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( 香水工場の )

香る生活


蘇るパリ・オートクチュール
きょうは朝日新聞からパリ・オートクチュールの話題をお届けします。

パリ・オートクチュール ニューリッチ層、新たな顧客に(2008年02月05日)

「瀕死(ひんし)の状態ともいわれたパリ・オートクチュール(高級注文服)に回復の兆しが見えてきた。世界中の比較的若い新富裕層が新たな顧客として加わったことや、若手デザイナーが増えたことなどが要因だ。・・・会場にロシア語が飛び交い、中国のテレビリポーターが速報する。数年前はまず見られなかった光景だ」

「新富裕層」とは中国、ロシア、インドのニューリッチの方々です。原油の高騰で豊かになった人々も凄いですよね。


パリ・オートクチュール・コレクション(高級注文服)は、すでに半世紀前から収益的には赤字のショーと言われていました。その穴を埋めたのがプレタポルテ・コレクション(高級既製服)です。

現在「パリコレ」と言えばは、オートクチュール・コレクションではなく普通プレタポルテ・コレクションを差すようです。

オートクチュール・コレクションが赤字に転落したその原因は明快です。オートクチュールの潜在顧客は全世界で100名とも200名とも言われ、いくら単価が高くてもそもそものパイが小さすぎる上に世界の大富豪の好みも、新鋭のデザイナーがどんどん出てきている現在、いつまでもオートクチュールというわにも行かなくなってたのかもしれません。

しかし、ステイタス・シンボルとしてのパリ・オートクチュール・コレクション。これからしばらくBRICS旋風が吹き荒れそうです。かって日本もそうだったように経済新興国は、ステイタスが好きなんだと思います。

オートクチュールはそれでも赤字だと思いますが、オートクチュールに参加(参加できる条件はことのほか厳しい模様です)したファッションハウスさんは、注文服はほどほどだとしても、既製服、バッグ、香水、コスメ、靴、時計、その他の小物など、すばらしい売上が期待できます。

現在、ヨーロッパはニッチフレグランスブームで次々と新興ブランドが立ち上がってきています。

ファッションと香水は切っても切れない関係にあり、ヨーロッパのファッションハウスが、現在もっとも熱い視線を向けるBRICS市場、特に距離的にも歴史的にも文化的にも近いロシア市場は、ニッチフレグランスにとっても大きなゴールドラッシュに見えるに違いありません。

パリ・オートクチュールの復活は、ブランド全体、そしてニッチフレグランスにとってもロシア市場への怒濤のテープカットのように見えてしまいます。


(2008-02-08)
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香る生活


加齢臭対策、香水で奇跡は起きないと思う
お客さまから受ける質問で、加齢臭に関するものがたまにあります。

先日はある奥様からでした。夫へのプレゼントを計画されているのですが、どうせなら本人も気にしている加齢臭に効く香りがあれば?というご主旨でした。きょうのブログはその返答から内容を少し変えて転載させていただきます。


加齢臭の悩みは中年男性から多くいただきます。おとうさんたちには関心の高いテーマです。

市場では加齢臭専門のソープやシャンプーなども出ており、中には薬用や医薬部外品としてそれ専門を謳う商品も増えていますが、多くの方々の評価はあまり高くないものもあるようです。

そのような加齢臭専門の商品でさえ効果がはっきりしないようでは、正直なところ香水もそれほど期待できないかもしれません。

加齢臭は細菌が皮脂を分解したり酸化させたりする課程で発生する匂いということが判明していますが、若い頃の皮脂ではそのような匂いにならないことから加齢により皮脂の性質や成分構成に微妙な変化が生じていると考えられています。

しかし、その原因や対策は今のところ決定打がありません。多くの加齢臭グッズや加齢臭対策製品は、皮脂対策(皮脂の分泌を抑えたり、皮脂成分を変化させたり)ではなく、細菌の発生を抑える抗菌の方に力を入れています。

