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カモミール

武蔵野ワークス(香水工場)

スリーピングミスト「カモミール」

香りのテーマ

キク科の小さな白い花。日本語名はカミツレ。見た目はマーガレットの縮小版のように白い花の真ん中に黄色い頭花を付けます。花の形状はマーガレットですが、その香りは、菊ににている部分があり薬草を彷彿させながら、プラスして妖艶で甘く懐かしい香りがします。一部セクシーさが潜んでいる香りです。このへんはジャスミンとの共通性を感じさせられます。

頭花の黄色があまりにも鮮やかで、かつ目立つためカモミールを知っている人にどんな花か語らせると、おもしろいことに「黄色い花」という人が少なくありません。

日本では岐阜県で商業ベースのカモミールが栽培されており、毎年カモミール精油が生産されています。毎年5月になると50cm程度に繁ったカモミールの刈り取りが行われますが、アロマテラピーの世界ではちょっとした人気スポットになろうとしています。可愛らしさの割にはたいへん強靱な生命力があり、ケシの実のような種を放置しておくと雑草のように繁って翌年驚かされます。

古代バビロニアではすでに薬草として使用され、ヨーロッパではもっともポピュラーな民間療法のハーブの一つです。ケガや傷の消炎効果や婦人病に効くとされていますが、とくに「安眠のハーブ」として寝付きが悪いときカモミールの精油を焚くご家庭があります。ハーブティーとしても人気があります。

香りの特徴

カモミール精油は石鹸やスキンケアの原料としてたいへん人気があります。また催眠効果があるため薬品やサプリメントに加工し服用されていますが、睡眠薬との併用はしないよう注意が喚起されています。
  • アズレン
  • ビサボロール
  • カマアズレン
  • クマリン


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