( 香水工場の )
香る生活
パッチテスト
自分たちが作ったものは、自分たちでパッチテストなど行います。
幸い、今まで自社製品でかぶれたことはありません。
しかし、ある原料(天然の植物抽出物)をテストしたときは、アレルギーを発症したことがあります。
「天然だから」と油断していました。
(移転元)
(2018-05-15)
幸い、今まで自社製品でかぶれたことはありません。
しかし、ある原料(天然の植物抽出物)をテストしたときは、アレルギーを発症したことがあります。
「天然だから」と油断していました。
(移転元)
(2018-05-15)
( 香水工場の )
香る生活
スプレー緩みにご注意下さい
フルボトルの液漏れリスク (2018/05/08)
(スプレー部分が取り外せるメリットは大きいものの、一方で液漏れリスクも)
スプレー部分をカシメ式から、取り外し可能なネジ式への移行をはじめたのは2年前。
液漏れのトラブルが発生しましたので報告いたします。
香水のスプレー部分は、世界的にカシメ式が主流です。
カシメ式とは、スプレー金具をボトルに圧着接合する方法で、いったん取り付けると金具を破壊する以外、取り外せなくなります。
その理由は・・・
(1) スプレーの高さを低くできる(デザイン的に美しい)
(2) 液漏れリスクが少ない
(3) 異物混入リスクが少ない(輸送中や店頭販売中)
(4) 構造がシンプル = 製造コストが若干安い
デメリットは、スプレーが外せないので「小分けできない」「分別廃棄ができない」など。
ネジ式のメリット・デメリットは、カシメ式のちょうど真逆の関係です。
デメリットの最大の悩みは、ネジの緩みに伴う液漏れ。
当社ではネジは、機械で一定の強度で締めるようにしていますが、これが何らかの理由で、ごく希ですが、緩むことがあります。
最近、お客さま宅に届いた商品でネジの緩みと液漏れが発見され、当社では大いに驚きました。
何らかの原因で緩みが発生したものと思われます。
とくに最近、金管キャップから樹脂キャップへの移行も進めています。
この樹脂キャップをねじりながら取り外される場合、リスクが高くなると推測しています。
もちろん、樹脂キャップをねじった程度でスプレーのネジも一緒に回る現象自体が問題ですので、機械締めのトルク強度の見直しを早急に行っております。
ネジ式タイプのフルボトル(25mL)をご購入済みのお客さまへ、次回ご利用の際、スプレーのネジに緩みがないか、お確かめ下さい。
もし緩かったら、時計回りにぐるっと回していただければ幸いです。ご協力、よろしくお願いします。
(スプレーのネジが緩んでいないか、ご注意ください)
(2018-05-08)
(スプレー部分が取り外せるメリットは大きいものの、一方で液漏れリスクも)
カシメからネジへ
スプレー部分をカシメ式から、取り外し可能なネジ式への移行をはじめたのは2年前。
液漏れのトラブルが発生しましたので報告いたします。
世界の香水がカシメ式である理由
香水のスプレー部分は、世界的にカシメ式が主流です。
カシメ式とは、スプレー金具をボトルに圧着接合する方法で、いったん取り付けると金具を破壊する以外、取り外せなくなります。
その理由は・・・
(1) スプレーの高さを低くできる(デザイン的に美しい)
(2) 液漏れリスクが少ない
(3) 異物混入リスクが少ない(輸送中や店頭販売中)
(4) 構造がシンプル = 製造コストが若干安い
デメリットは、スプレーが外せないので「小分けできない」「分別廃棄ができない」など。
ネジ式
ネジ式のメリット・デメリットは、カシメ式のちょうど真逆の関係です。
