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( 香水工場の )

香る生活


心落ち着く子供の香り

心静まる子供の香り


先日テレビのチャネルを回しているとき、さんまさんが司会をしている番組で手が止まりました。

テーマは「親バカ大集合」。親バカぶりのウンチクで盛り上がるトークショーでした。そのうちの一人の女性ゲストの話がおもしろかったです。

出張先で寂しくなると子供の服の匂いを嗅ぐそうです。子供が着た服を、匂いが逃げないようにジップロックに入れて持参とのこと。

「落ち着くんですよね」という発言にこれはウソではない気がします。

テレビショーの方は、下のように続き盛り上がります。

さんまさん「ただ子供の服を出張先で嗅ぐという行為は・・・」
他のゲストさん「親バカとかじゃない、ただのド変態!」
他のゲストさん「いやー、洗おうよ」

しかし、一方で、他のゲストさんから

「それ、わかる」
「子供って、中学生くらいで突然香りがなくなるのよね」

などの同意見も。


人が発する香りは、セクシーで魅力的


ミルクっぽい匂い発する子供は、多くの人が経験したと思いますが、この香りも含め、人からは、いろいろな香りが放出されています。

健康的な若い男性の香りは闘争心があり意欲的で、健康的な若い女性の香りはセクシーで清潔感があって・・・男女の匂いは、深みにはまりそうなのでこれくらいにします。

子供の場合は周囲の大人から愛されるような香りを発していると私は感じています。それが血縁関係にある間だけに感じられる香りかどうかは不明です。

場合によって自分の子供の香りと他の子供の香りを識別している可能性も考えられます。もちろん、自分の子供の香りは、おそらく「愛おしい香り」のはずです。


あ、そうそう、他のゲストの方が言っておられましたが、「ダンナの香りに惹かれて結婚したが、数年すると、それが嫌で離婚」というホントかマコトかよくわからない話でしたが、真実の部分もかなりありそうです。



子供の香りで落ち着く


子供の香りに関する似たような事例がないかと検索するとこんな意見がありました。

「以前から私も子供のにおいは感じていましたが、あまり嫌とは思わなかったのです。

5年前に子供が出来て(私父親です)、日々子供がギャーギャーうるさくしたりしてイライラして来ると”ぎゅ−”と抱きしめます、そのとき子供の首筋の匂いがするのですが不思議とイライラが収まるのです。

特に下の2歳児の匂いはかなり癒されます。」

(http://oshiete.goo.ne.jp/qa/94365.html)


(2011-08-11)
( 香水工場の )

香る生活


夏のシエスタは、健康的な香り

夏の過ごし方


暑い日が続いています。お元気でしょうか。近所のマックやスタバは避暑地と化しており、午後は満員で、逆に息苦しいところが真夏らしい光景になっています。

私が子供の頃、夏休みは過ごし方はこんな感じでした。

午前中は学校のプールで遊んで、昼は昼寝。

昼寝は子供の体に合っていたようで、むしろ、子供の頃の方がバテませんでした。

ところが、社会人になって真夏でもスーツで朝夕を問わず外出というのは性に合わないようで、夏はぐったり、バテバテです。


シエスタの民


地中海地方や東南アジアに多い「午後の昼寝」が日本でも社会的に習慣化し、会社でちょっと眠らせてもらえればと祈りを捧げたものです。

午後の昼寝をスペイン語で「シエスタ」というらしいのですが、麗しい響きです。なにやらステキな香りまでしてきます。

そのかわり地中海地方の人々の夕食は午後10時や11時は普通で、寝るのは深夜。にもかかわらず人々の朝は早い。

ギリシアを旅行したとき、朝7時にホテルをでてアテネの街をうろつくと商店はかなり開いておりました。

それどころか8時ころには閉まり出す商店もあり、シエスタ文化圏は完全に「深夜&朝方活動型」・「昼間休息型」の生活を送っていることを実感しました。


経済活動 vs シエスタ、どちらがお好き?


