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香る生活


お客さま投書
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暇つぶしにモバイル・ショッピング?
モバイルのショッピングは「暇で時間をつぶしたいとき」

IMJモバイルの調査によるとモバイルでショッピングサイトにアクセスするタイミングは・・・

(1)暇で時間をつぶしたいとき・・・54%
(4)就寝前・・・41%
(3)モバイルサイトからのお知らせメールを見たとき・・・40%

ケータイを使うシーンにとって「暇なとき」「時間つぶし」はキーワードのようです。

友人や知人と喫茶店に入って話が途切れたり話すことがなくなって、なんとなく手持ちぶさになると、昔はタバコに手を伸ばして一吹しする人が少なくありませんでした。

今は禁煙の喫茶店も増えました。タバコよりケータイを取り出して・・・こんな光景も「暇つぶし」の一例かもしれません。

細切れ時間に「ちょいとアクセス」。

どんな目的でネットにアクセスするのか、人それぞれ。10代はモバゲータウンやモバオクのようなエンタメ系、ソーシャルネットワーク系のサイトに人気があるそうです。

私の世代でしたら、外出先からのメールチェックは助かります。ニュース速報にスポーツニュース、投資に関心のある人なら経済ニューズに株価、為替相場に金価格。

都内を移動するには駅の乗換え検索、勉強熱心な人には毎日の語学ワンポイントレッスンだったり・・・

ケータイでのインターネット活用は、このようにさまざまなシチュエーションで便利ですが、細切れ時間に「ちょいとネットでショッピング」という使い方は、個人的にはあまりイメージできないものでした。

でも、最近ではアリかな?と感じるようになりました。

ショッピングはそれなりにエキサイティング。大切なお金を消費するわけですから、商品選びにはけっこう真剣になれるものです。下手なゲームよりはよほどスリリングです。

ショッピングそれ自体がちょっと気合いの入ったゲームやスリル満点のエンターテイメントのように楽しい。買ってしまえば何か「達成感」も感じることも。

気分が落ち着かないとき自分でハンドルを握って半時間くらい外で車を流してくるとスッキリした気持ちになりますが、自動車の運転という適度な刺激と緊張感が、精神状態を活性化してくれるためです。

ショッピングにも同じ効果効用があります。商品そのものの入手というより「買うという行為」が、心理的な緊張感や達成感や満たし気持ちを安定させるのかもしれません。

「暇つぶしモバイルショッピング」を多くのモバイル通販のマーケッター達が狙っています。賢い消費者でありたいですね。

(2007-12-30)
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盛り上がるモバイル通販
モバイル通販がいよいよ本格的に。

私は昔の人間なので、ケータイで高額な買い物にはやや抵抗があります。

が、世の中、5万でも10万でもケータイからショッピングされる方も。

今日はそんなニュースをご紹介します。

ドコモ・ドットコムの「モバイルECサイト調査」

ケータイショッピングますます盛況とのこと。

その理由は「携帯電話の持ち運びに便利な手軽さ」や「ポイントが貯まる」ということが挙げられている、としています。

以下調査結果を抜粋。「・・・」印以下は私のコメントです。

●購入の多い商品ジャンル:
「書籍・雑誌」(45.6%)
「食料品・飲料・酒類」(36.7%)
「CD・ビデオ・DVD」(36.0%)
「洋服」(26.9%)

・・・私もネットで本をよく買います。しかし、「本屋さんで中身を確認していたら買わなかっただろうな〜」と思う本が半分以上で、なるべくリアル店舗に足を運ぶようにしています。

しかし、リアル店舗の在庫には限りがあり、また検索もできないので・・・結果的にどちらにもお世話に。

「洋服」は女性の利用が多いと思うのですが、サイズ違いのリスクを乗り越えて意外な人気に驚きです。買いに行く暇がないのかな?


●利用シーン
「自宅でくつろいでいる時」(58.2%)
「昼休み・休憩時間中」(30.2%)
「夕方〜夜の帰宅時」(25.1%)

・・・私は昔セブンイレブン状態(朝7時出勤、夜11時帰宅)のサラリーマンをやっていた時期があります。夜遅い満員電車での帰宅はどうしようもなくきつかった。

こういうときは、私の場合、電車の中で気を紛らわせてくれる何かが必要でした。当時は搭乗駅のキオスクで週刊誌を買い込んで隅から隅まで読んでました。

今なら帰りの電車の中ではケータイでどうでもよいサイトをクリックし続けているかもしれません(今は帰宅が遅くないので健全に暮らしています)。「夕方〜夜の帰宅時」に買い物する人って、こういうお疲れの人々では???


