( 香水工場の )
香る生活
最強オールインワンを目指す?
コンシンのジェルをリリースしてちょうど一年。開発期間から入れて、お客様モニターでいただくご要望はこれまでいろいろありました
「美白も入れて!」「UVが入っていればサイコー」「毛穴補修は入っていないのですか?」「シワ対策もお願い!」・・・などなど。
また、Q10やナノコロイド、マイクロコラーゲンなど次々に出てくる機能性原料がラッシュ状態なので目移りもします。一言で言えば、求められるスキンケアは、単なる「オールインワン」ではなく「ミラクル・オールインワン」といった感じです。
検討した化粧品機能性成分を上げてみます。
・CoQ10(抗酸化成分)
・マイクロヒアルロン酸(低分子ヒアルロン酸、保湿成分)
・マイクロコラーゲン(低分子コラーゲン、保湿成分)
・アルジルリン(シワ改善成分)
・アルブチン(メラニン色素合成阻害成分)
・プラチナ・シルバーナノコロイド
・セラミド(保湿成分)
・ビタミンC誘導体(美白成分)
・アスタキサンチン(抗酸化成分)
・酸化チタン(UVカット成分)
実状をお話しすれば、これらすべてを入れることは、もちろん可能です。技術的に。
グローバルなブランドさんも中小の化粧品会社さんも、原料はだいたい同じ原料メーカーさんから仕入れますので品質的にも機能的にそれなりのものを期待できます。
しかし、これらをすべて入れるとなると、キャンバスに手持ちの絵の具をすべて塗り足すことに似て製品の完成度は大いに疑問です。成分同士の相性の問題もありますし、製品コンセプトや目標の不一致も発生します。
ミラクル・オールインワンのご要望が多かったのですが、コンシンのジェルは「香り」と「保湿」に焦点を絞りました。
(2007-05-15)
いろいろなご要望
「美白も入れて!」「UVが入っていればサイコー」「毛穴補修は入っていないのですか?」「シワ対策もお願い!」・・・などなど。
また、Q10やナノコロイド、マイクロコラーゲンなど次々に出てくる機能性原料がラッシュ状態なので目移りもします。一言で言えば、求められるスキンケアは、単なる「オールインワン」ではなく「ミラクル・オールインワン」といった感じです。
検討した成分
検討した化粧品機能性成分を上げてみます。
・CoQ10(抗酸化成分)
・マイクロヒアルロン酸(低分子ヒアルロン酸、保湿成分)
・マイクロコラーゲン(低分子コラーゲン、保湿成分)
・アルジルリン(シワ改善成分)
・アルブチン(メラニン色素合成阻害成分)
・プラチナ・シルバーナノコロイド
・セラミド(保湿成分)
・ビタミンC誘導体(美白成分)
・アスタキサンチン(抗酸化成分)
・酸化チタン(UVカット成分)
実状をお話しすれば、これらすべてを入れることは、もちろん可能です。技術的に。
コンシンのジェルはシンプルに
グローバルなブランドさんも中小の化粧品会社さんも、原料はだいたい同じ原料メーカーさんから仕入れますので品質的にも機能的にそれなりのものを期待できます。
しかし、これらをすべて入れるとなると、キャンバスに手持ちの絵の具をすべて塗り足すことに似て製品の完成度は大いに疑問です。成分同士の相性の問題もありますし、製品コンセプトや目標の不一致も発生します。
ミラクル・オールインワンのご要望が多かったのですが、コンシンのジェルは「香り」と「保湿」に焦点を絞りました。
(2007-05-15)
( 香水工場の )
香る生活
チーズのおみやげ
南フランスとグラースを旅行してきた知人におみやげをもらいました。
チーズです。
私もヨーロッパに旅行したとき、おみやげとしてチーズにしようか?といつも脳裡をかすめます。
日本で販売されているチーズは種類が限られていることやプライスがなにかと割高なので現地のチーズにはお買い得感を感じます。
食通の国、中国やインドでは現在ワインやチーズブームで、今後チーズは高級食材へと変貌しそうな気配があります。