デメリットの最大の悩みは、ネジの緩みに伴う液漏れ。
当社ではネジは、機械で一定の強度で締めるようにしていますが、これが何らかの理由で、ごく希ですが、緩むことがあります。
トラブル事例
最近、お客さま宅に届いた商品でネジの緩みと液漏れが発見され、当社では大いに驚きました。
何らかの原因で緩みが発生したものと思われます。
とくに最近、金管キャップから樹脂キャップへの移行も進めています。
この樹脂キャップをねじりながら取り外される場合、リスクが高くなると推測しています。
もちろん、樹脂キャップをねじった程度でスプレーのネジも一緒に回る現象自体が問題ですので、機械締めのトルク強度の見直しを早急に行っております。
お願い
ネジ式タイプのフルボトル(25mL)をご購入済みのお客さまへ、次回ご利用の際、スプレーのネジに緩みがないか、お確かめ下さい。
もし緩かったら、時計回りにぐるっと回していただければ幸いです。ご協力、よろしくお願いします。
(スプレーのネジが緩んでいないか、ご注意ください)
(2018-05-08)
( 香水工場の )
香る生活
アネモネ、穏やかなスタート
予想通り、穏やかなスタート (2018/05/08)
(アネモネの花。色彩や花の形が多彩な花)
当社では、毎年5月に限定販売の香水をリリースしています。おおむね、商品化未定の新作香水です。
今年の5月の贈り物は「アネモネ」。
アネモネは色彩や花の形のバリエーションが豊富で、人気がある花ですが、香りは強くありません。普通に嗅げば、ほぼないと感じられる人も多いでしょう。
しかし、よくたしかめるとシトラスのような爽やかさと、ハーバルなナチュラルさ、さらにスパイシーさも含むまれており、奥深く慎み深い香り立ちがあることに気づきます。
興味をそそられる香りです。
当社のお客様は、きれいなだけのフローラルな香りに飽きている方も少なくありません。
そんな方には、ちょっとおもしろみのあるフローラルとして楽しめるかもと期待しています。
ブランドさんもメーカーさんも商品をリリースする際は、消費者の需要が大きいボリュームゾーンに焦点を当ててヒットを狙います。
それで製品は "多くの人から好まれる" やや最大公約数的な味付けやテイストになりがちです。当社もそうだし私も否定的ではありません。
しかし、この製品に関しては、大きいボリュームゾーンの一つ下の、さらに下の小さなボリュームゾーンの人々に好まれる香りかもしれません。
多くのお客様に好評をいただくか微妙ながら、一部のお客様には心に響く香りに仕上がっています。大人の香りとしてお楽しみ下さい。
原料不足のため今年は、フルボトル制作はあきらめ、キューブボトル以下でのリリースとなりました。
(2018年の5月の贈り物は、キューブボトルのみリリース)
「アネモネ」は、5月1日から販売を開始しました。
香りの印象がない花だけに、販売数は期待できないと予想していますが、予想通り穏やかな売れ行きです。
また、お客様の評価や反応は、まだまだ集まりませんが、ここではポジティブ vs ネガティブな感想を掲載します:
★マイナス評価:
アネモネは菖蒲の葉と似た方向性もあるような気がするのですが、家族からは不評でした…。
かといってわたしもなんとなく、余裕がない気分のときにはつけられない香りのように思いました。
★プラス評価:
今年の5月の贈り物のアネモネ
爽やかでスパイシー
でも優しく甘い香りもほんのり…色んな印象を受けるおもしろい香りですね。
気づけばずっとクンクンと嗅いでいます。
今年の夏はこのアネモネを愛用します!!