本当は体質改善で皮脂を性質を変えることが理想ではないかと個人的には推測しています。とはいえ、体質改善などそんな簡単な話でありませんので悩ましいところです・・・

さて、当社のオードトワレには精油が含まれているものが多数あります。精油(エッセンシャル・オイル)は一般に強力な抗菌殺菌作用があります。そのためそのようなオードトワレをご利用いただくのは加齢臭対策としてある程度効果があると思われます。ただし、劇的な効果や根本的な治癒ではありませんのでご了承下さい。

当社では『ローズ・エッセンス コンシンのジェル』というスキンケアも製造しています。これは純粋なローズオイルを配合していますが、ローズオイルが非常に高い殺菌効果を持っているため加齢臭に効くのではないかと数年前アンケートを取ったことがあります。

結果は「奇跡が起きた!」という嬉しい返答は一件もありませんでした(あれば凄いですよね)が、それなりに「いいかも」というご意見や、そういうスキンケアや香水を身だしなみとして付けるようになると、事前に洗顔やカラダを洗わない人は少ないので、身体を清潔にするという習慣的な効果があるというご返答もありました。

以上、香水で奇跡は起きないと思いますが、ぜひご検討ください。



(追伸)加齢臭を香水でマスキングするという考え方はお勧めできません。それは、それだとすぐわかる「露骨なカツラ」に感じられるのは私だけ?


(2008-02-06)
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商品開発のカナメ、ネーミング
何度かお伝えしているように現在シャワージェルを開発中です。「シャワージェル」はそう呼ぶにふさわしいジェル状の全身ソープとして数年間ミッションを果たしてきましたが、細かいところで不満が残り、在庫が終了した去年の秋以降、再生産は中止しています。

代わって「新シャワージェル」が完成され次第リリースされる予定です。

当社のシャワージェルのコンセプトは「シンプルだけど、楽しく香る」シャワージェルでした。新シャワージェルもコンセプトは同じです。

そこでシンプルさを突き詰めるために全成分を見直してなるべく成分数を削ることから始めましたが、天然素材にこだわると結局シャンプーのような合成洗剤系よりも石鹸系の方が成分も処方もシンプルになることから結果的に液体石鹸へと方向転換しました。

厳密に言えばジェル状でもありません。サラサラの液体で、泡でご使用いただくことを想定しています。

成分は、ヤシ油脂肪酸カリウムとグリセンリン程度しか入っていない石鹸になりました。これにシルバー(Ag/銀、抗菌剤として配合)と香料を加えますが、基本となる石鹸基材は紀元前にはじめて石鹸が作られた頃の成分とかなり似ています。

さて、商品開発ミーティングでの風景です。

このシンプルさをズバリ、わかってもらえるように私が提案した商品名はこうです:

『「香るシャワージェル、紀元前ソープ」ってどうですか?紀元前の石鹸と同じくらいシンプルですからね(^_^;』

残念ながらスタッフの反応はイマイチ。明らかに彼らは警戒しています。以前私が商品開発を担当した『コンシンのジェル』の件がありますから。

発売から2年経過しても、お客さまからは正しく呼んでくれない事実を思えば仕方ありません。電話でご注文される際、多くのお客さまが『ローズのジェル』と呼び変えたり、『コンシン』と言って下さるときは、かなりためらいがちです。

「コンシン?のジェル?ください」・・・こんな感じです。


なぜあんな冒険的なネーミングにしたのだろう、と今でも夢でうなされますが、もうこれで行くしかありません(その実、私的にはかなり気に入っているネーミングなんですよ)。

社内では「素朴さを強調したいんだったら、そのまま『素朴な石鹸』って言えば?」という意見が出ると、社内はそのまま『素朴な石鹸』ってわかりやすいよね、という雰囲気に。しかも、なんか「ワカイイ〜」そうです。