日本の庶民である私の手に届くのは今の内かもしれないという慎ましくも悲しい危機感もあり、現地の市場をうろうろするときは、特にチーズに心惹かれます。
とはいえチーズはおもやげにしにくいのも事実です。真空パックしてもらっても匂いが飛行機内を満たしそうでつい遠慮してしまいますが、今回知人は持って帰ってきてくれました。臭いです。袋からすでに匂いが。外国人が耐え難い納豆の匂いなら私には香ばしい「香り」に感じますが、チーズの臭さは今でも涙ものです。
これだけくさいと日本人の中には袋を解く前に「次の生ゴミの日はいつだっけ?」と考えない人もいないとは限りません。
恐ろしさのあまり袋を開ける手が若干かじかみ気味。しかし、出てきたものはカマンベールのように白い肌のチーズで、微妙な臭気が伴いますが、赤ワインとともに口に含むと絶品です。おそらく食べている内にその微妙な臭気さえ食通を唸らせる香りに変貌していくのでしょう。
一般に発酵食品には硫化水素やアンモニアなどの刺激臭が含まれることが多い。これらは人にとって腐敗臭そのものです。
韓国にはエイの発酵食品である「ホンオ・フェ」というスゴモノがあるらしいです。なんでも知らない人が食べると気絶・絶倒し、知っている人は「涙を流しながら」食べる美味なる発酵食品とのことです(実話ですよ)。
ここまでくると「発酵」と「腐敗」の差ってなんだっけ?と疑問符がたってしまいますが、発酵食品には多少のアンモニア臭くらいは「美味なる香り」に感じさせるパワーがあることは間違いないようです。
また、アンモニア臭を「美味なる香り」に感じてしまうところに人間の深層に潜む危なさも感じさせます。
(2007-05-14)
チーズです。
私もヨーロッパに旅行したとき、おみやげとしてチーズにしようか?といつも脳裡をかすめます。
日本で販売されているチーズは種類が限られていることやプライスがなにかと割高なので現地のチーズにはお買い得感を感じます。
食通の国、中国やインドでは現在ワインやチーズブームで、今後チーズは高級食材へと変貌しそうな気配があります。
日本の庶民である私の手に届くのは今の内かもしれないという慎ましくも悲しい危機感もあり、現地の市場をうろうろするときは、特にチーズに心惹かれます。
とはいえチーズはおもやげにしにくいのも事実です。真空パックしてもらっても匂いが飛行機内を満たしそうでつい遠慮してしまいますが、今回知人は持って帰ってきてくれました。臭いです。袋からすでに匂いが。外国人が耐え難い納豆の匂いなら私には香ばしい「香り」に感じますが、チーズの臭さは今でも涙ものです。
これだけくさいと日本人の中には袋を解く前に「次の生ゴミの日はいつだっけ?」と考えない人もいないとは限りません。
恐ろしさのあまり袋を開ける手が若干かじかみ気味。しかし、出てきたものはカマンベールのように白い肌のチーズで、微妙な臭気が伴いますが、赤ワインとともに口に含むと絶品です。おそらく食べている内にその微妙な臭気さえ食通を唸らせる香りに変貌していくのでしょう。
一般に発酵食品には硫化水素やアンモニアなどの刺激臭が含まれることが多い。これらは人にとって腐敗臭そのものです。
韓国にはエイの発酵食品である「ホンオ・フェ」というスゴモノがあるらしいです。なんでも知らない人が食べると気絶・絶倒し、知っている人は「涙を流しながら」食べる美味なる発酵食品とのことです(実話ですよ)。
ここまでくると「発酵」と「腐敗」の差ってなんだっけ?と疑問符がたってしまいますが、発酵食品には多少のアンモニア臭くらいは「美味なる香り」に感じさせるパワーがあることは間違いないようです。
また、アンモニア臭を「美味なる香り」に感じてしまうところに人間の深層に潜む危なさも感じさせます。
(2007-05-14)
( 香水工場の )
香る生活
バラ祭りとニュース報道
