( 香水工場の )
香る生活
ミルラ、ついで話
映画『コナン・ザ・グレート』を思い出してしまうミルラの樹木 (2019/10/25)
( これがミルラの樹木。松のようにゴツゴツとして逞しい。この木の樹脂が固まりミルラとなる ※写真は shutterstock から購入 )
今日の記事は、前回の「クレオパトラの香水?」の続きです。
クレオパトラの香水はミルラベースだったという話でした。
ミルラの日本語は「没薬」(もつやく)。
理由はわからないが、「ぼつやく」でなく「もつやく」と読む。
素直に読めないため「モツヤク」とカタカナ表記も増えてきた。没薬はもともと中国語。日本には漢方薬としてもたらされたのでしょう。
「ミルラ (Myrrha)」というコトバは、ラテン語の「Myrrha」から来ているようだ。
ラテン語の読み方は、私には確認の方法がないのでわからない。
しかし、発音辞典「Frovo」にスペイン人による発音があったので確認すると「ミルラ」と聞こえるから、あの辺ではミルラと言っているのだろう。
ちなみに、英語では一般に「Myrrh」と表記し発音は「マー」。
ミルラの知名度を大きく上げている要因に聖書がある。
聖書は、言うまでもなく史上最大の発行部数を誇るベストセラー。その新約聖書の中にイエス様の誕生場面がある。
数多くの映画や絵本になっているので、聖書を読まない人でも何らかの形で接したはずだ。
話はこうだ、イエス様が生まれたとき、星に導かれて東方の三賢者(ナゾな人々)がやってきて、乳香・ミルラ・黄金を贈り物としてささげた。
私も子供時分に聞いたが、「黄金はわかるけど、乳香? ミルラ?・・何?」だった。
乳香・ミルラ、ともに樹脂系の香料で、現在でも香水やお香の原料となり、食品添加物(フレーバー)としても利用される。
特筆すべき点は、黄金と乳香・ミルラが同列に扱われている点である。
現在、ゴールドの価格は、米中貿易摩擦で急に値を上げてき、数年前と比較するとかなり高めだが、1g = 5千円。
ゴールドに並び立つ価値がある香料は、現在では、そう簡単に見つからない。
しかし、当時、香料はゴールド並みか、それ以上だったかもしれない。
ミルラは香水の原料として使われると上に書いたが、私の印象では、それほど一般的でない。
少なくとも当社の香水には配合されていない。
香水の原料としては、ミルラより乳香 (フランキセンス) の方が印象は強い。
ミルラは、コンミフォラ・ミルラという樹木の樹脂で、まあ、松ヤニのようなものを空想いただければ遠くない。
焚けば、松ヤニのような香りを醸し出す。
好きかと言われれば、好みは分かれるが、瞑想系の香りとされ、古代のアラブの宗教儀式では欠かせない。
私自身の感想は、ミルラを焚くと「モスクに入ったとき感じる厳かな雰囲気」を思い出させる。
いや、モスクに通っているわけではない。トルコに旅行した際、観光客向けのモスクなどで感じた香りという程度。
ミルラを焚いている動画はないかなと探したら → How to burn frankincense and myrrh (乳香とミルラの焚き方) という動画があったので興味ある方は楽しんでほしい。
(この動画では炭火で焚いているが、香料と炭火の間に塩を敷いている、この方が長くゆっくり、かつ煙が少なく燃えるそうだ、知らなかった)
ミルラ入りの香水はあまり知らないので、ネット検索したら下記のリストを見つけた。
受け売り情報だが、参考にしていただきたい。
・Myrrhiad Huitieme Art Parfums
・Myrrhe Ardente Annick Goutal
・Frankincense and Myrrh Czech & Speake
・Myrrhe & Merveilles Keiko Mecheri
・Myrrhae L`Erbolario
・No10 Myrrhe Prada
・Frankincense - Myrrh - Rose Maroc Regina Harris
・La Myrrhe Serge Lutens
この話題を書きたかったために、ここまで引きずってきた。
上の写真はミルラの木だが、私は実物を見たことがない。
で、この写真を見て、これはどこかで見た樹木のような、と感じた。
思えば、私が好きな映画『コナン・ザ・グレート』に出てきたあの樹木ではないかと映画を探してみた。
『コナン・ザ・グレート』、原題『Conan the Barbarian (コナン・ザ・野人)』は、1982年公開のアメリカ映画、シュワちゃんの初主演映画だったと思う。
母を殺されたコナンが、憎き邪教の教祖を打ち倒し、復習を果たすという大スペクタクル・エンタメ、日本で言えば『真田十勇士』のようなものかなと感じている。
少年たちが、こういうストーリーに熱狂するのは、日本もアメリカも同じだ。
で、下の写真は、敵のワナに陥り、コナンが砂漠の樹木に磔にされた場面。
(ジリジリを照りつける太陽に、少年たちは気を揉みながら見守ったものだ)
どうです?
