葛の花(クズ)

秋の花、葛の花。グレープジュースを思わせる甘美でフレッシュな甘さ。

a901,『葛の花』(くずのはな)。クズ。Kuzu。

葛の花とは？マメ科の植物

クズはマメ科の植物でツルを巻き付けながら茂みの中で花を付けます。心の悩みを意味する「葛藤」という言葉は「葛」と「藤」。ともにマメ科植物で絡みつく悩ましい状況がビジュアルに伝わってきます。クズは秋の七草の1つで案外身近な植物です。クズの花は初秋に開花し周囲に甘い芳香を漂わせる花。秋の七草でF4には他に「桔梗(ききょう)」があります。

葡萄ジュースのような甘美な甘さ

クズの花は、紅紫色の無数の小花が集まって咲く様子が葡萄の房を思わせるだけでなく、その芳香も葡萄ジュースのような甘美な甘さが印象的です。

開発背景と内容

F4香水シリーズ「葛の花」は、青森の海岸で遭遇したクズの花の香りが調香の動機でした。海岸を歩いているとき偶然、甘い芳香が風に運ばれてきて誘われるように探しに行くと崖一面を覆う葛の花を発見しました。その時の驚きと感動を元に調香し、東京・玉川上水のクズの花などのフィールドワークにて制作した香水です。

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