからこそ生き残れているという部分も否定できません。
しかし、当社が創業した1996年は、税金も安かったし、いろいろ規制も今より緩かったという点で、現在よりも起業しやすかったと思います。こんな厳しい時代に会社を興す方々の成功を祈るばかりです。
"人の行く裏に道あり花の山"
これは株式投資の有名な格言です。コーヒーショップで知人と雑談しながら、こんな格言を思い出しました。
(2016-06-06)
( 香水工場の )
香る生活
シャワージェル終了
10年以上販売されてきたシャワージェルがついに終了となります(2016/06/06)
※フレグランス・シャワージェル
当社は香水専業メーカーですが「香り」という切り口ならスキンケアも石鹸やシャンプーなどのトイレタリーも開発製造します。
今までは「おもしろい」と思えば、いろいろ開発させてもらいました。シャワージェルやダマスクローズのスキンケア、数年前はベタガードというハンドクリーム。試作だけなら、まだいろいろあります。
どれも思い入れのあるやる気満々の製品ですが、売上の方は、それほど芳しくなく統廃合も仕方ありません。
特にシャワージェルのようなトイレタリー(パーソナルケア製品)は、ある程度の規模の量産ができないとコストの面で優位性が皆無で、マーケットの自然な摂理に今まで反して頑張ってきた感もないでもありません。
[楽しい製品だったな〜」
思い返せば、初代シャワージェルは2004年くらいから開発をはじめました。それから3世代、ご愛用いただいたみなさまには心より御礼申し上げます。
2016年7月1日より当社サイトにてお買い物いただき「宅急便」にて配送されるお客様でご希望の方には、このシャワージェルをプレゼントさせていただきます。お買い物手続き中の希望欄にチェックを入れて下さい(7月1日より)。
(2016-06-06)
※フレグランス・シャワージェル
香水専業メーカーですが、いろいろ作ってきました
当社は香水専業メーカーですが「香り」という切り口ならスキンケアも石鹸やシャンプーなどのトイレタリーも開発製造します。
今までは「おもしろい」と思えば、いろいろ開発させてもらいました。シャワージェルやダマスクローズのスキンケア、数年前はベタガードというハンドクリーム。試作だけなら、まだいろいろあります。
どれも思い入れのあるやる気満々の製品ですが、売上の方は、それほど芳しくなく統廃合も仕方ありません。
特にシャワージェルのようなトイレタリー(パーソナルケア製品)は、ある程度の規模の量産ができないとコストの面で優位性が皆無で、マーケットの自然な摂理に今まで反して頑張ってきた感もないでもありません。
[楽しい製品だったな〜」
思い返せば、初代シャワージェルは2004年くらいから開発をはじめました。それから3世代、ご愛用いただいたみなさまには心より御礼申し上げます。
プレゼント企画(在庫限り)
2016年7月1日より当社サイトにてお買い物いただき「宅急便」にて配送されるお客様でご希望の方には、このシャワージェルをプレゼントさせていただきます。お買い物手続き中の希望欄にチェックを入れて下さい(7月1日より)。
(2016-06-06)
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