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香る生活


最も人気があるクリスマス・プレゼント
最も人気のあるクリスマス・プレゼントは「香水」、クリスマス後、最も捨てられるゴミも「香水」


きょうは英国、テレグラム紙(Telegraph.co.uk)からクリスマス・ゴミのお話です。

英国に限らずアメリカ、ヨーロッパ、ロシアでもっとも人気があるクリスマス・ギフトは常に「香水」です。

アンケートでは常にトップクラスで、ニンテンドーやiPodなどにお株を奪われそうな年もありますが、私の知る限り香水はずっと昔から、おそらく私の生まれる前から不動の人気を安定的に保ってきました。

外出時のヨーロッパ女性のバッグに入っている化粧品のトップアイテムは「口紅・アイシャドウ・香水」です。

香水は日常的に需要があり、ほとんどの女性が常に必要としているアイテムです。化粧品ジャンルの中でトップシェアであるだけことはあります(日本の場合、ジャンル別トップはスキンケア)

ところが、もらってうれしくなかったギフト(Unwanted Gifts)も「香水」だったとの調査結果が出ました。

Unwanted gifts worth £50m are binned
(100億円にも及ぶアンウオンテッド・ギフトがゴミとなる)

イギリスにサリー郡という土地があるらしいのですが、そこで行われた調査によると4分の1の人が必要ない「石けんや香水」もらったと返答。石けんや香水などのトイレタリーが「いらないギフト」のトップだった。

いらないギフトは、3%の人が即ゴミ箱へ。合計するとその地方だけで100億円程度のギフトがゴミとなります。

8.5%の人がeBayなどのオークションでさばき、33%の人がチャリティ・ショップへ。そして20%の人が誰かへの「ギフト」にしているとのことです。

日本も一時期、どこのご家庭に「もらった石鹸」が洗面所の棚にしまい込まれている光景は普通でしたが、英国では今でもギフトのムダなトップアイテムなんですね。香水とともに。

香水は日本ではブランド品のイメージが強く、コモディティ(日用消耗品)とは考えられていませんが、ヨーロッパでは香水にも階級があってコモディティからブランド嗜好品としてのイメージは多彩です。もちろん価格帯のバラエティも広いものがありす。

オークションは必要な人に届けることができるのでムダにはならないでしょうが、3%の人が即ゴミ箱というのは悲しい。

仮に日本の人口の3%の人がもらった香水を即ゴミ箱に投げ捨てると、実に300万本がゴミ処理にされます。これは一大産業です。

作るのも産業ですし、処理するのも産業になりえる数字です。香水の廃棄処理って大変ですから。彼らは香水の処分をどうしているんでだろうか?・・・まさかそのまま埋め立て?・・・・


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Unwanted gifts worth £50m are binned
Last Updated: 12:01am GMT 14/01/2008

Wasteful Britons have binned unwanted Christmas presents worth almost £50 million, according to new research.

The study on behalf of Surrey county council found that the nation's least-loved gifts were toiletries, with a quarter of those asked claiming to have received unwanted soaps and perfumes.

The survey found that 3.1 per cent of people threw their unwanted gifts straight in the bin.

An average cost of £10 per gift adds up to £48 million destined for the tip.

An enterprising 8.5 per cent turned their disappointment into profit by selling unwanted gifts on eBay or advertising locally.

A third of respondents said they would give their unwanted presents to charity shops, while 20 per cent confessed to saving them to give back to friends and family.
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(2008-01-17)
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香る生活


「花投票」、アイテムに加えたいお花は?
武蔵野ワークスのメインプロダクト「フローラル・フォーシーズンズ」には現在約50種類のアイテムがあります。毎年数アイテム増え、数アイテムリタイアしています。

去年は「ハッピーベル」と「空山」がリタイアしました。リタイアの理由は様々です。人気に陰りがあるものはもちろんですが、製造中止や不作のため香料原料が入手できなくなったものや、マーケティング上やむをえないものなどいろいろです。

「ハッピーベル」は「すずらん」との差別化が明確でないためマーケティング上控え室に待機状態になり、私のお気に入りの「空山」は原料の仕入れに問題があるため一応リタイア。ほとんどが女性客の当社のお客様にもチョイスしにくい香りでしたので、人気の方もイマイチでしたが、メンズに注力する際は再登場もあり?と期待しています。