【関連記事&サイト】
・(販売ページ) オードパルファン 5月の贈り物(アネモネ)
・アネモネ、穏やかなスタート
・フルボトルなしの「5月の贈り物」
(2018-05-08)
(アネモネの花。色彩や花の形が多彩な花)
2018年の「5月の贈り物 アネモネ」
当社では、毎年5月に限定販売の香水をリリースしています。おおむね、商品化未定の新作香水です。
今年の5月の贈り物は「アネモネ」。
アネモネは色彩や花の形のバリエーションが豊富で、人気がある花ですが、香りは強くありません。普通に嗅げば、ほぼないと感じられる人も多いでしょう。
しかし、よくたしかめるとシトラスのような爽やかさと、ハーバルなナチュラルさ、さらにスパイシーさも含むまれており、奥深く慎み深い香り立ちがあることに気づきます。
興味をそそられる香りです。
きれいなだけの香りを物足りないと感じる方に
当社のお客様は、きれいなだけのフローラルな香りに飽きている方も少なくありません。
そんな方には、ちょっとおもしろみのあるフローラルとして楽しめるかもと期待しています。
大人の香り
ブランドさんもメーカーさんも商品をリリースする際は、消費者の需要が大きいボリュームゾーンに焦点を当ててヒットを狙います。
それで製品は "多くの人から好まれる" やや最大公約数的な味付けやテイストになりがちです。当社もそうだし私も否定的ではありません。
しかし、この製品に関しては、大きいボリュームゾーンの一つ下の、さらに下の小さなボリュームゾーンの人々に好まれる香りかもしれません。
多くのお客様に好評をいただくか微妙ながら、一部のお客様には心に響く香りに仕上がっています。大人の香りとしてお楽しみ下さい。
「アネモネ」はフルボトルなしのリリース
原料不足のため今年は、フルボトル制作はあきらめ、キューブボトル以下でのリリースとなりました。
(2018年の5月の贈り物は、キューブボトルのみリリース)
リリース後のお客様の声
「アネモネ」は、5月1日から販売を開始しました。
香りの印象がない花だけに、販売数は期待できないと予想していますが、予想通り穏やかな売れ行きです。
また、お客様の評価や反応は、まだまだ集まりませんが、ここではポジティブ vs ネガティブな感想を掲載します:
★マイナス評価:
アネモネは菖蒲の葉と似た方向性もあるような気がするのですが、家族からは不評でした…。
かといってわたしもなんとなく、余裕がない気分のときにはつけられない香りのように思いました。
★プラス評価:
今年の5月の贈り物のアネモネ
爽やかでスパイシー
でも優しく甘い香りもほんのり…色んな印象を受けるおもしろい香りですね。
気づけばずっとクンクンと嗅いでいます。
今年の夏はこのアネモネを愛用します!!
【関連記事&サイト】
・(販売ページ) オードパルファン 5月の贈り物(アネモネ)
・アネモネ、穏やかなスタート
・フルボトルなしの「5月の贈り物」
(2018-05-08)
( 香水工場の )
香る生活
ネイルケア「こまめ」リリース
きれいな爪を手に入れたい! (2018/04/26)
商品撮影のための写真スタジオによく通います。
当社の場合、手モデルは社員にお願いしていますが、プロの手モデルさんへ依頼する企業も多いでしょう。
手モデルさんは、日常的に手袋をされるなど、ケアの仕方も並々ならぬレベル。
しかし、平均的な私たちの手は、洗い物やお掃除をはじめ、あらゆる仕事や作業で酷使されがち。それ相応に生活を反映するリアルな様相を帯びたりします。
爪のための特別なケア製品を開発しました。
その名は「こまめ」。
男性からすれば、指先はそれほど関心あるパーツではなく、目も行きません。
が、女性にとって指先は、その人の清潔度などを感じさせる重要パーツだそうですね。
ネイルサロンの方に教えてもらいました。
それで女性によい第一印象を与えたい男性は、靴や服装とともに重点的にケアすべきパーツだそうです。
先日、社内ミーティング中、世間話になりました。一人の女性スタッフが「昨日、家にやってきた営業マン、男性だったけど、爪がツルツルだったの!」と楽しく話しておりました。
書類にペンを走らせる指先が「光り輝いていた」と。
スーツ姿の20代男性、ネイルポリッシュの可能性大ですね。