しかし、経済のグローバル化の流れの中で、スペインもイタリアもギリシアもシエスタの習慣を廃止する動きがあるそうです。

イタリアでは「昔はこの時間帯は、全部閉まっていましたが」とガイドさんの説明でしたが、私が行ったときのローマは、お昼時も開いておりました。

一方、日本では今年、節電の夏、シエスタの導入を実施している企業や官庁(たとえば、岐阜県庁)もあるそうです。

しかし、日本社会は社会全体がシエスタ型でない分、自分たちだけシエスタ型になると不便な部分もありそうです。社会全体がシエスタ型になる日は、あまり期待できそうにないですね。


(2011-08-11)
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香る生活


香水の誤解、クサいモノとクサい香料は別物

香水ネタ話の裏取り


先日テレビ番組制作会社さんより電話をいただきました。よく来ます。

だいたいは「香水に関するこういう話は本当でしょうか?」というネタ話の裏取りが大半です。

今回は「香水にオシッコなど臭いモノを混ぜるというウワサがありますが?」


それは香水の都市伝説


これは日本マクドナルド創業者の藤田田氏が生前よく嘆いていた「ミミズ肉」伝説に似て、なかなか消滅せずに語り継がれる香水の都市伝説です。

世の中、想像を絶するスペシャルな考え方をお持ちの方がおられますので、完全には否定できませんが、少なくとも企業として活動している香水メーカーなら、香水にオシッコを混ぜることはない。

第一に薬事法上許されません。第二に不純物が多いオシッコを原料として採用するメリットがない。第三に品質管理上、技術的に厳しい。


しかしクサい香料の存在は事実


しかし、たとえば、ジャスミンやビターオレンジの花の香りを嗅いだことはありますでしょうか?

それらは妖艶な香りで人を魅了しますが、甘美な香りの中に、ややムラムラっとする怪しい香りが!香りの奥に、遠く微かに人の糞尿臭を思わせる香りを感じるでしょう。

これはインドールという香り成分のなせる技です。インドールは、クチナシやユリなど妖艶な香りを発する花には比較的多くの花に感じられる香りです。

チーズなどの発酵食品にも感じられる香りです(やや濃度高めかな)。そして、この香りに取り憑かれているチーズ愛好家は少なくありません。


希釈で変貌するインドールは大切な香水原料


純度が高いインドールは大便臭なのに希釈(100倍〜10000倍)すると妖艶で、ときに「セクシー」に感じられるところがふしぎな香り成分です。

インドールはアミノ酸などから化学合成され生産され市場に流通している合成香料です。そのインドール香料が香水に使用されることは珍しくありません。

インドールに似た香料にスカトールという香料もあります。また、それらを改良した合成香料が世界の香料メーカーから商品化されています。


香水都市伝説の結論


「香水にオシッコを混ぜる」という部分は違いますが、「臭いモノを混ぜる」という部分はウソではないとも言えます。

(2011-07-25)
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香る生活


蚊取り線香の香り

今年は少ないがたくましい蚊


この時期、たまに蚊取り線香の世話になります。

今年は梅雨の雨が少なかったせいか、蚊が少ないようですが、それでもたくましい生命力を発揮して果敢にチャレンジしてくる蚊が絶えません。


火を灯すと、あの香り


押し入れから去年の蚊取り線香を引っ張り出して、火を灯すと、ほら、あの香り。日本の夏の風物詩ですね。

あの香りは、大好きというわけではありませんが、嫌いではないですね。

蚊取り線香の原料は、もとはキク科の「除虫菊」という植物なので干し草を燃す感じに似ています。

殺虫成分は煙ではなく、無色透明で無臭のピレスロイドという成分。除虫菊の花に含まれている天然成分です。


夏場、しばらくお世話になります


現在、ピレスロイドは合成生成が主流ですが、昔ながらの蚊取り線香も、ネット時代案外簡単に入手できます。

我が家にも昔ながらの茶色い蚊取り線香がストックされています。また、近所のスーパーで山積みされてある通常の蚊取り線香もストックしてあります。

どちらも、火を灯すと、第一印象、夏の風情が心に広がります。やや煙いので途中で消しますが、今年も蚊取り線香が我が家で活躍中です。


(2011-07-21)
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香る生活


ラベンダーオイルを生かす製品は何?