さて、新作の方は毎年安定的に投入しています。今年は3月に「枝垂紅梅」(しだれこうばい)と「沈香」(じんこう)を予定しています。この香りはまた後日ウンチクさせてもらうとして、さらに開発中の香りに「百合」リニューアル版、「れんげ」、「菜の花」、そして笑える一品「彼岸花」(ひがんばな)などがあります。

これらすべてをリリースするものではありませんが、フィールドワーク(お花畑に出ていって香りのチェック)や調香は続けられています。

さらに長期展望に立ち、みなさんが期待する香りも募集しています。お手数でなければ、下記のアンケート「花投票・フローラル・フォーシーズンズに加えたい花」にご協力ください。

リストアップされている花や植物は、何年か前にアンケートで集めたものですが、特に「スイートピー」「桃の花」「林檎の花」など人気が高かったです。

「ベンジャミン」なんてあります。日本では観葉植物で葉っぱだけの植物で香りなんかなかったように記憶していますが、何を期待してベンジャミンがリストアップされているのか、今となっては忘却の彼方。が、まあこれもニギワイということで・・・

ヨーロッパ産の「ライラック」は、特に北方のものは香りがロマンティックで、ももちろん高い人気でしたが、市販製品がすでに多く見られますので、現状社内的にはやや前向きでないのが実状ですが、改めてみなさんの意見をお聞きします。

さてさて、みなさんのご意見はいかに?・・・結果は下記のアンケートと同じページでリアルタイムに表示されますし、このブログでもときどきレビューし、みなさまに報告予定です。

花投票・フローラル・フォーシーズンズに加えたい花




※Q&A・FAQ・よくある質問 【商品化して欲しい花】




(2008-01-16)
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香る生活


タバコ攻防戦
米国では1990年代、各地で「タバコ訴訟」が相次ぎました。そして現在でも延々と訴訟は繰り返されています。

中には日本人の感覚からすればタバコ会社を訴える前にまずは自分で禁煙した方がよいのではないかと感じるケースもありまますが、当事者でない私には詳細は不明です。

結果として、たとえば1998年米国50州のほとんどの州政府が参加したと言われる「タバコ健康被害集団訴訟」では、25兆円をタバコ会社からもぎ取ったそうです。

フィリップ・モリスUSA、RJレイノルズなどの大手タバコメーカー5社は25年に渡り分割支払いを行うことで州政府と和解しました。

その後、アメリカ合衆国政府が、同じように大手タバコメーカーに対して天文学的賠償金を求めて訴訟を起こそうとしたり(政府が民間企業を訴えるってどういうこと?日本なら規制したりガサ入れすれば済むことですが、あちらではカネを取るんですね・・・ロビー活動も盛んなようで・・・わからないことばかりです)、個人やグループなど訴訟は今後も続いていくようです。

外国企業といえども、アメリカではJTさんもいつまでも安全ではおれないかもしれません。



東京では最近タクシーが全面禁煙になりました。真綿で首をしめるように喫煙包囲網が狭まっていく流れは止められそうにもありません。愛煙家には厳しいご時世です。

しかし、喫煙者には感じないことですがタバコの匂いが染みついたタクシー車内は「酔ってしまう」と表現する人がいるくらいで、タバコを吸わない人にはタクシーの禁煙は歓迎でしょう。

最近東京駅から松本行き特急に乗りました。八王子までですが。まあ、ちょっとたまに特急に乗ってみたいというだけの理由だったのですが、しかし、何十年ぶりかに乗る特急の車内に愕然としました。

車内の天井、壁、椅子、窓枠、すべてのプラスティックが「黄色い」んです。プラスティックの黄色は紫外線か、タバコの煙しかありません。底光りのするような強いニオイですから考えるまでもなくタバコが原因のようです。

今でこそその車両は禁煙車でしたが、何十年と豊かな紫色の煙にさらされてきたのでしょう。タバコが嫌いな人ならあの電車にはもう二度と乗りたいと思わないでしょう。

何年か前、カゼをこじらせて、病院の待合室で自分の番を待っていました。近くにいたオヤジが私の咳に無頓着にタバコに火を付けます。一本吸い終わり、またすぐ次の一本に火を付けました。すると同じく近くにいた知らない老人がタバコオヤジに文句を言います。