こんな当たり前の言い方、きっと他社が使用していると考え商標を調べてみるとなんと誰も商標登録していません。ふーん、とりあえず法的な障害はなさそうです。

「素朴な石鹸」というネーミングで3月リリース予定です。どうぞ、ご期待下さい。


(2008-02-05)
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香る生活


「工房」への原点回帰
ブランドを目指すなら「工房」への原点回帰が必要かもしれない。


当社は、自社のことをファッション用語で言うところのSPA(Specialty Store Retailer of Private Label Apparel)と考えています。SPAとは、文字通り訳せば「プライベートレーベルのアパレル専門店」。

メーカーから商品を仕入れて販売するデパートや通常の小売りとは違い、自社で商品開発の企画から生産、販売までトータルに事業をやり遂げる垂直統合型総合アパレル小売業のことです。

リテイラー(小売業)なのに製造するという意味で「製造小売業」と訳されることがあります。

しかし、実際の製造は他社の工場に生産を委託しているところも多く「製造小売業」ってのはどうでしょうか。

SPAのキーポイントは「ブランドの確立」と「直営店」です。


SPAというコトバは米国のGAP社によって1980年代に使用されたもので、この手法でGAP社は大きく前進しました。

日本ではユニクロさんがSPAで日本のアパレル界に一代旋風を巻き起こしたのはご存じの通りです。経済界では、ユニクロの大成功を見てSPAが一大ムーブメントとなりました。

SPAは、アパレルというワードが含まれていることから、ファッション産業に限定した形態を差しますが、実はファッションに限らず、このような形態の企業が増えてきています。

もともと世界の大ブランドの生い立ちは、ほとんど「自社開発かつ自社販売」でした。

SPAは逆にブランドの原点回帰と言える現象ではないでしょうか。

わざわざブランドの普通の運営形態を違うコトバで言い換える必要はなかったのかもしれません。

ヨーロッパのラグジュアリーブランドの歴史を見ればわかりますが、ヨーロッパ・ブランドの原点はだいたい「工房」です(日本もまったく同じですよね)。

工房には職人さんがいて親方がいました。

ブランド工房では、一階が店舗、二回が工房、その上の階や近所に親方や職人さんたちの住まいがあったものです。そういう工房はフランスでは「メゾン」と呼ばれました。

つまり、「自分たちで企画し、自分たちで作り、自分たちで売る」。

これがブランドのブランドたる形態だったのです。

現代では、工場は本社からはるか離れた中国に建てて、マーケティングは電通さんのような大手PR・広告会社に任せる。

そして、売場は世界の空港や世界の一流百貨店内にオープンという現代資本主義経済のお手本のような量産型マーケティング体制に変化したブランドさんも少なくなりません。

しかし、ブランドのメゾン回帰はすでに始まっています。

百貨店を出て直営店を持つ、中国工場を閉鎖して自国に戻すというラグジュアリーブランドさんが後を絶ちません。もっともなことです。

これからのブランドは、コストが安いという理由だけで他国に工場を建てず、自国で、しかもなるべく自分たちのブランドアイデンティティがある土地の産物・原料を利用して、その土地で生産し、自分たちで直営店を運営する。

そして、生産者が直接顧客と接点を持つ直営店や直販の形態へと変化していくと思います。


世界の消費者心理も日用消耗品(コモディティ)は、最先端資本主義メカニズムの恩恵によってもたらされる「安くて、どこにでも売っていて、どこでも同じで、コストパフォーマンスの優れたもの」、心の贅沢には「ちょっと特別なもの」とメリハリをつけて商品を選び購入する人々が増えいます。

世界の香水業界では現在、ニッチブランドやニッチパフューマリー、香水メゾンと呼ばれる新興香水メーカーが続々と生まれています。

その一つのブランドさんにUlrich Lang New York Fragrances(ウルリッチ・ラン・ニューヨーク・フレグランシーズ)があります。

もとロレアルの役員でアートディレクターだったUlrich Lang氏が創業した香水ブランドですが、最近のインタビューで答えていた内容は新興香水メーカーが目指す姿が端的に表現されています。

