( 香水工場の )
香る生活
スリーピングミスト、リニューアル
リニューアルの内容
スリーピングミストは、寝るときにリラックスして眠りたい、という方を想定したフレグランスです。
当初は、人につける香水というより、お部屋にスプレーする「ルームフレグランス」と考えていました。
ミソは、「リラックスして眠りたいときの香り」と「ルームフレグランス」。
リニューアル後は、「リラックスして眠りたいときの香り」は同じで、ルームフレグランスが「オーデコロン」となり、サイズは「50mL」から「30mL」となります。
「リラックスして眠りたい」、香りと安眠の深い関係
香りと安眠の間には、深い相関関係があることは体験的に多くの人が感じること。
実際、心理学の実験などでよい香りのある・なしで「眠りに落ちる早さ」と「眠りの深さ」が違ってくることは比較的、簡単に実証できるそうです。
香りがもたらす安堵感が、心地よい眠りへと誘うのでしょう。
良い香りが良い眠りに良い
これも実証実験で検証可能です。より香りがある方が、安定的によい眠りに入れるそうです。
ならば逆に、眠るときは、香りをもっと利用したらどうだろうか、という発想がスリーピングミスト。
素朴な発想のプロダクトなんです。
天然香料ベースの香り
スリーピングミストは、そういう素朴な発想から生まれた製品です。本当はフローラル・フォーシーズンズの香りでもいいと思います。
実際、眠る際にフローラル・フォーシーズンズをご愛用いただいているお客様も多数おられます。
しかし、眠るときはさらにナチュラルで原始的な環境にカラダをおいてあげた方がよいはず、なるべく天然香料ベースの香りにすることをコンセプトにしました。
もちろん、当社は「天然香料100%」信仰を抱いておりません。
天然物だけで製品を作ることは環境的にも無理な時代に入ってきていますし、植物精油の天然100%は、むしろ生理的に危険という事情もあります。
そこで「なるべく」天然香料ベースの香りモノ、がスリーピングミストのコンセプトです。
「ルームフレグランス」から「オーデコロン」へ
今までのスリーピングミストは「ルームフレグランス」でした。リニューアル後のスリーピングミストは「オーデコロン」となります。
何が違うのでしょう?
法的な位置づけが違います。法的には「ルームフレグランス」は雑貨、「オーデコロン」は化粧品。
化粧品は薬事法の制限を受ける製品ですが、雑貨は薬事法とは無関係です。化粧品の方が原料のグレード・安全性や使用方法などに厳しい規準が求められます。
初代は、ピロ-ミストとしての使い方
初代スリーピングミストを「ルームフレグランス」として開発した理由は、その使用方法にありました。
カバーなどに吹きかける使用方法を想定していました。あるいは寝室の空間にスプレーしてもうら方法です。
もし化粧品としてスリーピングミストを製造すると、化粧品は肌につけるモノですので、枕カバーなど上記のような使用方法を説明書に記載したり、どこかに明記することは許されません。
そういうアドバイスを行うことも厳密には薬事法違反です。
しかし、お客様には肌につけたいという要望が多かったのも事実です。
中身は同じだが、お肌につける使い方
スリーピングミストは、当初から化粧品として認められる化粧品グレードの原料で製造していましたので、お肌へ使用しても安全性上問題ありませんでした。
しかし、化粧品でなかったためお肌への使用は明記したりアドバイスすることができませんでした。
リニューアルでは化粧品と見なされる「オーデコロン」に変更します。
中身は変わっておりません。
化粧品ですので、今後はお肌への使用は明記できますが、逆に今度は、枕カバーに付けたりルームフレグランス的な的な使い方は明記できません。法的な事情です。
※スリーピングミスト(オーデコロン)シリーズ
サイズと価格の変更
前世代のスリーピングミストは、50mLサイズのボトルを使用していました。日本人にはなかなか使い切れない人が多いようです。
リニューアルでは、フローラル・フォーシーズンズと同じ30mLボトルにリサイズします。ボトルもフローラル・フォーシーズンズとシェアすることでコストダウンもはかりました。
初代スリーピングミスト同様、ニュースリーピングミストの香りをお楽しみください。