「おお、そんなところを見てるのか」と私は、内心驚き、同時に自分の指先はちょっと隠し気味に曲げました。
「こまめ」には、イノンド(ディル)というハーブの種(ディルシード)のエキスを配合しました。
原料メーカーさんが実施した実験では下記の実験データが得られています:
(1) 爪のセラミド量の増加
(2) 爪からの水分蒸散量の減少
(3) 縦ジワ改善・二枚爪の防止
ちょっとした奇跡ですよね。
この奇跡がすべての人に起きるかは、また別問題です。
(縦ジワが消えていくー ※写真:三省製薬株式会社)
当社では「こまめ」を社員や関係者、モニターの方々に試してもらっています。感想も集まってきています。
純粋なテストでなく、それぞれ自分のスタイルでの使用ですので、実験データとは言えませんが、逆に一般消費者の使い方に近い実験です。
その結果、縦ジワが消えたという人もいれば、とくに変化を感じないという人もいます。
結論を出すには、早急すぎますが、結果を感じる人がいたことは、うれしいことでした。
当社のハンドクリーム「ベタガード」は、爪への利用もオススメです。
「こまめ」で爪をケアした後、その上にベタガードを薄く塗ると有効成分が爪の上に長くとどまろ、なので、成分のさらなる浸透が期待できます。
夏になれば、ハンドクリームは要らないよ、という方もおられます。
しかし、ベタガードは全身スキンケア、肌の露出部分が多くなるこの季節だからこそ、ベタガード助かる!という方も多いでしょう。
「こまめ」は、母の日キャンペーン (2018年5月)のプレゼントとしてリリースされます。商品化は未定です。
【関連記事】
・ボンセント・ネイルケア試作中 (2021/03/24)
・限定版「こまめ」完成 (2018/09/04)
・ネイルケア「こまめ」リリース
・ネイルケア「こまめ」はじまり
(2018-04-26)
手に「ベタガード」、爪に「こまめ」
商品撮影のための写真スタジオによく通います。
当社の場合、手モデルは社員にお願いしていますが、プロの手モデルさんへ依頼する企業も多いでしょう。
手モデルさんは、日常的に手袋をされるなど、ケアの仕方も並々ならぬレベル。
しかし、平均的な私たちの手は、洗い物やお掃除をはじめ、あらゆる仕事や作業で酷使されがち。それ相応に生活を反映するリアルな様相を帯びたりします。
爪のための特別なケア製品を開発しました。
その名は「こまめ」。
その人の清潔度がでやすい指先
男性からすれば、指先はそれほど関心あるパーツではなく、目も行きません。
が、女性にとって指先は、その人の清潔度などを感じさせる重要パーツだそうですね。
ネイルサロンの方に教えてもらいました。
それで女性によい第一印象を与えたい男性は、靴や服装とともに重点的にケアすべきパーツだそうです。
最近の男性はネイルポリッシュも普通?
先日、社内ミーティング中、世間話になりました。一人の女性スタッフが「昨日、家にやってきた営業マン、男性だったけど、爪がツルツルだったの!」と楽しく話しておりました。
書類にペンを走らせる指先が「光り輝いていた」と。
スーツ姿の20代男性、ネイルポリッシュの可能性大ですね。
「おお、そんなところを見てるのか」と私は、内心驚き、同時に自分の指先はちょっと隠し気味に曲げました。
「こまめ」のキラー成分
「こまめ」には、イノンド(ディル)というハーブの種(ディルシード)のエキスを配合しました。
ディルシードのエキスの効能
原料メーカーさんが実施した実験では下記の実験データが得られています:
(1) 爪のセラミド量の増加
(2) 爪からの水分蒸散量の減少
(3) 縦ジワ改善・二枚爪の防止
ちょっとした奇跡ですよね。
この奇跡がすべての人に起きるかは、また別問題です。
(縦ジワが消えていくー ※写真:三省製薬株式会社)
当社内の実験結果
当社では「こまめ」を社員や関係者、モニターの方々に試してもらっています。感想も集まってきています。
純粋なテストでなく、それぞれ自分のスタイルでの使用ですので、実験データとは言えませんが、逆に一般消費者の使い方に近い実験です。
その結果、縦ジワが消えたという人もいれば、とくに変化を感じないという人もいます。
結論を出すには、早急すぎますが、結果を感じる人がいたことは、うれしいことでした。
ベタガードとの併用がオススメ
