香水とブランドの物語(3) | 人気のおもしろ香水入門


●ブランドに愛される香水

メジャーブランドで、香水を商品ラインアップに加えていないブランドさんは多くありません。バッグののブランド、靴のブランド、時計のブランド、ファッションブランド・・・

なぜこれほど、香水は、異業者のブランドに愛されるのでしょうか?

●映画スターやセレブリティにも愛される香水

日本では多くありませんが、欧米では映画スターや有名なセレブリティが自分ブランドの香水をリリースすることが、過去10年かなり大きなブームとなっています。これらは以前から行われていたこと(ELIZABETH TAYLORさんやALAIN DELONさんの香水は日本でも非常に有名)ですが、特に顕著な傾向にあります。

特にジェニファーロペス(JENNIFER LOPEZ)さんの香水の商業的な成功以来、有名なセレブリティ達の香水リリースラッシュが加速しました。最初はニュースとしてマスコミに取り上げられていましたが、あまりにも多くのセレブ達がセレブ香水を出すためマスコミの取扱も近年は少なくなった印象を個人的に受けています。

●なぜ香水なのか?

・香水製造とは無関係のメジャーブランドは、なぜ香水を創るのか?
・香水製造とは無関係のセレブ達は、なぜ香水を創るのか?


私はこのように考えています:
・(文化的背景)欧米では、伝統的に香水への憧れがある。成功した人は、どんな分野であれ、自分の香水を創りたい。
・(イメージ的背景)香水が持つ商品イメージのよさ。香水を商品として維持しても他の商品や自分のイメージへの影響が少ないか、むしろプラス
・(ビジネス的背景)比較的高額な値付けが可能で、小さくて長期保管が可能。しかも、流行り廃りが少ない。絶好の製品ポートフォリオ的存在


特にメジャーブランドにとって、上記3番目の「ビジネス的背景」は、非常に意味が大きいと思われます。

たとえば、流行が激しいファッションブランドなどは季節ごとに商品の入れ替えが行われ、かつブームに左右されて上下に激しくぶれる売上の安定化は、巨大資本化した現代ブランドの課題で、流行り廃りが少ない香水は、プロダクトラインアップのポートフォリオ製品としては大変優れた商材と考えられます。
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