(2011-04-28)
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香る生活
今年の「5月の贈り物」はスズランの香り
5月の季節限定リリース商品「5月の贈り物」の準備ができました。
毎年、母の日キャンペーンに合わせてリリースしている季節・数量限定の香りです。母の日おプレゼントにもマッチするよう優しい系統の香りをメインにリリースしています。
今年の香りは、スズランをメインにした香りです。当社パフューマーが北海道を旅行したときの光景が、香り制作のモチベーションになりました。風に吹かれてタンポポの綿毛が北海道の田園の空の中で優雅に舞っているというもの。
綿毛の舞い方がスローモーション映像のようで北海道の田園の美しさにうっとり。インスピレーションを受けて構想を練り、今年の「5月の贈り物」が完成しました。お母さんのような暖かさと温もり、優しさを表現しました。
スズラン以外には、ローズウッドやハニーノート、グリーンノートなどが使用されています。
リリース前に社内でも何回かスメリング・ミーティングを行いました。私的な印象は、「優しい5月の風」でしょうか。5月と言えば春から初夏へと移る季節。春から濃厚に続くフローラルな香りの中にグリーン感の香りが存在感を増してくる季節です。
爽やかで、ほがらかで幸福感を感じさせる香りです。北海道のインスピレーション、みなさまのハートに感じるモノがあれば幸いです。
【商品説明】
スズラン(ミュゲ)をメインにローズウッドとハニーノートと併せて綿毛のフワフワとした香調を組みました。ミュゲは、5月の花で幸福のシンボル、フワフワとした香りの表現にぴったりです。
ローズの香りが香り全体に田園の色彩感のような明るさを与えます。レモンの香りは太陽の日差し。草原の風は爽やかなグリーンノート。ラベンダーの香りは心に灯る感動です。北海道の思い出を重ねて、母の日に贈る香りとしてご提案します。
Top Note: レモン、グリーンノート、ラベンダー etc.
Middle Note:ミュゲ、ローズ、グリーンノート、ローズウッド etc.
Base Note:ミュゲ、ハニーノート etc.
(2011-04-28)
「5月の贈り物」とは?
毎年、母の日キャンペーンに合わせてリリースしている季節・数量限定の香りです。母の日おプレゼントにもマッチするよう優しい系統の香りをメインにリリースしています。
2011年の「5月の贈り物」の香りは?
今年の香りは、スズランをメインにした香りです。当社パフューマーが北海道を旅行したときの光景が、香り制作のモチベーションになりました。風に吹かれてタンポポの綿毛が北海道の田園の空の中で優雅に舞っているというもの。
綿毛の舞い方がスローモーション映像のようで北海道の田園の美しさにうっとり。インスピレーションを受けて構想を練り、今年の「5月の贈り物」が完成しました。お母さんのような暖かさと温もり、優しさを表現しました。
スズラン以外には、ローズウッドやハニーノート、グリーンノートなどが使用されています。
私の個人的感想
リリース前に社内でも何回かスメリング・ミーティングを行いました。私的な印象は、「優しい5月の風」でしょうか。5月と言えば春から初夏へと移る季節。春から濃厚に続くフローラルな香りの中にグリーン感の香りが存在感を増してくる季節です。
爽やかで、ほがらかで幸福感を感じさせる香りです。北海道のインスピレーション、みなさまのハートに感じるモノがあれば幸いです。
【商品説明】
スズラン(ミュゲ)をメインにローズウッドとハニーノートと併せて綿毛のフワフワとした香調を組みました。ミュゲは、5月の花で幸福のシンボル、フワフワとした香りの表現にぴったりです。
ローズの香りが香り全体に田園の色彩感のような明るさを与えます。レモンの香りは太陽の日差し。草原の風は爽やかなグリーンノート。ラベンダーの香りは心に灯る感動です。北海道の思い出を重ねて、母の日に贈る香りとしてご提案します。
Top Note: レモン、グリーンノート、ラベンダー etc.
Middle Note:ミュゲ、ローズ、グリーンノート、ローズウッド etc.
Base Note:ミュゲ、ハニーノート etc.