当社のハンドクリーム「ベタガード」は、爪への利用もオススメです。
「こまめ」で爪をケアした後、その上にベタガードを薄く塗ると有効成分が爪の上に長くとどまろ、なので、成分のさらなる浸透が期待できます。
夏になれば、ハンドクリームは要らないよ、という方もおられます。
しかし、ベタガードは全身スキンケア、肌の露出部分が多くなるこの季節だからこそ、ベタガード助かる!という方も多いでしょう。
「こまめ」商品化は未定
「こまめ」は、母の日キャンペーン (2018年5月)のプレゼントとしてリリースされます。商品化は未定です。
【関連記事】
・ボンセント・ネイルケア試作中 (2021/03/24)
・限定版「こまめ」完成 (2018/09/04)
・ネイルケア「こまめ」リリース
・ネイルケア「こまめ」はじまり
(2018-04-26)
( 香水工場の )
香る生活
伊豆大島、ツバキの香り
ツバキの花の香りを確かめに大島へ (2018/04/12)
(白い椿の花 = 東京都立大島公園)
当社には「椿」という香水(オードパルファン)があります。
あまり売れている製品ではありませんが、特にプロモートしなくとも、一部のお客さまに、さりげなく売れ続けています。
ところで、生花の方のツバキですが、公園や道端でツバキの花が咲いていると、生花の香りを確かめてみます。しかし、ツバキの生花には、香りはおおむねありません。
そんなわけで、ツバキの花の香りを確かめたい(そして、当社「椿」の香りと比較したい)と常々考えておりますが、先日、ひさびさの休暇ができ、思い切ってツバキで有名な伊豆大島に一っ飛びしてきました。
実際、行ってみると文字通り "一っ飛び" でした。
私が住んでいる東京の多磨エリアには、羽田や成田とは、まったく違うタイプのローカル飛行場があります。
野球場や公園に囲まれた「調布飛行場」です。
そこから飛ぶ飛行機は、双発プロペラ機ながら、大島までのフライト時間は、ななんと、わずか25分。眠っている暇もありません。
実際に乗ってみると細長い木箱に入っているようで、また直接伝わってくるエンジンの唸り、音の揺らぎや振動がたまりません。一般的なジェット機とは、一味も二味も違う乗り心地でした。
(大島到着後、振り向きショット)
大島では、毎年1月から3月下旬まで「椿まつり」というイベントが開催されています。
私が行った4月初旬は、イベントも終わっていますが、ツバキの花の方も、おおむね終わりかけておりました。観光客もまばらでゆっくりと島を回ることができました。
(人様のブログなど読むと自転車が楽しい島のようなことが多く書かれています。私もレンタサイクルで走り始めましたが、そこは火山島。アップダウン激しく平均的な観光客には現実的なチョイスではないでしょう。おすすめは路線バス)
季節的に春でしたので、島全体に様々な春の花の香りが漂い癒されました。
みなさんは、ツバキの花はお好きですか?深紅の花弁に囲まれた黄色い雄しべは、色彩のコントラストが美しく印象的です。
海外では有名なオペラ『椿姫』が象徴するように物語性がある花というイメージがあるようですね。日本では資生堂さんのブランドロゴのモチーフになった花ですね。
一方、花ごとポトリと落ちる落ち方は、尋常ではなく、昔、武士からは縁起が悪い花とみなされていたようです。
大島は、本当にツバキの島でした。そこかしこに自生もしくは栽培されたツバキの樹木が生い茂っています。その数、300万本、とパンフレットにありました。
火山島のためか、大きな樹木はあまり見あたらず、樹木と言えばツバキがメインな風情のエリアが多い。ただ、予想に反して、ツバキ農家と思われる人やお宅にはついに出会いませんでした。
ツバキで有名な大島ですが、産業としては島経済を支えるようなものではなさそうです。
そこかしこにツバキが生い茂っていますので、香りを確かめようと思えば、いろいろなツバキを試すことができました。
主にヤブツバキという品種が多いのですが、珍しいツバキも多く咲いていました。
この島には「大島公園」というツバキのための公園があります。正式名称は東京都立大島公園。そう、東京都なんですね。
(余談ですが、この島を走っている車のナンバーは「品川ナンバー」)
さて、大島公園ですが、広大な敷地に、これでもか、とツバキがオンパレード状態。