昨日はブルガリア大使館で開催された「バラ祭り」に行って参りました。この「バラ祭り」は本来チャリティのイベントなのでビジネス的な話は自粛気味ですが、それでもブルガリアローズに関連するビジネスマンの方々もそれなりに集まるのでちょっとした同窓会的な雰囲気もなきにしも。
東京は、終日初夏ののどかな天気に恵まれお庭でバーベキューというのも贅沢な気分です。楽しみは大使館のシェフが準備してくれるブルガリア生粋の料理の数々。
生来卑しいのかご馳走を見ると「死ぬほど食ってやる!」と闘志をメラメラと燃やしますが、ひとりの人間が一回に食べられる量は、やはり大したことないですね。平均的な私たちは「大食い大会」の選手のようにはいきません。ほどほどに程良く楽しむつもりででかけていきました。
ところが、今年は運がいいことにフジテレビさんに取材に来ていただけることになり私がカメラクルーに付き添うことになりました。せっかくのイベントがストレートニュースであろうと全国区のテレビで放映いただけるのは光栄の限りです。裏方で全面協力。
3時間ほぼ休むことなくカメラを回し続けていただきました。途中、せっかくだから(私の休憩も含めて)ブルガリア料理を食べましょうとお誘いしましたが、プロは忙しかったです。一応キャスターの方が一口食べて「おいしいですね」なんて感想を言う場面も撮っていましたが、彼女は本当に一口でした。
「バラ祭り」は、当日夕方フジテレビ「スーパーニュース」でボツにならず運良く放送していただきました。念の入った取材だったので内心「1分くらい、どうだろうか?」と期待していましたが、約15秒。放映いただいただけでも感謝です。
(2007-05-13)
東京は、終日初夏ののどかな天気に恵まれお庭でバーベキューというのも贅沢な気分です。楽しみは大使館のシェフが準備してくれるブルガリア生粋の料理の数々。
生来卑しいのかご馳走を見ると「死ぬほど食ってやる!」と闘志をメラメラと燃やしますが、ひとりの人間が一回に食べられる量は、やはり大したことないですね。平均的な私たちは「大食い大会」の選手のようにはいきません。ほどほどに程良く楽しむつもりででかけていきました。
ところが、今年は運がいいことにフジテレビさんに取材に来ていただけることになり私がカメラクルーに付き添うことになりました。せっかくのイベントがストレートニュースであろうと全国区のテレビで放映いただけるのは光栄の限りです。裏方で全面協力。
3時間ほぼ休むことなくカメラを回し続けていただきました。途中、せっかくだから(私の休憩も含めて)ブルガリア料理を食べましょうとお誘いしましたが、プロは忙しかったです。一応キャスターの方が一口食べて「おいしいですね」なんて感想を言う場面も撮っていましたが、彼女は本当に一口でした。
「バラ祭り」は、当日夕方フジテレビ「スーパーニュース」でボツにならず運良く放送していただきました。念の入った取材だったので内心「1分くらい、どうだろうか?」と期待していましたが、約15秒。放映いただいただけでも感謝です。
(2007-05-13)
( 香水工場の )
香る生活
フィレンツェのレストラン
連載してきたレポートもきょうが最終回です。最後はコスモプロフと無関係なフィレンツェのレストランについてです。長いレポートをお読みいただきありがとうございました。
一時的に高騰しているボローニアを避けてフィレンツェで宿を取りました。おかげて夜は毎晩フィレンツェのレストラン通いです。世界有数の観光地だけあってレストランには事欠きませんが、特に行きたいレストランがありました。
Il Latini(イル・ラティーニ)。10年前一度来たお店です。
そのときは始めてのイタリア旅行で、フィレンツェにいったらこの店は行った方がいいと旅行代理店の人に勧められたレストランです。
後日わかったことですが10年前も現在でも『地球の歩き方』に載っているお店で日本だけでなく世界のツーリストブックに掲載されているようです。一般に観光地のレストランは、一見客が多く、質が低下しがちですが、イル・ラティーニは地元の人にも愛されているレストランだと思います。