●性別:
男性が「書籍・雑誌」(56.0%)、
女性が「洋服」(37.6%)、「化粧品・香水・ヘアケア用品」(32.4%)

・・・納得できます。


●iモードショッピングでの最高購入金額
「1万〜5万円未満」(30.7%)
「5,000〜1万円未満」(30.3%)
「1,000〜5,000円未満」(26.9%)
「5万円以上」(9.8%)
※男性30〜49歳で5万円以上の高額購入者の割合が高い。

・・・案外、10代の子供たちが凄かったりすると聞いています。

高校生くらいの子供たちが月何万円もケータイ代を払ったり、ケータイで高額な買い物をするのは、やっぱり違和感ですね。


●最利用ショッピングサイト
「楽天市場」(43.7%)
「Yahoo!ショッピング」(11.3%)
「Amazon」(7.8%)

・・・私の第一声「なんで?」。いや、別段政治的な意味はありません。


●ショッピングを利用する際の重視点
「商品の画像が複数あり詳細がわかる」(53.5%)
「セキュリティ技術により情報が守られていることがわかる」(50.0%)
「送料に関する情報がわかる」(45.8%)

・・・なるほど、勉強になります。

(2007-12-29)
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今年の営業、最終日
クリスマスも夜中12時を過ぎれば、飾り付けは「即時撤去」という商店街や百貨店は多いようです(夜中12時半、東京あるアーケード街で目撃)。

町中のだいたいの飾り付けは数日で一掃されます。近所の豪華だったイルミネーションのお宅も昨日お父さんが朝からせっせと撤去作業やられていました(朝の通勤時に目撃)。

用済みサンタさん達もどこかえ消えました。

世界的にクリスマスは商業イベントになり果てましたので、セールが終われば夢の後・・・ですね。

ちなみに多少なりとも宗教的な意味を残している欧米ではクリスマスの飾り付けは年明けまで残しているお国が多いようです。

しかし、大丈夫です。「夢の後」とはいえ、わがニッポンにはまだこれから「大晦日」と「お正月」と「隠し芸大会」という一大イベントが目白押しです。御徒町・アメ横はきょうも燃えていますし、大晦日は、伝統的に借金取りが除夜の鐘まで取り立てにかけずり回り、除夜の鐘を無事に聞けるかどうかは、「借金取り」vs「香り手」の文字通り命をかけたバトルだったそうで、そういう歴史を知ると除夜の鐘の響き方も神聖に聞こえてきますからふしきです。・・・



武蔵野ワークスの今年の営業は本日が最終日です。

今年も一年、お世話になりました。

楽しく健やかな年末年始をお迎えください。

そして、みなさまにとって新年が幸ある一年になりますようお祈りいたします。

新年は1月4日から営業いたします。



・・・えーと、余談ですが私は個人的に年末まで働いております。

(2007-12-28)
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ブルックス・ブラザーズの香水ブランド
ようやくクリスマスソングも止んで、町中の喧噪も若干落ち着きましたが、年の瀬の盛り上がりは依然活気を帯びています。

きょうはブルックス・ブラザーズというアメリカの老舗ご服屋さんのニュースを紹介します。

ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)は、1818年ニューヨークで創業。アメリカントラッド、アイビーリーグファッションの殿堂として歴代大統領もブルックスのタイをしめ、ブルックスのシャツとスーツで決めてきたというとうな由緒ある有名ブランドです。特にメンズウエアに強みがありますが、レディスも力を入れています。

(昨日投稿したきょうの一冊『VANストーリーズ 石津謙介とアイビーの時代』#3にブルックス・ブラザーズを偶然ちらっと取り上げました)

「ファッションブランドは、やがて必ず香水を商品アイテムに加える」とは私が繰り返して書いてきたので、ここで繰り返すのはやや興ざめですが、ブルックス・ブラザーズも当然のように独自の香水アイテムを展開しています。

インターパルファムは、香水開発の会社で企画、デザイン、流通、マーケティングなど香水に関する世界的なビジネスを展開する会社さんです。インターパルファム社が手がけた香水に「ポールスミス」「ランバン」「バーバリー」「クリスチャン・ラクロワ」「クイックシルバー」「ヴァン クリフ&アーベル」などがあります。

インターパルファムは、有名ブランドの香水をどんどん手がけることと、投資家も多く付いており、さらに近年お家騒動も多かったため、香水関係者・NASDAQの投資家にとっては経済ニュースを騒がす話題の会社さんです。

さて、今日のニュースです:

-------------
Inter Parfums, Inc. and Brooks Brothers Enter into Exclusive Agreement for Personal Care Products(NEW YORK, Nov 27, 2007 BUSINESS WIRE インターパルファム、ブルックス・ブラザーズ、化粧品に関する包括的契約へ)

インターパルファムとブルックス・ブラザーズは、米国内のブルックス・ブラザーズの店舗で販売されるブルックスブランドの化粧品の製造および流通に関する契約に合意しました。契約には海外のブルックス・ブラザーズの店舗、百貨店、スペシャリティストア、デューティーフリーストアなどで取り扱うブルックスブランドの化粧品に関する販売ライセンス含まれています。それに加え、ブルックス・ブラザーズの既存のフレグランスや化粧品の製造および流通も獲得する模様です。

Inter Parfums, Inc. (NASDAQ GS: IPAR) and Brooks Brothers, the oldest clothier in the United States, have entered into an exclusive agreement covering the design, manufacture and supply of personal care products for men and women to be sold at Brooks Brothers locations in the United States as well as a licensing agreement covering Brooks Brothers stores and specialty and department stores outside the United States and duty free and other travel-related retailers. In addition to new product development, Inter Parfums will assume responsibility for the production and supply of existing Brooks Brothers fragrance and related personal care products.
-------------



日本のファッションブランドさんが香水を創るときは、きっと開発は当社に・・・

「Japanese Apparel Giant ○○ and Fragrance House Musashino Works, Inc. Enter into Exclusive Agreement for Prestigious Personal Care Products」なんて記事が踊る日がくる(?)


(2007-12-27)
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『VANストーリーズ』#3
「日本でアイビーをやっていこうと決めたときの石津謙介は、もう年齢も体型もアイビー向きじゃなかった。むしろヨーロッパ志向の強い人だった」

米国のアイビーファッションの総本山ブルックス・ブラザーズではシニア向けのシックなファッションも多い。

しかし、VANは若者向けにシフトします。その仕掛け人がすでに「アイビー向きじゃなかった」という証言が心に響きます。

石津さんを知る多くの証言者が、石津さんはアメリカ文化をむしろ軽蔑し、優雅で洗練されたヨーロッピアンスタイルを好んでいたことが書かれています。

なぜ石津さんが昭和35年ころからVANを若者向けにシフトしていったのか不明です。量産しビジネスを拡大することが目的だったのでしょうか?確かにビジネスは急拡大します。

昭和35年 VAN、若者向けアイビーファッションへ転校
昭和45年 売上69億円、社員1,000人
昭和48年 売上137億円
昭和49年 売上300億円
昭和50年 売上452億円
昭和53年 VAN倒産

巨像が「パタリと倒れた日」。昭和50年をピークに大幅赤字へと転落。倒産時の負債総額は当時で500億円。

「戦後、アパレル業界最大の大型倒産」

この簡潔な記述が私には無性に悲しかったです。



会社経営者だけでなく、個人商店や個人事業主もフリーで仕事をしている人も、自分でビジネスのハンドルしている方なら、これだけ好調な会社が、なぜパタリと行っちゃったのか、そのへんの事情はとても関心があるかもしれません。

著者は、さまざまな分析を行っています。当時の新聞は、時代はすでに「ジーンズの時代」と書きました。



VAN倒産までの数年間、都内ではどこかで必ずVAN製品のバーゲンが行われていました。そのうちスーパーもバーゲンに追随。VAN製品を安く仕入れバーゲンで売りさばく。

こうして憧れのVANブランドはいつしか「バーゲン品」へと転落。

この部分は、1997年化粧品の輸入自由化以降10年間、日本市場で起きたブランド香水のバーゲン現象と似ています。

ヨーロッパブランドの超高価格路線、ウォルマートのエブリデイ・ロープライス(Every Day Low Price)路線、さまざまなブランド防衛方法がありますが、なぜVANはブランドを防衛できなかったのか考えさせられました。



以上、一気に読み終えたこの一冊、私にはとてもおもしろかったです。実は私はVAN世代とは微妙にズレていて、アイビー後のプレッピーやヤッピーを意識した世代です。

しかし、私の10代の頃は、若者の間になんとなくアイビーリーブに憧れのようなものがあったものです。

あの憧れは実は石津さんに、マスコミやマーケティングを通して吹き込まれた結果の産物だったことを知りました。仕掛け人にやられた感じです。

(終わり)


『VANストーリーズ』#3
『VANストーリーズ』#2
『VANストーリーズ』#1
(2007-12-26)
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