今見ると、これはミルラの樹木に違いない、と思ったりする。
( この巨木はミルラの木ではなかろうか? )
(2019-10-25)
( これがミルラの樹木。松のようにゴツゴツとして逞しい。この木の樹脂が固まりミルラとなる ※写真は shutterstock から購入 )
ミルラとは?
今日の記事は、前回の「クレオパトラの香水?」の続きです。
クレオパトラの香水はミルラベースだったという話でした。
ミルラの日本語は「没薬」(もつやく)。
理由はわからないが、「ぼつやく」でなく「もつやく」と読む。
素直に読めないため「モツヤク」とカタカナ表記も増えてきた。没薬はもともと中国語。日本には漢方薬としてもたらされたのでしょう。
「ミルラ (Myrrha)」というコトバは、ラテン語の「Myrrha」から来ているようだ。
ラテン語の読み方は、私には確認の方法がないのでわからない。
しかし、発音辞典「Frovo」にスペイン人による発音があったので確認すると「ミルラ」と聞こえるから、あの辺ではミルラと言っているのだろう。
ちなみに、英語では一般に「Myrrh」と表記し発音は「マー」。
イエスの誕生とともに
ミルラの知名度を大きく上げている要因に聖書がある。
聖書は、言うまでもなく史上最大の発行部数を誇るベストセラー。その新約聖書の中にイエス様の誕生場面がある。
数多くの映画や絵本になっているので、聖書を読まない人でも何らかの形で接したはずだ。
話はこうだ、イエス様が生まれたとき、星に導かれて東方の三賢者(ナゾな人々)がやってきて、乳香・ミルラ・黄金を贈り物としてささげた。
私も子供時分に聞いたが、「黄金はわかるけど、乳香? ミルラ?・・何?」だった。
乳香・ミルラ、ともに樹脂系の香料で、現在でも香水やお香の原料となり、食品添加物(フレーバー)としても利用される。
特筆すべき点は、黄金と乳香・ミルラが同列に扱われている点である。
現在、ゴールドの価格は、米中貿易摩擦で急に値を上げてき、数年前と比較するとかなり高めだが、1g = 5千円。
ゴールドに並び立つ価値がある香料は、現在では、そう簡単に見つからない。
しかし、当時、香料はゴールド並みか、それ以上だったかもしれない。
ミルラの香りは?
ミルラは香水の原料として使われると上に書いたが、私の印象では、それほど一般的でない。
少なくとも当社の香水には配合されていない。
香水の原料としては、ミルラより乳香 (フランキセンス) の方が印象は強い。
ミルラは、コンミフォラ・ミルラという樹木の樹脂で、まあ、松ヤニのようなものを空想いただければ遠くない。
焚けば、松ヤニのような香りを醸し出す。
好きかと言われれば、好みは分かれるが、瞑想系の香りとされ、古代のアラブの宗教儀式では欠かせない。
私自身の感想は、ミルラを焚くと「モスクに入ったとき感じる厳かな雰囲気」を思い出させる。
いや、モスクに通っているわけではない。トルコに旅行した際、観光客向けのモスクなどで感じた香りという程度。
ミルラを焚いている動画はないかなと探したら → How to burn frankincense and myrrh (乳香とミルラの焚き方) という動画があったので興味ある方は楽しんでほしい。
(この動画では炭火で焚いているが、香料と炭火の間に塩を敷いている、この方が長くゆっくり、かつ煙が少なく燃えるそうだ、知らなかった)
ミルラ入りの香水は?
ミルラ入りの香水はあまり知らないので、ネット検索したら下記のリストを見つけた。
受け売り情報だが、参考にしていただきたい。
・Myrrhiad Huitieme Art Parfums
・Myrrhe Ardente Annick Goutal
・Frankincense and Myrrh Czech & Speake
・Myrrhe & Merveilles Keiko Mecheri
・Myrrhae L`Erbolario
・No10 Myrrhe Prada
・Frankincense - Myrrh - Rose Maroc Regina Harris
・La Myrrhe Serge Lutens
映画『コナン・ザ・グレート』
この話題を書きたかったために、ここまで引きずってきた。
上の写真はミルラの木だが、私は実物を見たことがない。
で、この写真を見て、これはどこかで見た樹木のような、と感じた。
思えば、私が好きな映画『コナン・ザ・グレート』に出てきたあの樹木ではないかと映画を探してみた。
『コナン・ザ・グレート』、原題『Conan the Barbarian (コナン・ザ・野人)』は、1982年公開のアメリカ映画、シュワちゃんの初主演映画だったと思う。
母を殺されたコナンが、憎き邪教の教祖を打ち倒し、復習を果たすという大スペクタクル・エンタメ、日本で言えば『真田十勇士』のようなものかなと感じている。
少年たちが、こういうストーリーに熱狂するのは、日本もアメリカも同じだ。
で、下の写真は、敵のワナに陥り、コナンが砂漠の樹木に磔にされた場面。
(ジリジリを照りつける太陽に、少年たちは気を揉みながら見守ったものだ)
どうです?