その時は事情も知らずに地図を見ながら探しあてていきました。
夕方の開店前で、薄暗いレストランの中では店員らしき人たちが5〜6人、大きなスライサーで不気味に巨大な生ハムを切りながらダベっていました。
声をかけると「オープン前だから出直してこい」と軽くあしらわれ「では予約したい」というと「予約なんかない」と。取り付く島もありません。
言われるまま3時間後、出直すともうそれは昼間見た薄暗いレストランとは一転。何か巨大な宴会場の様相を呈しています。大きな長テーブルにひしめくように人々が詰め込まれ、次から次へと料理が運ばれている風景がブリューゲルの『農夫の結婚式』のようです。
かろうじて長テーブルの端の方に席を取れましたが、もうあと5分遅かったら入り口で待たされることになったと思います。
入り口に目をやるたびに列が長く曲がりくねって、ついに入り口から人々がレストラン内に押し流れ込んでくる感じです。そして次の目をやったときには待っている人たちもなぜか立ちながら赤ワインを飲んでいました。店のサービスです。
自分たちのワインは何か銘柄を指定してオーダーする雰囲気ではなく、テーブル据え置きの巨大ワインボトルから勝手に注いで飲むのですが、それは周囲の人たちとシェアしているので料金体系は不明です。
右隣は明らかに英語圏からのツーリスト、左隣は現地のイタリア青年たち。
知らない人たちとトスカーナワイン(おそらくキャンティ)をガバガバ飲みまくりました。この活気に圧倒され、また出てくる生ハムやローストビーフの巨大なこと巨大なこと、料理を楽しむと言うより「バトル」という感じで忘れられない想い出になりました。
10年後「イル・ラティーニはまだあるだろうか?」とおぼろげな記憶をたどりつつ尋ねると、まったく同じ場所にありました。
そして開店前からお客が集まる当時と変わらず人気店のようです。店内は改装されかなり広くなっていました。長テーブルは4人掛けのテーブルに変わっていました。店員さんの愛想のなさは相変わらずです。
見るからに外国人なのにイタリア語で話しかけられ、わからないと英語で「今日は何にしますか?」と。
メニューは頼まないと出してくれません。『地球の歩き方』には日本語メニューがあるとなっていますが、日本語どころか英語のメニューもないと言われました。
私たちの隣テーブルもツーリストで「英語は話せますか?」と店員に聞いたら「話せない」と英語で答えていました。そのツーリストたちは「不愉快な店」という態度で食べたら早々に店を出ていきました。
しかし、周囲ではメニューなしにどんどん注文すしイタリア語で店員さんたちと親しそうに会話し盛り上がっているところを見ると地元の常連さんと思われるテーブルがいくつもあります。
事情は不明ですが、地元を大切にするレストランへと経営方針が変わったのかもしれません。地元を大切にするレストランなら味は心配いりません。
個人的には、イル・ラティーニのローストビーフはお勧めです。巨大というだけでなく本当にお肉の味がします。
イタリア料理はまったく素人ですが、ローストビーフに限らずトスカーナ料理を食べたいならイル・ラティーニは現地の人にとっても平均的なプライスで本物を味わえるレストランではないかと思います。
もしいつか再度フィレンツェに行くチャンスあるならまた行きたいレストランです。
イル・ラティーニくらいのレストランなら日本の外食コンサルタントや大手商社などが東京での出店を提案しそうですが、この雰囲気なら「トスカーナ以外は興味ないよ」と言下に断られそうです。そういう頑固さもまた魅力かもしれません。
フィレンツェ
(2007-05-10)
一時的に高騰しているボローニアを避けてフィレンツェで宿を取りました。おかげて夜は毎晩フィレンツェのレストラン通いです。世界有数の観光地だけあってレストランには事欠きませんが、特に行きたいレストランがありました。
