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上海(シャンハイ)

武蔵野ワークス(香水工場)

ジャスミンを中心としたクラシカルなオリエンタルフローラル。

a703,『上海』(しゃんはい)。シャンハイ。Shanghai。

香りのジャスミン、3大香料・3大フローラル

ジャスミンは、モクセイ科の植物で熱帯地方原産の花です。見た目に可愛く、特に香しい強い芳香が多くの人に愛されている花です。ジャスミンは3大香料(ジャスミン、ローズ、スズラン)の一つで、香水業界では3大フローラルと呼ばれるほどの実力。

しかもジャスミンの最も特徴的な香気成分であるcis-ジャスモンは他の香料からの合成に問題が多いためジャスミンの花から収穫される香水用香料は大変貴重で高価です。

また、ジャスミンは香水原料としてだけでなく「ジャスミン茶」として食用にも利用される人との関係が深い花です。

ジャスミンを中心として甘美な上海

F4香水シリーズ「上海」は、ジャスミンを中心としたクラシカルなフローラルオリエンタルの香りの香水です。トップからはじまる華やかな香り立ちは、ミドルノートでは優しく深みのあるホワイトフローラルへと変化します。白檀やシダーウッドなどのウッディーノート、ムスク、クローブ、イランイランの香りがオリエンタルな趣を感じさせます。

開発背景と内容

F4香水シリーズ「上海」は、映画『The White Countess』(2005年英国、邦題『上海の伯爵夫人』)の日本上映プロモーション用に調香した香水がベースとなっています。

映画「The White Countess」は、1936年上海租界を舞台にした映画です。テロによって失明し、さらに一家を失った失意の元アメリカ人外交官とロシア革命を逃れ上海租界でホステスとして働く元ロシア貴族の女性のストーリーです。世界大戦前夜の緊張感や混乱の中に生み出される上海デカダンスの香りが圧倒的な映像美と音楽で表現されていました。映画を見た方にも見ておられない方もジャスミンの香り立つ妖艶な世界をご堪能ください。

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