今見ると、これはミルラの樹木に違いない、と思ったりする。
( この巨木はミルラの木ではなかろうか? )
(2019-10-25)
( 香水工場の )
香る生活
クレオパトラの香水?
古代の話はアバウトだが、ロマンがあって好き (2019/10/14)
( 古代エジプトでは、没薬(ミルラ)が最強香料のようだ ※写真:没薬 )
スタッフが、"クレオパトラの香水が再現されたそうです" と、どこからかニュースを見つけて教えてくれた。
(クレオパトラの香水って、まあ、空想だろうなと思いつつ)
記事を見せてもらうと、再現したのは、エジプトの古代都市の発掘調査をしているハワイ大学・考古学研究所の人々。
実は、エジプト以外、ギリシアやローマの遺跡発掘で、"古代の香水を再現" といったニュースは、たまにでてくる。
読んでみると、結局、正確な文献などはなく、わずかな出土物をもとに空想で作ることが多いようだ。
だから、香水の中身に興味がある人間からすれば、バラエティ番組のエンタメとしてならおもしろいが、ニュースとしては、リアルさがやや物足りない。
しかし、情報の発信側からすれば「香料が発掘される」よりも「発掘された香料を元にクレオパトラの香水を再現」の方が、絶対に読者を引きつける、気持ちはわかるな~
今日の記事は下記のニュースを読んで投稿:
・Cleopatra May Have Once Smelled Like This Recreated Perfume
(クレオパトラは、こんな香りだったのでは - SMITHSONIAN.COM)
・Scent of an Egyptian queen? Scientists recreate perfume that could have been worn by Cleopatra
(これがクレオパトラの香り? - The National UAE)
・Cleopatra's ancient perfume recreated
(クレオパトラの香水、再現される - ハワイ大学ニュース)
・Archaeologists Recreate Ancient Egyptian Perfume Worn By Cleopatra
(考古学者、クレオパトラの香水復刻 - IFLSCIENCE)
クレオパトラは、西洋古代史において、もう圧倒的な存在、スーパースターなので、彼女の美容法、たとえば、バラの花びら風呂やロバのミルク風呂に入るといったこと自体が、説得力ある美容法となりがち。
(余談だが、ロバ乳入浴法は、伝説によると700頭のロバが必要だったとか → Donkey_milk)
香水の歴史を勉強すると、クレオパトラとマリー・アントワネットの逸話は必ず触れられる話題だが、実のところ、クレオパトラが香水史に果たした役割はよくわからない。
香水を使っていたかどうかさえ、わからない。
少なくとも現代の我らがイメージする香水は使っていないはずだ。
クレオパトラの香りは、ワシントンDCにある National Geographic Museum (ナショナルジオグラフィック博物館)で開催された "Queens of Egypt" (エジプト女王展) のために制作された。
制作された香水は2種類で、そのタイトルは「Mendesian & Metopian」(メンデスとメトピアの香水、メンデスとメトピアは古代都市で香水で有名らしいが、詳細はよくわからず時間切れ)
古代の香りに興味がある人はぜひエジプト女王展にお越しいただき、香りをお確かめください、とのこと。
ただし、8月-9月開催だったので、残念ながら読者のみなさまには、事後報告となったことお詫びしたい。
ところで、古代エジプトに香水は存在したか?という話だが、もちろん、存在しない。
香水とは、一般に香料をアルコールで溶かしたサラサラ液体をさすが、アルコール自体、世界史では10世紀頃、ペルシア(現在のイラン)で発明されたもの。
だから、香水の起源は、早くても10世紀以降となる。
(まあ、しかし、世の中にはアルコールは紀元前にすでに発明されていたという説もあり、ちょっとわからない)
では、今回取り上げている「クレオパトラの香水」とは何か?