Il Latini(イル・ラティーニ)。10年前一度来たお店です。
そのときは始めてのイタリア旅行で、フィレンツェにいったらこの店は行った方がいいと旅行代理店の人に勧められたレストランです。
後日わかったことですが10年前も現在でも『地球の歩き方』に載っているお店で日本だけでなく世界のツーリストブックに掲載されているようです。一般に観光地のレストランは、一見客が多く、質が低下しがちですが、イル・ラティーニは地元の人にも愛されているレストランだと思います。
その時は事情も知らずに地図を見ながら探しあてていきました。
夕方の開店前で、薄暗いレストランの中では店員らしき人たちが5〜6人、大きなスライサーで不気味に巨大な生ハムを切りながらダベっていました。
声をかけると「オープン前だから出直してこい」と軽くあしらわれ「では予約したい」というと「予約なんかない」と。取り付く島もありません。
言われるまま3時間後、出直すともうそれは昼間見た薄暗いレストランとは一転。何か巨大な宴会場の様相を呈しています。大きな長テーブルにひしめくように人々が詰め込まれ、次から次へと料理が運ばれている風景がブリューゲルの『農夫の結婚式』のようです。
かろうじて長テーブルの端の方に席を取れましたが、もうあと5分遅かったら入り口で待たされることになったと思います。
入り口に目をやるたびに列が長く曲がりくねって、ついに入り口から人々がレストラン内に押し流れ込んでくる感じです。そして次の目をやったときには待っている人たちもなぜか立ちながら赤ワインを飲んでいました。店のサービスです。
自分たちのワインは何か銘柄を指定してオーダーする雰囲気ではなく、テーブル据え置きの巨大ワインボトルから勝手に注いで飲むのですが、それは周囲の人たちとシェアしているので料金体系は不明です。
右隣は明らかに英語圏からのツーリスト、左隣は現地のイタリア青年たち。
知らない人たちとトスカーナワイン(おそらくキャンティ)をガバガバ飲みまくりました。この活気に圧倒され、また出てくる生ハムやローストビーフの巨大なこと巨大なこと、料理を楽しむと言うより「バトル」という感じで忘れられない想い出になりました。
10年後「イル・ラティーニはまだあるだろうか?」とおぼろげな記憶をたどりつつ尋ねると、まったく同じ場所にありました。
そして開店前からお客が集まる当時と変わらず人気店のようです。店内は改装されかなり広くなっていました。長テーブルは4人掛けのテーブルに変わっていました。店員さんの愛想のなさは相変わらずです。
見るからに外国人なのにイタリア語で話しかけられ、わからないと英語で「今日は何にしますか?」と。
メニューは頼まないと出してくれません。『地球の歩き方』には日本語メニューがあるとなっていますが、日本語どころか英語のメニューもないと言われました。
私たちの隣テーブルもツーリストで「英語は話せますか?」と店員に聞いたら「話せない」と英語で答えていました。そのツーリストたちは「不愉快な店」という態度で食べたら早々に店を出ていきました。
しかし、周囲ではメニューなしにどんどん注文すしイタリア語で店員さんたちと親しそうに会話し盛り上がっているところを見ると地元の常連さんと思われるテーブルがいくつもあります。
事情は不明ですが、地元を大切にするレストランへと経営方針が変わったのかもしれません。地元を大切にするレストランなら味は心配いりません。
個人的には、イル・ラティーニのローストビーフはお勧めです。巨大というだけでなく本当にお肉の味がします。
イタリア料理はまったく素人ですが、ローストビーフに限らずトスカーナ料理を食べたいならイル・ラティーニは現地の人にとっても平均的なプライスで本物を味わえるレストランではないかと思います。
もしいつか再度フィレンツェに行くチャンスあるならまた行きたいレストランです。