ただ、かすかな気配程度の香りなら多少ありましたが、残念ながら、後で書く温室内にあったツバキ以外、香りのツバキには出会えませんでした。
大島公園には「椿資料館」なる博物館が併設されています(無料でした)。
こちらには多彩なツバキの品種が展示されています。ツバキに関連する歴史や文化の展示もあり、興味がある人にはたまらないスポットでしょう。
私の関心は香りですので、香りに関するコーナーはないかと探すと、奥の方に、なんと香りコーナーがありました。"でかした"という気持ちですね。
なになに、アメリカでは、1950年代から香りのあるカメリア(ツバキ)の品種改良が続けられ、日本でも研究されている。
しかし、いったん香りのツバキを作出しても、土壌や環境によって香りが簡単に失われるため、香りのあるツバキを安定的に作ることは未だ成功していないような説明パネルがありました。
そして、そのパネル下には作出された香りのツバキのニオイの展示がありました。
壁に取り付けられたテニスボール大のフタを動かすと蜂の巣のような穴があり、そこに鼻を近づけるとツバキの香りが確かめられます。
・・・生花の香りを常時こういう装置で出すことは技術的に不可能、または維持コスト負担が大きいでしょうから、おそらく他の香料で再現しているものと推測されます。
しかし、この辺のディープな事情を資料館さんに下手に質問すると、警戒されるし嫌がられますし、私自身も今日はミッションで来ているわけでないので、波風立てずに楽しい無垢な観光客として体験させていただきました。
仮に推測通り、他の香料で再現したものとすると、多くの人にわかりやすく仕上げられていますが、よい出来映えの香りと思いました。
それは大島公園内にある温室内の白いツバキでした。
感動的でしたよ。気品の高い香りを漂わせていました。
当社の「椿」の香りよりも、南国風の明るさと楽しさが若干アップした印象でしたが、この日、唯一確かめられたツバキの香りは、当社の「椿」が、本物の花の香りに違わないものとわかり、安心しました。
(香るツバキ1 = 東京都立大島公園)
(香るツバキ2 = 東京都立大島公園)
(2018-04-12)
(白い椿の花 = 東京都立大島公園)
椿の季節の終わりに
当社には「椿」という香水(オードパルファン)があります。
あまり売れている製品ではありませんが、特にプロモートしなくとも、一部のお客さまに、さりげなく売れ続けています。
ところで、生花の方のツバキですが、公園や道端でツバキの花が咲いていると、生花の香りを確かめてみます。しかし、ツバキの生花には、香りはおおむねありません。
そんなわけで、ツバキの花の香りを確かめたい(そして、当社「椿」の香りと比較したい)と常々考えておりますが、先日、ひさびさの休暇ができ、思い切ってツバキで有名な伊豆大島に一っ飛びしてきました。
実際、行ってみると文字通り "一っ飛び" でした。
地元からあっという間の伊豆大島
私が住んでいる東京の多磨エリアには、羽田や成田とは、まったく違うタイプのローカル飛行場があります。
野球場や公園に囲まれた「調布飛行場」です。
そこから飛ぶ飛行機は、双発プロペラ機ながら、大島までのフライト時間は、ななんと、わずか25分。眠っている暇もありません。
実際に乗ってみると細長い木箱に入っているようで、また直接伝わってくるエンジンの唸り、音の揺らぎや振動がたまりません。一般的なジェット機とは、一味も二味も違う乗り心地でした。
(大島到着後、振り向きショット)
香りのツバキ
大島では、毎年1月から3月下旬まで「椿まつり」というイベントが開催されています。
私が行った4月初旬は、イベントも終わっていますが、ツバキの花の方も、おおむね終わりかけておりました。観光客もまばらでゆっくりと島を回ることができました。
(人様のブログなど読むと自転車が楽しい島のようなことが多く書かれています。私もレンタサイクルで走り始めましたが、そこは火山島。アップダウン激しく平均的な観光客には現実的なチョイスではないでしょう。おすすめは路線バス)
季節的に春でしたので、島全体に様々な春の花の香りが漂い癒されました。
ツバキのイメージは分かれる
みなさんは、ツバキの花はお好きですか?深紅の花弁に囲まれた黄色い雄しべは、色彩のコントラストが美しく印象的です。