「香油」と思われる。
つまり、オリーブオイルのようなドロドロの液体に香料を混ぜたモノである。
高貴な人々は、これをカラダに塗っていたらしい。
おしゃれなクレオパトラだ、彼女も当然、香油を塗っていただろう。
メンデス(Mendes)とは、ナイルデルタ地帯にあるエジプトの古代都市。
いくつかの王朝の都になったことがあるので、日本でいえば奈良あたりのイメージではなかろうか(エジプトのことは全然知らないので、記事を読んだ範囲での憶測で書いている)
そして、古都メンデスは、香水の都として有名らしい。
上のハワイ大学の考古学研究所の人々は、メンデスに近い Tell Timai というところで10年にわたる発掘調査をしている。
紀元前3世紀ころの遺跡発掘では、香油を入れる壺やガラス容器とともにそれらを製造していたと思われる炉が発見され、香油の取引商と考えられている。
(※「香油の取引商」と軽く書いたが、黄金以上の価値があるとされた香油である、小さな貿易商のイメージではなく、現代なら多国籍大企業といったところだろう)
内容物の分析から、没薬(もつやく)・カルダモン・シナモン・オリーブオイルなどが検出された。
これらの結果とギリシア時代に書かれた文献をもとに制作したものが、今回の「クレオパトラの香水」とのこと。
(え、クレオパトラとどう関係あるの?というツッコミは、この際、やめておこう)
クレオパトラの王宮も香水の都メンデスも近いことだし、おおむね、こんな香りをまとっていたのではないか。
記事でも「クレオパトラが使っていたとは証明できないが、可能性はある」とやや苦し紛れなオチとなっていた。
今回復元されたクレオパトラの香り(Mendesian ) の特徴は、一言で言えば没薬。
私は嗅いでいないので、詳細に説明できないが、記事には没薬(もつやく)ベースとのこと。
没薬とは、アラビア半島などで自生している樹木の樹脂のことで、お香系の香りが特徴である。氷砂糖のような外見の固まりだ。
日本でも没薬を焚いて楽しむ人は多い。瞑想系の香りと言われる。
英語では、「myrrh」と表記する、発音は「マー」だ。
日本語では「ミルラ」と呼ばれることがある、これはラテン語かもしれない。ちょっと調べ直して、別の記事として投稿したい。
没薬(もつやく)の一番有名な利用方法は、おそらくミイラ。
防腐剤や薫香料として利用された。
そもそも「ミイラ」の語源は、没薬 = ミルラから来ているという説が一般的らしい。
以上、「らしい」ばかり続いたが、今日の記事はこれまで。
(2019-10-14)
( 古代エジプトでは、没薬(ミルラ)が最強香料のようだ ※写真:没薬 )
空想するしかない古代の香り
スタッフが、"クレオパトラの香水が再現されたそうです" と、どこからかニュースを見つけて教えてくれた。
(クレオパトラの香水って、まあ、空想だろうなと思いつつ)
記事を見せてもらうと、再現したのは、エジプトの古代都市の発掘調査をしているハワイ大学・考古学研究所の人々。
実は、エジプト以外、ギリシアやローマの遺跡発掘で、"古代の香水を再現" といったニュースは、たまにでてくる。
読んでみると、結局、正確な文献などはなく、わずかな出土物をもとに空想で作ることが多いようだ。
だから、香水の中身に興味がある人間からすれば、バラエティ番組のエンタメとしてならおもしろいが、ニュースとしては、リアルさがやや物足りない。
しかし、情報の発信側からすれば「香料が発掘される」よりも「発掘された香料を元にクレオパトラの香水を再現」の方が、絶対に読者を引きつける、気持ちはわかるな~
今日の記事は下記のニュースを読んで投稿:
・Cleopatra May Have Once Smelled Like This Recreated Perfume
(クレオパトラは、こんな香りだったのでは - SMITHSONIAN.COM)
・Scent of an Egyptian queen? Scientists recreate perfume that could have been worn by Cleopatra
(これがクレオパトラの香り? - The National UAE)
・Cleopatra's ancient perfume recreated
(クレオパトラの香水、再現される - ハワイ大学ニュース)
・Archaeologists Recreate Ancient Egyptian Perfume Worn By Cleopatra
(考古学者、クレオパトラの香水復刻 - IFLSCIENCE)
クレオパトラは美容界のインフルエンサー
クレオパトラは、西洋古代史において、もう圧倒的な存在、スーパースターなので、彼女の美容法、たとえば、バラの花びら風呂やロバのミルク風呂に入るといったこと自体が、説得力ある美容法となりがち。
(余談だが、ロバ乳入浴法は、伝説によると700頭のロバが必要だったとか → Donkey_milk)
香水の歴史を勉強すると、クレオパトラとマリー・アントワネットの逸話は必ず触れられる話題だが、実のところ、クレオパトラが香水史に果たした役割はよくわからない。
香水を使っていたかどうかさえ、わからない。
少なくとも現代の我らがイメージする香水は使っていないはずだ。
この香りは「エジプト女王展」の呼び物
クレオパトラの香りは、ワシントンDCにある National Geographic Museum (ナショナルジオグラフィック博物館)で開催された "Queens of Egypt" (エジプト女王展) のために制作された。
制作された香水は2種類で、そのタイトルは「Mendesian & Metopian」(メンデスとメトピアの香水、メンデスとメトピアは古代都市で香水で有名らしいが、詳細はよくわからず時間切れ)
古代の香りに興味がある人はぜひエジプト女王展にお越しいただき、香りをお確かめください、とのこと。
ただし、8月-9月開催だったので、残念ながら読者のみなさまには、事後報告となったことお詫びしたい。
古代エジプトに香水は存在したか?