(2011-04-28)
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香る生活
オードトワレからオードパルファムへ
オードトワレからオードパルファムへ、ネーミングの移行します
現在オードトワレからオードパルファムへネーミングの移行を進めています。そのためオードトワレとオードパルファムの名称が混在している場合がありますが、すべて同じ製品です。
香水は香料の濃度によって一般に下記のように分類されます:
・パルファム
・オードパルファム
・オードトワレ
・オーデコロン
化粧品メーカーや香水ブランドによってさらに細かい分類や違う分類方法があります。しかし、薬事法では、上記香水類はすべて「香水」であり法的な区別は存在しません。
当社製品『フローラル・フォーシーズンズ』シリーズは創業当時からすべて「オードトワレ」に分類してきましたが「オードパルファム」と「オードトワレ」の違いは限りなく少なくなっています。
そもそも「オードトワレ」というネーミングが世界的に使用されない状況になっていますので、当社では数年以内を目標にネーミングの移行を進めることにしました。
以上の事情により、「オードパルファム」と「オードトワレ」がページや記事内で混在している場合があります。
これらはすべて「オードパルファム」に統一される予定です。
これはネーミングと表記だけの変更であり、製品の中身については変更はありません。混乱を招く状況になっておりますが、どうぞ、ご了承ください。
(2011-04-28)
現在オードトワレからオードパルファムへネーミングの移行を進めています。そのためオードトワレとオードパルファムの名称が混在している場合がありますが、すべて同じ製品です。
香水の種類
香水は香料の濃度によって一般に下記のように分類されます:
・パルファム
・オードパルファム
・オードトワレ
・オーデコロン
化粧品メーカーや香水ブランドによってさらに細かい分類や違う分類方法があります。しかし、薬事法では、上記香水類はすべて「香水」であり法的な区別は存在しません。
消滅傾向にある「オードトワレ」
当社製品『フローラル・フォーシーズンズ』シリーズは創業当時からすべて「オードトワレ」に分類してきましたが「オードパルファム」と「オードトワレ」の違いは限りなく少なくなっています。
そもそも「オードトワレ」というネーミングが世界的に使用されない状況になっていますので、当社では数年以内を目標にネーミングの移行を進めることにしました。
混在する表記「オードパルファム」と「オードトワレ」
以上の事情により、「オードパルファム」と「オードトワレ」がページや記事内で混在している場合があります。
これらはすべて「オードパルファム」に統一される予定です。
これはネーミングと表記だけの変更であり、製品の中身については変更はありません。混乱を招く状況になっておりますが、どうぞ、ご了承ください。
(2011-04-28)
( 香水工場の )
香る生活
今年も「ローズの贈り物」で癒されて
さあ5月です。「ローズの贈り物」がリリースされます。数日前、充填が終わり製品の準備ができました。
オードパルファム(*1)「ローズの贈り物」は、毎年5月と12月限定のため、この時期にしか入手できない製品です。
(*1)現在オードトワレからオードパルファムへのネーミングの移行を進めています。そのためオードトワレとオードパルファムの名称がページや記事ごとに混在していますが、すべて同じ製品です。
「なぜ季節限定?」は多くのお客様に聞かれます。年間を通して販売するには、製造が大変で、また原料コスト(製品原価)の負担も大きいことが理由です。
しかもオリ(不純物)が発生しやくリスクが高いことも一因です。
「ローズの贈り物」の製造ポリシーは、「溶剤を添加することなく可能な限りローズオイルを溶かした状態で提供する」です。
ローズオイル関連の化粧品製造に関係したことがある方なら「リスキーだ」と感じるでしょう。実際、販売後に白いフワフワしたオリが液体の中に発生し、ご迷惑をおかけしたおかけしたこともあります。
ひどいオリは、商品のお取り替えなどさせていただきすが、多少のオリで気にされない場合は「オリもローズオイルパワーの一部、ぜひ一緒にご使用ください」とお願いしております。
こういうお願いは、お客様が少ないからこそできます。そういう意味で「ローズの贈り物」のお客様が拡大することはカスタマーサポートにとっても負担増で、これも年間販売ができない一因になっています。
「ローズの贈り物」の大量販売はこのようにできませんので各シーズン数百本をめどにお届けしています。
はい、その通りです。お客様の中には、「これは香水でない。たんにローズオイルをアルコールで溶かしただけだ」と指摘された方がおられました。
実際は、他の香料を多少配合して天然精油のワイルドさを微調整していますが、ポリシーはあくまで「ローズオイル本来の香りを重視」です。当然、ローズオイルの匂いになります。
エッセンシャル・オイルのローズオイルをエタノールで溶かせば、かなり似た香りになります。ローズオイル&エタノールはアロマショップなどで簡単に入手できますので、手作りでも非常に楽しいと思います。
「ローズの贈り物」年末バージョンは、その年のブルガリア産ローズオイルを使用と明記していました。また5月バージョンはその前年のブルガリア産ローズオイルと決めていました。
しかし、年度ごとローズオイルの出来映えにバラつきがあること、微妙に余ったり不足したりするローズオイルを無駄にしないために、昨年よりポリシーを変更しました。
「その年以前数年間のできの良いブルガリア産ローズオイル」のブレンドを使用しています。
なお、5月バージョンは、ちょうどバラの開花時期で、いずれにしてもその年の新オイルはまだ生産されていません。
よって通常前年の「ローズの贈り物」年末バージョンと同じローズオイルを使用することが通常です。
「ローズの贈り物」が、皆様の心に響く香りか、興味ある方はぜひお試しください。
今年はとくにローズウォーターのプレゼント「そのままローズウォーター」がついてくるキャンペーンも行います。
ローズの天然尽くしをお楽しみいただけましたら幸いです。そして、天然パワーを存分に、いいところも悪いところも、すべて含めてお楽しみいただければと思います。
バラの谷が淡いピンク色で埋め尽くされる季節 (2011-04-28)
オードパルファム(*1)「ローズの贈り物」は、毎年5月と12月限定のため、この時期にしか入手できない製品です。
(*1)現在オードトワレからオードパルファムへのネーミングの移行を進めています。そのためオードトワレとオードパルファムの名称がページや記事ごとに混在していますが、すべて同じ製品です。
なぜ季節限定?