「こんなに咳が出ている人がいるのに、少しはわきまえたらどうですか」。

言い方が厳しかったです。彼は明らかに苛立っていました。

私の咳は、タバコの煙とはそれほど関係はありませんでしたが、思うに、その人はタバコが憎かったのだと思います。言い合いはエスカレート、さすがに掴み合いまでは行きませんでしたが、お互いボクらは病人なのだからみんな静かに回復に専念したいところ・・・

タバコをめぐる攻防戦はまだまだ続きそうです。




※肩身の狭い愛煙家にはこんなバーも
気兼ねなく紫煙、至福の時──葉巻楽しめるバー
「大阪・御堂筋で路上喫煙が禁止されるなど、関西でも「嫌煙」は広がるばかり。肩身の狭い喫煙者は・・・」 (2008-01-15)
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香る生活


香水の付けすぎ、ウツの人に多い?
テルアビブ大学の先生が発表した香水とディプレッション(うつ病、憂うつ)の関係についてのおもしろい意見をご紹介します。

Why Some Women Wear Too Much Perfume
「なぜ女性は香水の付けすぎるのか?・・・それはうつ病のサインかもしれない」

記事によれば、ウツ状態のネズミは、嗅覚(きゅうかく)を司る細胞の活動スイッチが切れる(嗅覚感覚が停止)ことを発見。ネズミに起こったことは、人にも起こっていることだと考えています。

「この結果が示すことは、ウツ状態にある女性は匂いの感覚が落ちています。そのため無意識により強い香水で匂いの感覚を補おうとしているのです」

・・・なるほど、耳が悪い人は大きな声を出す傾向にありますが、似た現象でしょうか?

「自己免疫疾患性うつ病の最初の兆候は体重の減少ですが、匂いがわからなければ、味もしないし、食事が楽しくない。だから、食べなくなるし体重が落ちるというわけです」



簡単に要約すれば以上の内容です。なるほど・・・ しかし、自分の経験では香水を付けすぎる人とウツ状態に関係があるようには感じません。むしろ、付けすぎる人は元気な人に多いような・・・

記事を正確に読むと、ネズミに自己抗体を投与して体内の免疫システムが自分自身を攻撃するよう免疫疾患(自己免疫疾患)を起こさせたとなっています。

医学用語がバシバシ出てきて恐縮ですが、人間の免疫システムって、それはもう驚異の世界です。国家にたとえれば政府の正規軍ですが、アレルギー反応や自己免疫疾患とは自国の軍隊が体内でクーデターを起こし反乱している状態ですよね。

すべてのうつ病がこの種の自己免疫疾患で起っているのか、そんな病気でしたっけ?なんて素朴に考えたりしました。

また、体重が落ちる原因を「食べても楽しくないから(because you don't enjoy the food)」というのも、突っ込めそうですね。

うつ病も人の免疫システムも現代科学をもってしてもよくわからないことばかりで、どんな研究成果が出てもいろいろとありますが、ある種の病気で嗅覚が停止するという生理的な現象が発見されたのは大きいと思います。

体験的に私たちは病気や体調によって匂いや香りの感覚が鈍くなることはよく知っています。それは生理的にも本当だったんだな、と今日も一つお勉強しました。



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Why Some Women Wear Too Much Perfume
(LiveScience.com, Tue Jan 8, 7:01 AM ET)

Women who doll up with too much perfume might not know it because they're depressed.

That's the conclusion of Dr. Yehuda Shoenfeld, a physician and autoimmune disease researcher at Tel Aviv University in Israel who studies "autoantibodies." This class of chemicals launches attacks against the body's cells, often in patients with autoimmune disease such as lupus.

"Our scientific findings suggest that women who are depressed are also losing their sense of smell, and may overcompensate by using more perfume," he said.

Shoenfeld and his colleagues used autoantibodies(自己抗体) to cause depression in female mice, and found that the chemicals turned off olfactory gland cells, which are responsible for a sense of smell. The treatment plugged the creatures' smelling abilities — without actually plugging their noses — and caused them to lose weight.