ところで、古代エジプトに香水は存在したか?という話だが、もちろん、存在しない。
香水とは、一般に香料をアルコールで溶かしたサラサラ液体をさすが、アルコール自体、世界史では10世紀頃、ペルシア(現在のイラン)で発明されたもの。
だから、香水の起源は、早くても10世紀以降となる。
(まあ、しかし、世の中にはアルコールは紀元前にすでに発明されていたという説もあり、ちょっとわからない)
では、今回取り上げている「クレオパトラの香水」とは何か?
「香油」と思われる。
つまり、オリーブオイルのようなドロドロの液体に香料を混ぜたモノである。
高貴な人々は、これをカラダに塗っていたらしい。
おしゃれなクレオパトラだ、彼女も当然、香油を塗っていただろう。
香水の都メンデス
メンデス(Mendes)とは、ナイルデルタ地帯にあるエジプトの古代都市。
いくつかの王朝の都になったことがあるので、日本でいえば奈良あたりのイメージではなかろうか(エジプトのことは全然知らないので、記事を読んだ範囲での憶測で書いている)
そして、古都メンデスは、香水の都として有名らしい。
上のハワイ大学の考古学研究所の人々は、メンデスに近い Tell Timai というところで10年にわたる発掘調査をしている。
紀元前3世紀ころの遺跡発掘では、香油を入れる壺やガラス容器とともにそれらを製造していたと思われる炉が発見され、香油の取引商と考えられている。
(※「香油の取引商」と軽く書いたが、黄金以上の価値があるとされた香油である、小さな貿易商のイメージではなく、現代なら多国籍大企業といったところだろう)
内容物の分析から、没薬(もつやく)・カルダモン・シナモン・オリーブオイルなどが検出された。
これらの結果とギリシア時代に書かれた文献をもとに制作したものが、今回の「クレオパトラの香水」とのこと。
(え、クレオパトラとどう関係あるの?というツッコミは、この際、やめておこう)
クレオパトラの王宮も香水の都メンデスも近いことだし、おおむね、こんな香りをまとっていたのではないか。
記事でも「クレオパトラが使っていたとは証明できないが、可能性はある」とやや苦し紛れなオチとなっていた。
クレオパトラの香り = 没薬(もつやく)
今回復元されたクレオパトラの香り(Mendesian ) の特徴は、一言で言えば没薬。
私は嗅いでいないので、詳細に説明できないが、記事には没薬(もつやく)ベースとのこと。
没薬とは、アラビア半島などで自生している樹木の樹脂のことで、お香系の香りが特徴である。氷砂糖のような外見の固まりだ。
日本でも没薬を焚いて楽しむ人は多い。瞑想系の香りと言われる。
英語では、「myrrh」と表記する、発音は「マー」だ。
日本語では「ミルラ」と呼ばれることがある、これはラテン語かもしれない。ちょっと調べ直して、別の記事として投稿したい。
没薬(もつやく)の一番有名な利用方法は、おそらくミイラ。
防腐剤や薫香料として利用された。
そもそも「ミイラ」の語源は、没薬 = ミルラから来ているという説が一般的らしい。
以上、「らしい」ばかり続いたが、今日の記事はこれまで。
(2019-10-14)
( 香水工場の )
香る生活
来るのか、台風19号
キンモクセイが咲き出そうとしているこのタイミングで (2019/10/10)
( もう少し右にズレてくれるといいのだが。 天気図:https://tenki.jp )
10月12日午後、東海から関東地方に上陸の見込みらしい。
昼食用のパンをスーパーに買いに行った。
普段の光景と違って、いつもよりは大量の食料品をカートに積んだ人が列をなす。
事務所に戻り、自分のデスクでパンを食べながら、PCでなにげなくニュースを見ると
「東京都水道局が水道水のくみ置きを呼びかけ」
なんて文字が目に入り、慌ただしいさが伝わってきた。
ヤマト運輸は、2日前に台風19号の影響というアナウンスを出している。
「集配および営業所の受付業務を停止させていただく場合」があるとか。
東京のキンモクセイは、蕾が膨らみ、今にも開花しそうな気配。
この膨らみなら、明日(11日)~あさって(12日)には、開花がはじまると予想している。
まさに台風襲来と同時期になるとは、はじめての体験なので、どうなるのか、予想が付かない。
一ヶ月前の台風15号のような甚大な被害にならないことを祈るばかり。
(2019-10-10)
( もう少し右にズレてくれるといいのだが。 天気図:https://tenki.jp )
現在(10月10日午後)の予報
10月12日午後、東海から関東地方に上陸の見込みらしい。
昼食用のパンをスーパーに買いに行った。
普段の光景と違って、いつもよりは大量の食料品をカートに積んだ人が列をなす。
事務所に戻り、自分のデスクでパンを食べながら、PCでなにげなくニュースを見ると
「東京都水道局が水道水のくみ置きを呼びかけ」
なんて文字が目に入り、慌ただしいさが伝わってきた。