イル・ラティーニくらいのレストランなら日本の外食コンサルタントや大手商社などが東京での出店を提案しそうですが、この雰囲気なら「トスカーナ以外は興味ないよ」と言下に断られそうです。そういう頑固さもまた魅力かもしれません。
フィレンツェ
- 余談(フィレンツェのレストラン)
- コスモプロフ10(プライス事情)
- コスモプロフ9(コスモパック)
- コスモプロフ8(マスターピーシーズ)
- コスモプロフ7(ランセ)
- コスモプロフ6(今度こそパルファ・ディ・パリ)
- コスモプロフ5(誤パルファ・ディ・パリ)
- コスモプロフ4(Fine Fragrances & Cosmetics社)
- コスモプロフ3(飛び込みのブース)
- コスモプロフ2(DELETED)
- コスモプロフ1(パーフューマリーの展示会)
(2007-05-10)
( 香水工場の )
香る生活
コスモプロフ10(プライス事情)
連載してきたレポートもいよいよ終わりに近づいてきました。きょうは身近な展示会のプライス事情。
ボローニャはイタリア北東部に位置する都市です。
ヨーロッパ最古の大学があったことでもわかるように古い街並みを残した伝統と歴史の街ですが、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノという偉大な大都市が点在するイタリアにあって、ボローニャはその実力ほどには注目度がないように感じられます。
しかし、北イタリアと中部イタリア(フィレンツェなど)、南イタリア(ローマなど)を結ぶ交通の要衝として栄えてきた歴史があるし、現在でも高速鉄道・高速道路の一大クロスロードになっているため、ここに大がかりなトレードセンターが作られたのは納得です。
トレードセンターの名前は、BOLOGNA FIERE(Bologna Fair ground)。
街の中心部からバスで20分、街の玄関口イタリア国鉄(トレニイタリア)の駅から10分。1ユーロで行けるのは有り難かったのですが、コスモプロフの入場料は一日4,000円。
日本の展示会ならたいてい1,000円程度で、だいたい誰か招待券をもっているので展示会は「フリー」という意識が染みついているのか、この4,000円x3日分を払いたくなくて「割引券はない?」と窓口で粘ってみましたが無駄でした。
ボローニャの展示会に行くのだからボローニア市内のホテルを予約予定でしたが、1ヶ月くらい前にホテルを探し始めると閑散期なら1〜2万円程度の三ツ星ホテルでも1泊5〜7万円。
トレードショーのときだけプライスが跳ね上がるそうです。市場原理とはいえ驚く格差。ボローニアを断念しフィレンツェでホテルをとりました。
フィレンツェからイタリア国鉄で1時間、片道1,500円。毎日フィレンツェとボローニャの往復という通勤の手間を考えても、とっても得した気分です。
現在1ユーロ160円。ユーロは対ドル・対円で非常に強くなっており、現地ではなんでも高めに感じます。スーパーでビールやパンや食料品などのプライスを見れば、1ユーロ100円くらいなら日本の物価と似ている印象がありますが、何を買うにもこたえました。
ボローニャはイタリア北東部に位置する都市です。
ヨーロッパ最古の大学があったことでもわかるように古い街並みを残した伝統と歴史の街ですが、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノという偉大な大都市が点在するイタリアにあって、ボローニャはその実力ほどには注目度がないように感じられます。
しかし、北イタリアと中部イタリア(フィレンツェなど)、南イタリア(ローマなど)を結ぶ交通の要衝として栄えてきた歴史があるし、現在でも高速鉄道・高速道路の一大クロスロードになっているため、ここに大がかりなトレードセンターが作られたのは納得です。
トレードセンターの名前は、BOLOGNA FIERE(Bologna Fair ground)。
