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( 香水工場の )

香る生活


サンダルウッドフレークの香り#2
サンダルウッドの木片が到着しました。たんなる木片ですが・・・
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なぜ、サンダルウッドが香水の世界では特別な樹木かというと、希少性とエキゾチック性だけではありません。

サンダルウッドの香りを特に意図して必要としない香水でも、案外サンダルウッドは様々な香水に配合されます。その理由は他の香料との「相性のよさ」、および香り「保留効果」のためです。

香料には香りが飛びやすいものとそうでないものがあります。飛びにくい香料の代表選手がムスクとサンダルウッド。

香水の香りを長く持続させる目的でこのサンダルウッドがほんの少し保留剤として加えられることがあるのです。こういう使い方をヨーロッパのパフューマーさんたちは好んで多用します。

保留効果があっても他の香料との相性が悪いとなると、当然アコードは崩れよい香水になりまん。

個性が強い香料は掛け合わせる相手にも気を遣うものです(人間社会も同じですよね)。しかし、あれほど個性豊かなサンダルウッドは、案外誰とでも仲良くやっていける器用な存在なのです。


(続く・・・)


サンダルウッドフレークの香り#3
サンダルウッドフレークの香り#2
サンダルウッドフレークの香り#1
(2009-09-24)
( 香水工場の )

香る生活


サンダルウッドフレークの香り#1
サンダルウッドの木片が到着しました。たんなる木片ですが・・・
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白檀、またの名をサンタル、またはサンダルウッドは香水の世界では特別な樹木です。樹木からはサンダルウッドオイルが採れます。

よいオイルを産出するために50年以上の樹齢が必要と言われ、一度伐採すれば次に採れるのは・・・・と考えるとどれだけ希少なオイルか空想できます。

サンダルウッドはヨーロッパには存在しない独特の芳香があり、その香りはかなりエキゾチック(ヨーロッパ人にとっての「エキゾチック」は多くに場合「セクシー」と同じニュアンス。アラビアンナイトの世界なんでしょうね)。

ヨーロッパだけでなく中国でも日本でもアラブの国々でも愛され、仏像や高級調度品に利用されます。

愛される理由は、その香りゆえのこと、と思います。

サンダルウッドの芳香には催眠効果があり宗教行事で利用されたりアーユルヴェーダでも利用されるオイルです。今時の言い方をすれば、スピリチュアルな香りということでしょうか?

教会・モスク・お寺など世界の宗教行事のシーンでお香などとしてサンダルウッドが焚かれる理由もサンダルウッドオイルのスピリチュアルな奥ゆかしさのためでしょう。

サンダルウッドフレーク

(続く・・・)


サンダルウッドフレークの香り#3
サンダルウッドフレークの香り#2
サンダルウッドフレークの香り#1
(2009-09-23)
( 香水工場の )

香る生活


キャンペーン情報はメールで知らせて!

喜ばれるDM?不快なDM?



当社も多くのネットショップさん同様、かつてメールマーケティングとしてメルマガ配信を試みたことがありますがやめました。

ところが、今年5月のキャンペーン終了後「キャンペーン情報はメールで知らせてくれ!」というメールをいただきました。

「キャンペーンおしらせメール」を発行すれば間違いなく売上げは伸びます。よって当社にとってハッピーなこと。また、キャンペーン情報は多くの場合「顧客メリット」になります。

しかし、興味ない人にはしょせん、どこまでいっても、たんなる「ゴミメール」。

「顧客メリット」か「ゴミDM」か?・・・悩みつつ、けっきょく今年もDMは再開しないことに。

それよりもキャンペーン情報をなるべく早めに公開・アナウンスできるよう企業の体制・運用システムの改善を進めたいと考えています。


私向き、ウォルマート社のEDLPポリシー



ウォルマート(Wal☆Mart)の創業者、サム・ウォルトン氏の自伝を読んで、私はEDLP(Every Day, Low Price)というポリシーに心から共感しました。

彼らは「大安売り」のチラシを制作しませんし配布しません。

日本では不発に終わった印象が強いEDLPですが、顧客メリットという点では、究極の優れた考え方です。

それはウォルマートだからこそ実現できる哲学でありスタイルです。

当社がEDLPを実践することは不可能ですし、また不似合いなスタイルです。

だから、当社なりに独自の顧客メリットを追求した形を考えだし実践していくことが、最終的に企業として生き残るための方策と思います。

(2009-09-21)
( 香水工場の )