「ラクジュアリーに対する考え方は変化しつつあります。人々は量産型商品ではなく、もっとパーソナルな商品を求め始めています。ブランドは新しい贅沢を追求していくとこになるでしょう。そのような商品には派手な広告や宣伝など必要ありません」

"The notion of luxury is changing," Lang said in a recent interview. "People are looking more into personal products, less mass-marketed products ...it goes hand in hand with the new luxury -- they don't need to flaunt it." (Charlotte.com, Jan. 31, 2008)

(2008-02-04)
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香る生活


真夜中に鳴る電話、人々の24時間化
当社は、香水メーカー兼通販事業者です。

とはいえ、通販ビジネスは、吹けば飛びそうな規模。システムも小規模ですし、コールセンターもありません。

お客さまからの電話ご注文は社内にいるスタッフが受けます。当然ながら受注業務だけを専門にするスタッフはおりません。

そんなわけで、大規模なコールセンターを所有または委託して、24時間365日の受注体制を敷いている大手通販会社さんとは当然やり方が違ってきます。

あえて比較しなくてもよいのですが、問題は「24時間体制に慣れたお客さまの増加」です。

当社は昔から午前10時〜午後6時で営業、土日・休日は休業。昔からのお客さまは慣れたものでビジネスデーのビジネスアワーを狙ってご連絡いただきます。


しかし、新規のお客さまには真夜中にお電話頂く場合もあります。

ごくまれに誰かが残業していることもありますが、オフィスは普通誰もいません。着信記録が残りますので、朝出勤して「昨夜は、○○件電話があった」とわかります。

先日、私が真夜中残業をしていたところ午前四時に電話が鳴りました。

「こんな時間に誰だろう?」

いぶかしげに電話を取るとはじめてのお客さまからのご注文電話でした。ありがたくご注文を受けさせてもらいましたが、「昔ならなかったな〜」と感慨深いものがありました。


人々は24時間化しているのでしょうか。


事情があり今年の元旦私は午前3時に駅前のマクドナルドに行きました。

マックは数年前から24時間体制の店舗を増やしているそうですが、元旦の店内は若者のグループで溢れていました。

テーブルの上に上半身を伏せてへたばっている若者もちらほら。

大晦日のカウントダウンパーティで終電をなくした人々でしょうか?まさか、元旦午前3時に盛況なマックの店内を観察できるとは夢にも思いませんでした。


夜のマックには「マック難民」(ホームレスの方々)が急増しているそうですが、全体的に人々の24時間化は止まりません。



(2008-02-03)
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香る生活


ロレアルのTsunami
「津波」は現在では世界用語。ここではTsunamiと書かせていただきました。

ビッグな経済ニュースが飛び込んできました。世界最大の化粧品会社ロレアルが「イブ・サン・ローラン・ボーテ」を買収するそうです。まあ、最近のM&Aは巨大化する一方なので「中国、アメリカを買収」くらいまで行かないと驚かなくなりそうですが、しかし、やはり化粧品業界にとっては大きなニュースです。

ちなみに「イブ・サン・ローラン・ボーテ」はイブ・サン・ローラン本体ではなく、YSLの化粧品部門(Beaute Cosmetics Division)です。「ボーテ」はフランス語で、英語の「ビューティ」にあたるコトバです。「イブ・サン・ローラン・ボーテ」の現所有者はYSLではなくPPRです。

PPRとは、フランスの百貨店プランタンなどを展開するフランス流通大手です。銀座の百貨店「プランタン銀座」はダイエーがはじめて百貨店事業に乗り出した際、フランス・プランタンと提携しプランタン名称を使用したことで日本では大変有名になりました。