Mice are thought to be good models for how the human body and brain work.

"Loss of weight is one of the first signs of depression in autoimmune disease(自己免疫疾患性) patients," Shoenfeld told LiveScience. "If you can't smell, you don't eat because you don't enjoy the food. If you don't eat, you lose weight."

But is the link between depression and overly scented women limited to autoimmune disease patients? Shoenfeld doesn't think so.

"Depression operates similarly in people who do and do not have a disease," he said, which might explain why some men slap on too much cologne, too. Whatever the case, Shoenfeld thinks that physicians — including himself — need to focus more on smell in relation to a person's health.

"We are aware of all the senses, but have neglected smell for a long time," he said. "It was only three years ago that two scientists won Nobel prizes for deciphering receptors for smell in humans. We still have a lot of work to do in what I believe is an extremely important area."
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(2008-01-12)
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香る生活


「そういう私もゲランの夜間飛行にあこがれて・・・」
当社の香水を長年ご愛用いただいているお客様さまからいただいたメールの中にこのような一節がありました。

「・・・そういう私もゲランの夜間飛行のトワレにあこがれて使い始め(今は廃盤なんです・・)」

個人的なこと、身の上的なことはあまりお話にならないお客様です。なにかの連絡にふと入り込んでことばに物語があるな〜と思った瞬間でした。

彼女はゲランの「夜間飛行」で香水の世界にはまり込んだんですね。香水が好きな人には、多くの場合、きっかけとなる想い出の、おそらくショックを受けた香水があるようです。当社のパフューマーの一人は、前にも書いたかもしれませんが、資生堂「ノンブル・ノアール」に感動したと言っていました。

まあ、なんと「夜間飛行」も「ノンブル・ノアール」も今ではなかなか手に入りません。もし手に入っても昔の感動が蘇るかどうか自信はありません。なぜなら人は変わりますから。むしろ想いので中にとどめておく方が美しい香りかもしれません。



ところで、ゲランの「夜間飛行」。ご存じない方に少し解説させていただきます。

調香はジャック・ゲラン氏。香水の名門一族ゲラン家のパフューマーです。ジャックの作品には他に「ミツコ」「シャリマー」などがあります。「ミツコ」にも、もううなされるくらい熱いファンがいることで有名です。

ジャックの友人に小説作家がいました。彼の名はアントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ。

聞いたことありますか?テグジュペリ?、テグジュペリ?、・・・私は知りませんでしたが、飛行機乗りにして『星の王子さま』(Le Petit Prince)の作者といえば、ああ、という感じでしょうか。

彼の作品の一つ、というより代表作の一つが『夜間飛行』(Vol de Nuit、1931年)です。ゲランの『夜間飛行』(1933年)。どういういきさつでジャックが名香「夜間飛行」を制作したのか、もう手に取るようにわかりますね。



テグジュペリの小説『夜間飛行』についてはWikiから引用させていただきます。

---------------(引用)----------------
アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ『夜間飛行』

サン=テグジュペリ自身の飛行機乗りの経験を活かしたリアリズムにあふれる作品。夜間飛行という危険きわまりない事業の中で浮き彫りにされる、人間の尊厳と勇気が主題になっている。

また、通信機・エンジン・飛行士の会話など、作者自身の経験を活かしたリアルな描写は、郵便飛行開拓期の歴史的史料としての価値も高い。(飛行機の歴史参照)。またフランスの植民地文学としても白眉である。
-----------(引用ここまで)------------

(2008-01-11)
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香る生活


イチョウ葉の安全性を調べる(日本)
イチョウ葉の連載もだいぶんトウが立ってきましたが、きょうは第三者のレポートをご紹介。このレポートは一部のイチョウ派エキスの販売や生産会社を窮地に陥れるインパクトのあるものとなりました。やや古い話(2002年)ですが、・・・

※余談ですが自分が知らないのでちょっと調べてみました。「トウが立つ」とは「薹(とう)が立・つ」と書くそうです(野菜などの花茎が伸びて硬くなり食べ頃を過ぎる。 大辞林)。感謝。