高品質のラベンダーオイルが入荷しました


よいラベンダーオイルを大量に仕入れました。一つには「香りのラベンダー・ハンドクリーム」のための原料としてです。これは新製品開発案の一つで商品化されるかどうか不明です。

しかし、ハンドクリームを作るにしても大量に余ります。


買いすぎたラベンダーオイル


「ラベンダーオイルは使い道が多いから」

と無謀に仕入れすぎました。こういう天然モノは買いたいときに買えるわけではないので、ちょっと欲が出ます。

大企業さんですと複数の産地を押さえ、ブレンドすることで一部の産地の不作などをカバーして毎年一定の品質を維持するのですが、当社レベルになるといいモノが出たときにはムリして買っておかないと買えなくなるという裏事情もあってどうも貧乏性な仕入れ方法になりがちです。


人気が高いラベンダー石鹸


何度か商品案のミーティングをやっていますが、まだ決まりません。先日はスタッフと近所のイタリアンにランチミーティングにでかけワインを一杯だけ飲んでブレインストーミングしました。

人気が高かったアイデアはこれです。

「ラベンダー石鹸」
「ラベンダーシャンプー」

石鹸やシャンプーにすれば、けっきょくラベンダーを洗い流すことになります。私は、あの香り高いラベンダーを洗い流すことがもったいなく感じる方です。

「至福の時があればいいのでは?」

そのとき、香りで楽しめれば、それで充分。それに「微かに残ってますから」とも意見が出たように出なかったような。


香りの「ラベンダー・マッサージジェル」


一人のスタッフ案です。女性向けの雑誌にはマッサージ記事が「とにかく多い」そうです。小顔マッサージ、しわ・たるみマッサージ、リンパマッサージ・・・

やはり、気になるわよね・・・

しかし、マッサージ用の最適なクリームが少ないような気がするという意見でした。ベタつかず指の滑りをよくし、それでラベンダーの香りが心をいやするようなモノ。

「マッサージジェルはどう?」という案でした。

詳細を詰めて行く予定です。





(2011-07-18)
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香る生活


暑い夏、香水は夏に売れる?

オフィスでの香水事情


私の場合、香水メーカーで働いていることもあり、オフィスでは香水は付けません。明文化された社内規則ではありませんが、雰囲気的に「香水禁止」です。

製品や他の香りがわからなくなるからです。香水メーカーさんや香水関係者なら、オフィスでの香水の使用に関して禁香水規則を掲げているところは多いでしょう。


香水熱はややローレベルに


そんなわけでオフやプライベートで香水を付けることになります。しかし、夏場、香水熱は自分の場合、食欲同様それなりに低下します。

「スノーミント」や「柑橘系」は暑くても寒くてもいつでも爽やかな香りですが、まとわりつく香りでさらに暑くなる感じがして、夏は付ける気になれないのが実状です。


香水のニッパチ・・・当社の場合


当社の場合、お客様も私と似た方が多いのか、夏場、当社の香水の売上は確実に落ちます。

小売りのジンクス「ニッパチ現象」は当社の場合、よくあてはまります。

暑くてカラダも動かないので、8月は、ゆっくりさせてもらい秋からの商戦に備えることが毎年の恒例です。

来年の「新作香水」と「廃盤香水」に関する社内ミーティングを8月に行う理由も「ビジネスが比較的静かなこの時期に」という事情があります。


夏でもうまく使いこなす若者増加中


しかし、世間一般では夏は香水需要が高まるシーズンです。

その一つは実用上の理由があるでしょう。暑さのために体臭が気になる季節、特に対人営業を行っている人は、気をつかわれる方も多いようです。

清潔にするだけでなく、香水をうまく使いこなしている方を見かけます。とくに近年、男性の香水の使い方は非常にスマートになった印象を受けます。

夏場の香水にも遺憾なくセンスが香ります。


夏は香水で開放的に!


夏に香水が売れるもう一つは、夏休みは、海へ・山へ・旅行への行楽シーズンということと関係がありそうです。

夏は、開放感いっぱい。

香水を付けて気分を盛り上げる人や、気分が盛り上がっているので、さらに華やかに香らせたいという人も多いでしょう。リオのカーニバル状態ですね。

インポート香水を扱われるお取引先などでは、夏の繁盛記にむけて香水の仕入れやプロモーション、販売計画をぶつけてくるところもあって、同じ香水でもメーカーやブランドによって売れる季節に違いはやや新鮮です。

私も香水マンとして夏の香水を嫌わずにスマートに付けるよう心がけたいと思案中です。


(2011-07-17)
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