配送の遅れ
ヤマト運輸は、2日前に台風19号の影響というアナウンスを出している。
「集配および営業所の受付業務を停止させていただく場合」があるとか。
開花しそうなキンモクセイ
東京のキンモクセイは、蕾が膨らみ、今にも開花しそうな気配。
この膨らみなら、明日(11日)~あさって(12日)には、開花がはじまると予想している。
まさに台風襲来と同時期になるとは、はじめての体験なので、どうなるのか、予想が付かない。
一ヶ月前の台風15号のような甚大な被害にならないことを祈るばかり。
(2019-10-10)
( 香水工場の )
香る生活
新「ねりこ・白檀2019」、年末~年明けに
ねりこ・白檀2019のおしらせ (2019/10/07)
( スティックタイプ容器のデザイン案、みなさんはどれがお好き? )
お待たせしている練り香水「ねりこ・白檀2019」ですが、なかなかはっきりしたアナウンスができずお許しください。
ようやく「年末~年明けにリリースします」とだけアナウンスできる状態になりました。
新・練り香水の容器には、スティックタイプを採用。
練り香水って、ほとんどの人が、そんなには量を使えないんです。
(海外では、そうでもなさそうですが)
すると現行のコンテナタイプでは、何年も使い切れずに、最終的に途中廃棄というケースが多い。
ですので、容量を少なくし、価格も多少下げたいというテーマが一点。
さらに、手を汚さずに使用したいという需要もそれなりに高い。これが二点目のテーマ。
ちょうどベタリップ (ベタガードのリップクリーム版) の開発中だったので、この容器が、新・練り香水にもぴったりやね、ということで採用になりました。
処方も完成し、容器の発注も完了しています。
パッケージデザインなども完成していました・・・
可能ならば、ベタリップと同時の12月リリースを目標にしてきましたが、残念ながら早くて12月下旬、もしかしたら年明けリリースとなりそうです。
新製品って、毎回細心の注意を払っているつもりながら、想定外なことが起きて、あわてるケースがあります(製造業の宿命と言うか)。
「ねりこ・白檀2019」も思わぬ指摘で、ちょっと淀みました。
それは、デザイナーの一言。
ベタリップと同じ容器なので「リップクリームと間違える人いませんかね~」
私の第一印象は「あれ!」
いや、そういう誤解は起こりうる、ここは盲点だった。
「練り香水」であることをもっとわかりやすく明示する必要があると考え直し、容器の印刷デザインとパッケージデザインを白紙に戻しやり直すことに、現在、鋭意進行中。
ここからは余談。昔『タイタニック』という映画がヒットしました。
あのときのタイタニック号は、CGが使われていますが、かなり大きなレプリカ船も制作されたそうで。予算の関係から船の右半分の右舷だけが建造されました。
あるインタビューで、半分の模型で「100万ドル節約できた」とジェームズ・キャメロン監督が言っていたので、もしかしたら模型の制作費用は1億円くらいか。
で、左舷も制作したら2億円だったという意味ですかね?
で、笑えるのはここから。船の接岸は、昔から国際的に左舷で行うことが常識 (飛行機も搭乗口は左舷)。
完成したタイタニック号も左舷で接岸させようとしたら、「あれ?」となったそうです。
(「あれ?」というより「ガチョーン!」かな)
右舷のレプリカしかありませんからね。
レプリカの制作に関わった人は、監督をはじめ莫大な数のスタッフ、が、誰も完成するまで気づかなかった。
1億円が溶けるかと思われた瞬間、キャメロン監督は、右舷のまま撮影し、編集時に左右逆にして、なんとか乗り切りました。
ボタンのかけ方を逆にした服を準備したり、[TITANIC」を「CINATIT」と刺繍した船員用の帽子を制作したりとか調整はありましたが。
なかなか含蓄がある話ですよね。
最終段階になって「あれ?」という瞬間、"製造業あるある" の一つなんです。
今回は、新「ねりこ・白檀2019」開発の最終段階で、ややこの雰囲気でしたが、なんとか年末に出せるよう頑張ります。
(2019-10-08)
( スティックタイプ容器のデザイン案、みなさんはどれがお好き? )
ねりこ・白檀2019
お待たせしている練り香水「ねりこ・白檀2019」ですが、なかなかはっきりしたアナウンスができずお許しください。
ようやく「年末~年明けにリリースします」とだけアナウンスできる状態になりました。
容器はベタリップと共通
新・練り香水の容器には、スティックタイプを採用。
練り香水って、ほとんどの人が、そんなには量を使えないんです。
(海外では、そうでもなさそうですが)
すると現行のコンテナタイプでは、何年も使い切れずに、最終的に途中廃棄というケースが多い。
ですので、容量を少なくし、価格も多少下げたいというテーマが一点。
さらに、手を汚さずに使用したいという需要もそれなりに高い。これが二点目のテーマ。