海外では有名なオペラ『椿姫』が象徴するように物語性がある花というイメージがあるようですね。日本では資生堂さんのブランドロゴのモチーフになった花ですね。
一方、花ごとポトリと落ちる落ち方は、尋常ではなく、昔、武士からは縁起が悪い花とみなされていたようです。
300万本のツバキの島
大島は、本当にツバキの島でした。そこかしこに自生もしくは栽培されたツバキの樹木が生い茂っています。その数、300万本、とパンフレットにありました。
火山島のためか、大きな樹木はあまり見あたらず、樹木と言えばツバキがメインな風情のエリアが多い。ただ、予想に反して、ツバキ農家と思われる人やお宅にはついに出会いませんでした。
ツバキで有名な大島ですが、産業としては島経済を支えるようなものではなさそうです。
やはり、香りはない
そこかしこにツバキが生い茂っていますので、香りを確かめようと思えば、いろいろなツバキを試すことができました。
主にヤブツバキという品種が多いのですが、珍しいツバキも多く咲いていました。
この島には「大島公園」というツバキのための公園があります。正式名称は東京都立大島公園。そう、東京都なんですね。
(余談ですが、この島を走っている車のナンバーは「品川ナンバー」)
さて、大島公園ですが、広大な敷地に、これでもか、とツバキがオンパレード状態。
ただ、かすかな気配程度の香りなら多少ありましたが、残念ながら、後で書く温室内にあったツバキ以外、香りのツバキには出会えませんでした。
椿資料館
大島公園には「椿資料館」なる博物館が併設されています(無料でした)。
こちらには多彩なツバキの品種が展示されています。ツバキに関連する歴史や文化の展示もあり、興味がある人にはたまらないスポットでしょう。
私の関心は香りですので、香りに関するコーナーはないかと探すと、奥の方に、なんと香りコーナーがありました。"でかした"という気持ちですね。
なになに、アメリカでは、1950年代から香りのあるカメリア(ツバキ)の品種改良が続けられ、日本でも研究されている。
しかし、いったん香りのツバキを作出しても、土壌や環境によって香りが簡単に失われるため、香りのあるツバキを安定的に作ることは未だ成功していないような説明パネルがありました。
そして、そのパネル下には作出された香りのツバキのニオイの展示がありました。
壁に取り付けられたテニスボール大のフタを動かすと蜂の巣のような穴があり、そこに鼻を近づけるとツバキの香りが確かめられます。
・・・生花の香りを常時こういう装置で出すことは技術的に不可能、または維持コスト負担が大きいでしょうから、おそらく他の香料で再現しているものと推測されます。
しかし、この辺のディープな事情を資料館さんに下手に質問すると、警戒されるし嫌がられますし、私自身も今日はミッションで来ているわけでないので、波風立てずに楽しい無垢な観光客として体験させていただきました。
仮に推測通り、他の香料で再現したものとすると、多くの人にわかりやすく仕上げられていますが、よい出来映えの香りと思いました。
この日出会えた唯一のツバキの香り
それは大島公園内にある温室内の白いツバキでした。
感動的でしたよ。気品の高い香りを漂わせていました。
当社の「椿」の香りよりも、南国風の明るさと楽しさが若干アップした印象でしたが、この日、唯一確かめられたツバキの香りは、当社の「椿」が、本物の花の香りに違わないものとわかり、安心しました。
(香るツバキ1 = 東京都立大島公園)
(香るツバキ2 = 東京都立大島公園)
(2018-04-12)
( 香水工場の )
香る生活
"在庫切れ"増加の見込み
原料工場の爆発
事故(原料工場の爆発)により、さまざまな原料が入手できなくなっています。
この一つ前の記事、「フルボトルなしの5月の贈り物」もこの影響の一つです。
"在庫切れ"増加の見込み
今後、いくつかのアイテムで在庫切れが発生した場合、それ以上生産できなくなるケースが見込まれています。
もちろん、一時的な在庫切れであり、原料工場の再稼働が始まれば、順次再生産が始まりますので、ご安心ください。
原料工場の再稼働と成分の世界的な供給は秋口以降が見込まれています。
(2018-04-01)
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