街の中心部からバスで20分、街の玄関口イタリア国鉄(トレニイタリア)の駅から10分。1ユーロで行けるのは有り難かったのですが、コスモプロフの入場料は一日4,000円。
日本の展示会ならたいてい1,000円程度で、だいたい誰か招待券をもっているので展示会は「フリー」という意識が染みついているのか、この4,000円x3日分を払いたくなくて「割引券はない?」と窓口で粘ってみましたが無駄でした。
ボローニャの展示会に行くのだからボローニア市内のホテルを予約予定でしたが、1ヶ月くらい前にホテルを探し始めると閑散期なら1〜2万円程度の三ツ星ホテルでも1泊5〜7万円。
トレードショーのときだけプライスが跳ね上がるそうです。市場原理とはいえ驚く格差。ボローニアを断念しフィレンツェでホテルをとりました。
フィレンツェからイタリア国鉄で1時間、片道1,500円。毎日フィレンツェとボローニャの往復という通勤の手間を考えても、とっても得した気分です。
現在1ユーロ160円。ユーロは対ドル・対円で非常に強くなっており、現地ではなんでも高めに感じます。スーパーでビールやパンや食料品などのプライスを見れば、1ユーロ100円くらいなら日本の物価と似ている印象がありますが、何を買うにもこたえました。
- 余談(フィレンツェのレストラン)
- コスモプロフ10(プライス事情)
- コスモプロフ9(コスモパック)
- コスモプロフ8(マスターピーシーズ)
- コスモプロフ7(ランセ)
- コスモプロフ6(今度こそパルファ・ディ・パリ)
- コスモプロフ5(誤パルファ・ディ・パリ)
- コスモプロフ4(Fine Fragrances & Cosmetics社)
- コスモプロフ3(飛び込みのブース)
- コスモプロフ2(DELETED)
- コスモプロフ1(パーフューマリーの展示会)
( 香水工場の )
香る生活
コスモプロフ9(コスモパック)
ボローニャ・コスモプロフのパビリオンは大きく分類すると下記の4エリアになります。
この中で私が一番関心があったのはCOSMOPACK(コスモパック)です。コスモパックとは、香水瓶や化粧品容器類などパッケージングのエリアです。
化粧品容器の展示会は日本でもありますが、香水瓶となるとおそらく皆無です。国内に関して言えばスキンケアなどの化粧品容器はメーカーも多く汎用品でもそれなりにバリエーションをもってチョイスできます。
しかし、香水の汎用ボトルとなると、もうそれは経済危機に陥った頃のロシアのスーパーみたいで、どこに言っても棚には商品がちらほらあるかないかの状態です。
日本では香水需要が極端に少ないものですから当然といえば当然です。
日本で香水事業をやろうとすれば「オリジナルでボトルを焼く」「海外から探してくる」「海外で焼く」のどれかの選択になりますが、オリジナルボトルの制作は簡単ではありません。
デザインの完成度も悩ましいし、オリジナル製品に伴うリスクの問題があります。
マンションの購入は多くの人にとって一生で何回もできない大きな買い物と思いますが、悲しいことに似たマンションでもマンションごと、あるいはお部屋ごとに当たりハズレがある事情と似ています。
マンションは建設ごとにオリジナルで建てるものですのでオリジナルに伴うリスクは避けがたいと思います。
世界の香水瓶会社は、だいたい伝統的なワイン産地で発祥する会社が多いのですが、そういう意味で香水瓶に関して言えば、やはりヨーロッパは強いです。
そこにインドと中国が香水容器の新興国として頭角を現してきているというのが過去5年間の香水容器に関する大雑把な世界地図です。
COSMOPACK内で数社ピックアップしてご紹介します:
Pragati Glass Pvt. Ltd. プラガティ・グラス社(インド)香水瓶全般。種類が多い。
Arsmetallo アルスメタロ社(イタリア)金属製オーバーキャップ、金冠。ミラノ近郊の家族経営の会社さんとのこと。