ちょうどベタリップ (ベタガードのリップクリーム版) の開発中だったので、この容器が、新・練り香水にもぴったりやね、ということで採用になりました。
リリース時期、12月下旬
処方も完成し、容器の発注も完了しています。
パッケージデザインなども完成していました・・・
可能ならば、ベタリップと同時の12月リリースを目標にしてきましたが、残念ながら早くて12月下旬、もしかしたら年明けリリースとなりそうです。
想定外だったこと
新製品って、毎回細心の注意を払っているつもりながら、想定外なことが起きて、あわてるケースがあります(製造業の宿命と言うか)。
「ねりこ・白檀2019」も思わぬ指摘で、ちょっと淀みました。
それは、デザイナーの一言。
ベタリップと同じ容器なので「リップクリームと間違える人いませんかね~」
私の第一印象は「あれ!」
いや、そういう誤解は起こりうる、ここは盲点だった。
「練り香水」であることをもっとわかりやすく明示する必要があると考え直し、容器の印刷デザインとパッケージデザインを白紙に戻しやり直すことに、現在、鋭意進行中。
映画『タイタニック』の「あれ?」
ここからは余談。昔『タイタニック』という映画がヒットしました。
あのときのタイタニック号は、CGが使われていますが、かなり大きなレプリカ船も制作されたそうで。予算の関係から船の右半分の右舷だけが建造されました。
あるインタビューで、半分の模型で「100万ドル節約できた」とジェームズ・キャメロン監督が言っていたので、もしかしたら模型の制作費用は1億円くらいか。
で、左舷も制作したら2億円だったという意味ですかね?
で、笑えるのはここから。船の接岸は、昔から国際的に左舷で行うことが常識 (飛行機も搭乗口は左舷)。
完成したタイタニック号も左舷で接岸させようとしたら、「あれ?」となったそうです。
(「あれ?」というより「ガチョーン!」かな)
右舷のレプリカしかありませんからね。
レプリカの制作に関わった人は、監督をはじめ莫大な数のスタッフ、が、誰も完成するまで気づかなかった。
1億円が溶けるかと思われた瞬間、キャメロン監督は、右舷のまま撮影し、編集時に左右逆にして、なんとか乗り切りました。
ボタンのかけ方を逆にした服を準備したり、[TITANIC」を「CINATIT」と刺繍した船員用の帽子を制作したりとか調整はありましたが。
なかなか含蓄がある話ですよね。
最終段階になって「あれ?」という瞬間、"製造業あるある" の一つなんです。
今回は、新「ねりこ・白檀2019」開発の最終段階で、ややこの雰囲気でしたが、なんとか年末に出せるよう頑張ります。
(2019-10-08)
( 香水工場の )
香る生活
2019「サンタの贈り物」はプルメリア
今年の冬はトロピカルな香りで (2019/10/07)
( 南洋の穏やかな香り )
「サンタの贈り物」とは、当社が毎年、12月に期間限定、数量限定でリリースする特別な香りです。
もう何年続けているか思い出せないくらいの恒例プチイベント。
少なくとも私が参加した2006年にはありましたので、最低でも10年以上の歴史。
これもこれも、ご愛顧いただくお客様のおかげです。
珍しい香りが出るケースがありますので、毎年、楽しみにしていただく常連様も多く、当社も楽しみです。
このイベント、お客様に喜んでいただくため、みたいな綺麗事を書いたばかりながら、実は当社にとっては新作香水の新作候補を評価してもらうという面もあるのです。
当社では、毎年1~2点程度の新作香水をリリースしていますが、試作自体は、それ以上の種類で。
そして、新作候補は、まずは「サンタの贈り物」や「5月の贈り物」の限定リリースにて、お客様評価という試練を受けます。
去年から開発中のプルメリアを、今年のサンタにぶつけることになりました。
香りの詳細は、来月にアップされると思います。
取り急ぎ、"今年のサンタはプルメリア" という情報だけ、アップさせていただきます。
(2019-10-07)
( 南洋の穏やかな香り )
サンタの贈り物 = 12月限定の特別な香り
「サンタの贈り物」とは、当社が毎年、12月に期間限定、数量限定でリリースする特別な香りです。
もう何年続けているか思い出せないくらいの恒例プチイベント。
少なくとも私が参加した2006年にはありましたので、最低でも10年以上の歴史。
これもこれも、ご愛顧いただくお客様のおかげです。
珍しい香りが出るケースがありますので、毎年、楽しみにしていただく常連様も多く、当社も楽しみです。
本音を言えば、こんな意味も
このイベント、お客様に喜んでいただくため、みたいな綺麗事を書いたばかりながら、実は当社にとっては新作香水の新作候補を評価してもらうという面もあるのです。
当社では、毎年1~2点程度の新作香水をリリースしていますが、試作自体は、それ以上の種類で。
そして、新作候補は、まずは「サンタの贈り物」や「5月の贈り物」の限定リリースにて、お客様評価という試練を受けます。