国民生活センター発表の資料からイチョウ葉エキスを検証します。いや、正確にはイチョウ葉エキスそのものの検証ではなく、市販されているイチョウ葉エキス製品の検証です。結論からいえば、相当「危ない」ものがあるという内容になっています。国民生活センターさんが発表するからには、そういう警告があるからこそ公開しておられるのだと思いますので、予定通りの結果ということでしょうか。

健康食品産業は過去30年間、相当おいしい業種として盛り上がってきましたが、まじめな研究を行い、誠実なビジネスを展開する方々がおられる一方、相当やる気満々でミラクルな作り話で国民を惑わす業者も少なくなく、結果的に「健食」といえば胡散臭さのイメージがついてしまいました。

国民生活センターのように第三者の立場で、公平なデータを提供してくれる機関はありがたいと思います。

イチョウ葉食品の安全性〜アレルギー物質とその他の特有成分について考える〜(平成14年11月25日)

ダウンロード可能な資料があります。15ページ。じっくり読むには大変なので要約しますと、下記のようになります:

(1)イチョウ葉エキス市場・・・110億円
(2)国民生活センターに寄せられるイチョウ葉エキスに関するクレーム増加中・・・体中に湿疹がでた、吐き気や腹痛など
(3)市販されているイチョウ葉エキス製品20種類を独自にテスト
(4)有効成分をほとんど含まない製品あり
(5)有害成分を高濃度で含む製品あり

有効成分が含まれないなら買うだけムダですが、有害成分を含む物があり、危険な製品の存在を指摘。一部のメーカーの製品には打劇的調査結果となっています。

【有害成分と有効成分の評価基準】
もっと詳しく見てみましょう。イチョウ葉の有害成分としてギンコール酸があり、有効成分としてテルペノイド、フラボノイドが取り上げられています。有害なギンコール酸は製造過程で除去する必要があります。ドイツ・フランスではイチョウ葉エキス製品は医薬品として販売されており、成分基準が明示されています。

★医薬品用イチョウ葉エキスの規格(ドイツ)
・1日の摂取量目安:120mg
・ギンコール酸:5ppm(0.0005%)以下(120mg中約0.000006g)
・テルペノイド:5-7%(120mg中約0.7mg)
・フラボノイド:22-27%(120mg中約30mg)

【イチョウ葉エキスの形状】
イチョウ葉エキス製品には大別して「イチョウ葉エキス成分を含有した錠剤、カプセル、液体」「イチョウ葉の粉砕物」「お茶」があります。それぞれの形態で特徴的な結論がでています。

【結論】
・「イチョウ葉エキス成分を含有した錠剤、カプセル、液体」には、医薬品用イチョウ葉エキスの規格(ドイツ)を満たす製品もあるが、満たさない製品も少なくない。

・「イチョウ葉の粉砕物」は、概してギンコール酸濃度が高く危険である。中には医薬品用イチョウ葉エキスの規格(ドイツ)のギンコール酸基準値の数千倍にのぼるものもある。

・「お茶」通常の入れ方(3分程度蒸す)では有効成分も有害成分も微量(良くも悪くも人体に影響しない量)しか溶出しないが、長時間煮込めば有害成分が溶出するため過度に煮出さないようにしたい(実験ではお湯が半分になるまで煮出してる)。


以上、国民生活センターの資料から要約しました。この調査結果が正しければ、私のイチョウ葉茶プロジェクトは潰えた感じです。この実験結果によればイチョウ葉エキスのお茶は有効成分も有害成分も微量しか溶出せず無意味だからです。

製品比較のための実験をしたことがある方なら思い当たるかもしれないが、この種の実験は実験の仕方や実験条件によって結果が大きく変動します。同じ検証でも、検証する人が違えば、違う結果がでることも珍しくないため「すべてのケースで無意味」と一概に結論づけるのは早いかもしれませんが、参考になりますよね。



イチョウ葉の安全性を調べる(日本)
イチョウ葉の効用を調べる(海外)
イチョウの葉 #5 イチョウの葉茶
イチョウの葉 #4 燃えるイチョウ
イチョウの葉 #3 脳内血管
イチョウの葉 #2 イチョウ並木
イチョウの葉 #1

(2008-01-10)
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