ALGLASS,SA アルグラス社(スペイン)汎用の香水瓶とオーバーキャップ。種類が多い。
MeadWestvaco Corporation 社(アメリカ)パッケージング・ソリューション。展示してあったディスペンサーがよさそうに見えました。
Flacopharm社(フランス)セントチューブ管。
COVERPLA コベルプラ社(フランス)香水瓶では定評のあるボトル商社・卸
SAINT GOBAIN サンゴバン社(フランス)香水瓶では定評のあるボトルメーカー。
- PERFUMERY & COSMETICS (香水とコスメ)
- HAIR SALON (ヘアサロン)
- BEAUTY SALON (エステ)
- COSMOPACK (化粧品容器・パッケージング)
この中で私が一番関心があったのはCOSMOPACK(コスモパック)です。コスモパックとは、香水瓶や化粧品容器類などパッケージングのエリアです。
化粧品容器の展示会は日本でもありますが、香水瓶となるとおそらく皆無です。国内に関して言えばスキンケアなどの化粧品容器はメーカーも多く汎用品でもそれなりにバリエーションをもってチョイスできます。
しかし、香水の汎用ボトルとなると、もうそれは経済危機に陥った頃のロシアのスーパーみたいで、どこに言っても棚には商品がちらほらあるかないかの状態です。
日本では香水需要が極端に少ないものですから当然といえば当然です。
日本で香水事業をやろうとすれば「オリジナルでボトルを焼く」「海外から探してくる」「海外で焼く」のどれかの選択になりますが、オリジナルボトルの制作は簡単ではありません。
デザインの完成度も悩ましいし、オリジナル製品に伴うリスクの問題があります。
マンションの購入は多くの人にとって一生で何回もできない大きな買い物と思いますが、悲しいことに似たマンションでもマンションごと、あるいはお部屋ごとに当たりハズレがある事情と似ています。
マンションは建設ごとにオリジナルで建てるものですのでオリジナルに伴うリスクは避けがたいと思います。
世界の香水瓶会社は、だいたい伝統的なワイン産地で発祥する会社が多いのですが、そういう意味で香水瓶に関して言えば、やはりヨーロッパは強いです。
そこにインドと中国が香水容器の新興国として頭角を現してきているというのが過去5年間の香水容器に関する大雑把な世界地図です。
COSMOPACK内で数社ピックアップしてご紹介します:
Pragati Glass Pvt. Ltd. プラガティ・グラス社(インド)香水瓶全般。種類が多い。
Arsmetallo アルスメタロ社(イタリア)金属製オーバーキャップ、金冠。ミラノ近郊の家族経営の会社さんとのこと。
ALGLASS,SA アルグラス社(スペイン)汎用の香水瓶とオーバーキャップ。種類が多い。
MeadWestvaco Corporation 社(アメリカ)パッケージング・ソリューション。展示してあったディスペンサーがよさそうに見えました。
Flacopharm社(フランス)セントチューブ管。
COVERPLA コベルプラ社(フランス)香水瓶では定評のあるボトル商社・卸
SAINT GOBAIN サンゴバン社(フランス)香水瓶では定評のあるボトルメーカー。
- 余談(フィレンツェのレストラン)
- コスモプロフ10(プライス事情)
- コスモプロフ9(コスモパック)
- コスモプロフ8(マスターピーシーズ)
- コスモプロフ7(ランセ)
- コスモプロフ6(今度こそパルファ・ディ・パリ)
- コスモプロフ5(誤パルファ・ディ・パリ)
- コスモプロフ4(Fine Fragrances & Cosmetics社)
- コスモプロフ3(飛び込みのブース)
- コスモプロフ2(DELETED)
- コスモプロフ1(パーフューマリーの展示会)
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