ダイエーと言えば戦後流通業界の風雲児・中内功氏が一代で立ち上げた伝説の大スーパーですが、PPRもフランソワ・ピノー(Francois Pinault)氏が一代で立ち上げた伝説の流通総合大企業で、数年前まで「ピノー・プランタン・ルドゥート」という会社名でした。プランタンを売却したため社名変更したのではないかと思われます(プランタンはすでに売却されていいます)。

このPPRは、流通大手でありながらブランド買収にことのほか熱心で、イタリア・グッチの買収では、LVMHと手汗握る泥沼の闘いを演じヨーロッパのみならず世界を湧かせる大買収合戦として歴史に刻まれました。ちょっとサスペンス劇場のようでしたよ。

PPRは、現在はLVMHと同じくブランドの持株会社としてのイメージが強く「流通大手」や「小売り大手」という表現は適切でないかもしれません。

世界のラグジュアリーブランド大手と言えば仏LVMH、スイス・リシュモン、仏PPRという感じになっています。だいたいの有名なラグジュアリーブランドはこの3グループのどれかの傘下にあります。

たとえば、香水のラグジュアリーブランドで、独立系のブランドはシャネルくらいになりました。ちょっと寂しいですね。


さて、PPRから本題に戻ります。

ロレアルの買収攻勢は、日本ではシュウ・ウエムラの買収で有名になりましたが、2006年英ザ・ボディショップも買い取ってしまいました(驚きました。企業ポリシーがポリシーなだけに)。

ロレアル傘下のブランドを少し見てみましょう。アルマーニ、ビオテルム、ヘレナ・ルビンシュタイン、ラルフ・ローレン、ランコム、メイベリン・ニューヨーク、ラ・ロッシュ・ポゼ・・・アメリカだろうと、ヨーロッパだろうとドンドン飲み込む感じです。

そして、ロレアルは日本・アジアの化粧品会社の買収にも並々ならぬ闘志を燃やしているらしいというウワサが。逆に買収されたいと望んでいる日本の化粧品会社さんなんかもあったりして?

しかし、ロレアルの買収を見てみると、総合ブランドではなくかなり専門的なブランドをすでに確立していることが前提条件のようにも見えます。自分でブランドを構築する手間暇が、かの世界最大の企業でさえ困難な時代であることを象徴しているようにも感じられます。

そんな時代なんですね。

-------Translation"E--------
L'Oreal Makes Offer for PPR's YSL Beaute(Wednesday January 23, AP)

ロレアル、PPRとYSLボーテ買収交渉

ロレアルSAは、PPRとYSLボーテ買収に関して1800億円の提示をしたことを発表しました。契約にはイブ・サン・ローラン及びブシュロンの香水と化粧品の長期に渡るライセンシングが含まれます(ブランド所有権はPPRに残ります)。また、ステラ・マッカートニーなどのブランドの権限がロレアルに委譲されます。ロジェ・ガレも同様に委譲されます。

世界的な景気低迷の影響で収益悪化が懸念されるPPRの株価が下がっている中でこの発表は行われました。


L'Oreal Makes Offer for PPR's YSL Beaute Cosmetics Division

PARIS (AP) -- L'Oreal SA said Wednesday it has entered into talks to buy French retail and luxury firm PPR SA's YSL Beaute cosmetics division for 1.15 billion euros ($1.68 billion.)

The deal would include a long-term license agreement for the fragrance and cosmetics brands Yves Saint Laurent and Boucheron, which will remain the property of PPR, L'Oreal said in a statement.

Licenses for Stella McCartney, Oscar de la Renta and Ermenegildo Zegna fragrance and cosmetics brands will be transferred to L'Oreal under the deal.

Roger&Gallet, part of the YSL Beaute division, will also be sold to L'Oreal under the terms of the deal.

The announcement comes at a time when PPR shares have been hurt by a series of target price downgrades by analysts amid concerns that a deterioration in the global macroeconomic situation will translate into lower revenue across the company's activities, from high-end luxury goods to mass-market Puma-brand sneakers.
---------------END--------------
(2008-02-01)
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