「なぜ季節限定?」は多くのお客様に聞かれます。年間を通して販売するには、製造が大変で、また原料コスト(製品原価)の負担も大きいことが理由です。
しかもオリ(不純物)が発生しやくリスクが高いことも一因です。
「ローズの贈り物」の製造ポリシーは、「溶剤を添加することなく可能な限りローズオイルを溶かした状態で提供する」です。
ローズオイル関連の化粧品製造に関係したことがある方なら「リスキーだ」と感じるでしょう。実際、販売後に白いフワフワしたオリが液体の中に発生し、ご迷惑をおかけしたおかけしたこともあります。
ひどいオリは、商品のお取り替えなどさせていただきすが、多少のオリで気にされない場合は「オリもローズオイルパワーの一部、ぜひ一緒にご使用ください」とお願いしております。
こういうお願いは、お客様が少ないからこそできます。そういう意味で「ローズの贈り物」のお客様が拡大することはカスタマーサポートにとっても負担増で、これも年間販売ができない一因になっています。
「ローズの贈り物」の大量販売はこのようにできませんので各シーズン数百本をめどにお届けしています。
ローズオイルの匂いじゃん?
はい、その通りです。お客様の中には、「これは香水でない。たんにローズオイルをアルコールで溶かしただけだ」と指摘された方がおられました。
実際は、他の香料を多少配合して天然精油のワイルドさを微調整していますが、ポリシーはあくまで「ローズオイル本来の香りを重視」です。当然、ローズオイルの匂いになります。
エッセンシャル・オイルのローズオイルをエタノールで溶かせば、かなり似た香りになります。ローズオイル&エタノールはアロマショップなどで簡単に入手できますので、手作りでも非常に楽しいと思います。
いつのバラ、どのバラ?
「ローズの贈り物」年末バージョンは、その年のブルガリア産ローズオイルを使用と明記していました。また5月バージョンはその前年のブルガリア産ローズオイルと決めていました。
しかし、年度ごとローズオイルの出来映えにバラつきがあること、微妙に余ったり不足したりするローズオイルを無駄にしないために、昨年よりポリシーを変更しました。
「その年以前数年間のできの良いブルガリア産ローズオイル」のブレンドを使用しています。
なお、5月バージョンは、ちょうどバラの開花時期で、いずれにしてもその年の新オイルはまだ生産されていません。
よって通常前年の「ローズの贈り物」年末バージョンと同じローズオイルを使用することが通常です。
ダマスクローズの天然バラ尽くし!
「ローズの贈り物」が、皆様の心に響く香りか、興味ある方はぜひお試しください。
今年はとくにローズウォーターのプレゼント「そのままローズウォーター」がついてくるキャンペーンも行います。
ローズの天然尽くしをお楽しみいただけましたら幸いです。そして、天然パワーを存分に、いいところも悪いところも、すべて含めてお楽しみいただければと思います。
バラの谷が淡いピンク色で埋め尽くされる季節 (2011-04-28)
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香る生活
香水マン&香水マダムのイメージ
取材、ありがとう!