今年のサンタはプルメリアの香り
去年から開発中のプルメリアを、今年のサンタにぶつけることになりました。
香りの詳細は、来月にアップされると思います。
取り急ぎ、"今年のサンタはプルメリア" という情報だけ、アップさせていただきます。
(2019-10-07)
( 香水工場の )
香る生活
ベタガード、2019年秋冬-2020年春 のおしらせ
ベタガード、この秋から変わること (2019/09/25)
( あなたの手に役立ちたい )
ベタガードそのものは今のまま、何も変わりませんが、秋冬から・・
ダブルベタとは、ご注文個数の2倍のベタガードを発送する企画。
ベタガードを売り出す際、まったくの無名の新商品をどうやって消費者のみなさんの琴線に触れられるかという広告戦略ででてきた企画だった。
このプランは、知名度が多少上がるであろう最初の数年を限定ではじめた。
しかし、けっきょく毎年繰り返してきた。
ただ、この秋冬シーズンから回数が少なくなる。昨シーズンは「5回」、今シーズンは「3回」。
とにかく売上を伸ばそう!というスタンスから、ベタガードを愛してくださる方を中心に静かな販売へ移行中。
ベタガードの Amazon での販売も撤退した。
ベタガードは、幸運が重なって、相性がよい成分を選択し、絶妙な配合比率で、なんとなく偶然によい製品が生まれた結果の産物と理解している。
ファンも多く、毎年11月・12月のダブルベタは、お祭り気分になる。
しかし、今はワセリン・ブームの時代となった、この現実がポリシー変更の理由だ。
ベタガードをリリースした頃、ワセリンは皮膚科などの病院で処方される特殊なワックスといったイメージ。
本やネットでワセリンの良さを喧伝する記事が増えつつある頃だった。
(私の記事もその役割を果たしたのではないか思う)
しかし、やはり、インパクトの大きさでは圧倒的にテレビだ。
NHK がいくつかの人気番組内で、何度か取り上げると、もうブームに火が付いた。
この数年、ワセリン製品もドンドン種類が増えて、ドラッグストアの棚には新しいワセリン版スキンケアが増殖中である。
これだけワセリン製品が増えると、同業者同士の競争となる。
(大資本にケンカ売ってもね・・)
無用な争いを好まない当社としては、ベタガード・ファンを中心とした、ややクローズドな販売プランに移行しちゃえと判断した。
ダブルベタは回数は減るが、楽しんでいただければ思う。
(2019-09-25)
( あなたの手に役立ちたい )
製品はそのまま
ベタガードそのものは今のまま、何も変わりませんが、秋冬から・・
好評なダブルベタ
ダブルベタとは、ご注文個数の2倍のベタガードを発送する企画。
ベタガードを売り出す際、まったくの無名の新商品をどうやって消費者のみなさんの琴線に触れられるかという広告戦略ででてきた企画だった。
このプランは、知名度が多少上がるであろう最初の数年を限定ではじめた。
しかし、けっきょく毎年繰り返してきた。
ただ、この秋冬シーズンから回数が少なくなる。昨シーズンは「5回」、今シーズンは「3回」。
2019秋冬のダブルベタ・プラン
・11月1日 - 7日
・12月1日 - 7日
・02月1日 - 7日
・11月1日 - 7日
・12月1日 - 7日
・02月1日 - 7日
Amazonからの撤退
とにかく売上を伸ばそう!というスタンスから、ベタガードを愛してくださる方を中心に静かな販売へ移行中。
ベタガードの Amazon での販売も撤退した。
ベタガードは、幸運が重なって、相性がよい成分を選択し、絶妙な配合比率で、なんとなく偶然によい製品が生まれた結果の産物と理解している。
ファンも多く、毎年11月・12月のダブルベタは、お祭り気分になる。
しかし、今はワセリン・ブームの時代となった、この現実がポリシー変更の理由だ。
ワセリン・ブーム
ベタガードをリリースした頃、ワセリンは皮膚科などの病院で処方される特殊なワックスといったイメージ。
本やネットでワセリンの良さを喧伝する記事が増えつつある頃だった。
(私の記事もその役割を果たしたのではないか思う)
しかし、やはり、インパクトの大きさでは圧倒的にテレビだ。
NHK がいくつかの人気番組内で、何度か取り上げると、もうブームに火が付いた。
この数年、ワセリン製品もドンドン種類が増えて、ドラッグストアの棚には新しいワセリン版スキンケアが増殖中である。
これだけワセリン製品が増えると、同業者同士の競争となる。
(大資本にケンカ売ってもね・・)
無用な争いを好まない当社としては、ベタガード・ファンを中心とした、ややクローズドな販売プランに移行しちゃえと判断した。
ダブルベタは回数は減るが、楽しんでいただければ思う。
(2019-09-25)
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