香る生活


大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#3
ゴマの仕入れ先が変動することは、味や風味の変動を意味します。大半の私たちには微々たる変化ですが、熱い熱い「かどや」ゴマ油ファンなら、ちょっとした違いが、許せないものです。

「今年のゴマ油はキレがイマイチ」とか「香りがいつもと違う」というファンも出てくるでしょう。

一日に80トンものゴマ油を生産し日本全国だけでなく世界中の市場に送り出しているだけに、それは恐るべき熱い消費者の評価にさらされるわけで、どのように毎年品質を一定に保たれているか、担当者のコトバの端々から雰囲気も伝わってきます。

よいゴマの目利きと買付・仕入れ、最適な比率での産地間ブレンド、そして、特に焙煎の仕方は、現在ではコンピュータ制御された釜で煎られるにしても、職人芸的なカンとノウハウがあるようです。

料理と同じです。ますは材料がよくないと最高の料理はできませんが、最高の材料でも腕が悲惨だと食材の本来のパワーは引き出せません。それどころか逆に最高の食材を空しくスポイルすることもあります(たまにやります)。

すべてに通じることですよね。香水作りも同じで、まずはよい原料の仕入れが大切ですが、腕が悪いとせっかくの材料を台無しにしてしまいます。

よいゴマからよいゴマ油が製造されていく過程の話は非常におもしろく満足しました。

ハッピーな気分でジリジリとした炎天下をフェリーが待つ土庄港へと戻っていきました。


大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#3
大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#2
大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#1
(2009-09-20)
( 香水工場の )

香る生活


大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#2
確信しました。「食べ放題バスツアー」なんか、もはや大人達には通用しないこのご時世、「大人達の工場見学」というツアー商品を開発すれば、けっこう行けそうな気がします。

トヨタ自動車の工場見学は海外旅行者の人気コースだそうですが、世界一の自動車会社のリアルな現場を裏の裏まで見てみたいという心理は万国共通なようです。

一番私が知りたかったことは、ゴマの産地のこと。

かどやさんの小豆島工場は、おそらく日本最大で世界有数のゴマ油生産工場と言って過言でないと思いますが、原料のゴマは99%が輸入。

産地は中国、ミャンマー、スーダン、パラグアイ、ボリビアと全世界ですが、近年中国が輸出国から輸入国に転じるなど常に仕入れ先の変動リスクにさらされ、さらに天候不順などの要因もあって毎年ごまの仕入れは大変そうでした。

国産ゴマも見直気運が高まっているとのことですが、栽培はまだしも収穫の際、コンバインによる機械化に難題。手作業による刈り取りが主流のゴマは、人件費が高い日本では産業としては厳しいとのこと。

香料植物も同じことなのでこの辺は実感です。逆に「刈り取りロボット」のようなメカができれば日本でも様々なプランテーションが復活すると思います。遠い先の話でしょうね。

(続く・・・)

大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#3
大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#2
大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#1
(2009-09-20)
( 香水工場の )

香る生活


大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#1
夏に瀬戸内海・小豆島にある、ゴマ油で有名な「かどや」の工場見学をさせてもらいました。企業として申し込んだわけでなく観光客用に公開されている見学コースに申し込みました。

それは工場内における展示品やビデオでの紹介程度なのですが、すばらしいことは実際に工場で働いている技術の方が解説してくれることです。

そのときは私以外にも夏休みの子供たちを引き連れたご家族と一緒でした。退屈そうに聞いている子供たちを尻目に担当者の話にイチイチ感動し歓声を上げるのは我々大人達です。

日常的にゴマ油を使用している大人にはリアルな話ですし、また新しい発見をすることで脳ミソが激しく刺激されました。天ぷら油に使うゴマ油と通常のゴマ油の違いやレストランや中華料理店で使用される業務用ゴマ油の話などは、納得の話でした。

白い花から採れる白ゴマ、黄色い花から採れる黒ゴマ。焙煎と味・風味・色の関係や搾り方は驚きの連続で若干異様な盛り上がりを見せる見学会は元気なお父さん達の独壇場で、大変満足しました。

(続く・・・)

大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#3
大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#2
大人達の工場見学・・・ゴマ油の「かどや」#1
(2009-09-19)
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