先日、コミュニティ誌から取材にこられた来社の記者さん。多摩西部の地域情報を掲載しているミニコミュニティ誌で新聞に折り込まれて配布されているそうです。
ありがたいことです。
ワレラには広告予算は豊富にとれません。創業10年くらいは広告なしできました。近年ようやく多少の予算が割けるようになってきた状態です。
だから、このように第三者のメディアに取材いただけることは何よりの広告になります。
緊張の香水企業へ潜入
さて、その記者さんですが、一通りインタビューが終わり、打ち解けてきたところで言われたことはちょっと印象に残りました。
「香水業界の方はもっと煌びやかで華やかな、キラキラしたものをつけて、マダム相手に営業されているイメージだったので・・・」
なるほど。香水は、そういう世界のイメージなんですね。
今時ブルボン朝スタイルの香水人は少ない
確かに、香水業界には歯も浮くようなブルボン朝スタイル(ルイ16世スタイル)のお召し物で、お上品な宴の世界のようなイメージがないこともないかもしれません。
記者さんの話では、会社から「地元企業でおもしろいことをしているらしい」ので取材に行くように言われたけどイメージがイメージだけに腰が引けていたそうです。
しかし、ジーンズ姿のワレラを見て、ほっとされている様子が妙に心に残りました。ジーンズ姿は、当社の平均的に多いスタイルです。
これに作業中はキャップ・帽子にエプロン姿。どんなときでもマダム風情のスタッフは皆無ですから安心ください。
あと、原形をとどめない厚化粧のスタッフもいないと思います。
海外でも上品なイメージの香水人
ところで、香水に関するこのお上品なイメージ、実は日本だけでないのです。日本はかなり特殊なイメージですが、欧米でも、香水といえばやや上品なイメージがつきまといます。
香水の原料である「香料」は、世界のメジャーな香料会社わずか数社が世界の市場を寡占しています。日本の高砂香料もその一社に入ると思います。
香料の用途は、圧倒的に「食品香料」です。
残り数割がファインフレグランス、つまり香水やフレグランス。そして、化粧品・医薬品香料、トイレタリー・ハウスホールド製品香料に利用されます。
ファインフレグランスからトイレタリー香料まで、これらすべてを「香粧品香料」と呼びます。
ゆえに世界のメジャーな香料会社内では大きく「食品香料」と「香粧品香料」の2大部門に分かれます。
これがおもしろいことに、そこで働く人々のイメージまで分かれているのです。同じ香料会社なのに。
フレーバーマン vs フレグランスマン
外資系香料会社の人間から聞きました。
・「食品香料」のスタッフのイメージは作業服姿。
・「香粧品香料」のイメージはスーツ姿。
この現象をジョークとして楽しんでいる外国人スタッフの話も聞きました。その外国人のジョークとは格好次第で相手のことをこう呼びます。
ヨレヨレの服を着ているスタッフ->
「You are a flavour man」(フレーバーマン、食品香料部門)
スーツなどきちっと着込んでいるスタッフ->
「You are a fragrance man」(フレグランスマン、香粧品香料部門)
(2011-04-28)
( 香水工場の )
香る生活
ローズウォーター「好き・嫌い」対決
事前調査では評価分かれる
いよいよ母の日キャンペーンが近づいてきました。今回のプレゼント「そのままローズウォーター」は、キャンペーン前に関係者やスタッフに配布して感想を集めてみました。
予想通り、「苦手」や「あまり好きでない」、「自分は好きだけで家族が・・」というあまり好まれない結果も多くでています。
ローズウォーター、万人受けする香り?
答えは「NO」。
とくに成分無調整の今回の「そのままローズウォーター」は、天然のままの香りです。天然の香りは、多くの香料植物同様、パワフルで荒々しく、とげとげしい香りです。
無調整ローズウォーターのご経験がない方には、イメージとはあまりにもかけ離れた香りにショックを受ける方さえおられます。
化粧品開発者の間では、むしろ、希釈した方が使いやすいと考えている技術者も少なくありません(もったいない話です)。
ローズウォーター、「好き派」vs「苦手派」対決
当社の女性スタッフはだいたい「好き派」ですが、聞いて回ると中には「樹液のようなニオイ」や「植物の枝を折ったときに感じる青ぽいニオイが強すぎる」「ワイルドだ」という人間もいました。
当社では「100%ローズウォーターの好き嫌い」に関して、一般のみなさまの反応を下記のような比率を想定しています。
・「やや好き-とっても好き」・・・30%
・「なんとも言えない」・・・20%
・「とっても嫌い-やや嫌い」・・・50%
ちまみに私は、やや苦手かもしれません。男性は、やや苦手派が多いと予想します。
みなさんが「お好き派」であることを祈ります。
※「そのままローズウォーター」は非売品です。
(2011-04-28)
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