ショッピングサポート:動物実験していますか?※「武蔵野ワークスの製品は動物実験をしていますか?」という質問メールをいただいたことがあります。当社は原材料ポリシーとしてさまざまな社内規定を設けております。動物実験を行わないこともその一つです。・動物実験とは? 動物実験とは、医薬品や化粧品などその有効性や安全性を検証するために行う実験です。本来人のための製品ですから人に対して行うこと(臨床試験)が原則ですが、初期の段階で安全性の確証がないものや危険性が予測されるものは、人に先立って動物に対して行うことがあります。 たとえば、医薬品や化粧品の皮膚への刺激性を調べるために、ウサギの目で試す、イヌの毛を剃った裸の皮膚に試すなどの実験は、かって頻繁に行われてきたこともあり、テレビなどでも報道されご覧になり心を痛められた視聴者も少なからずおられるかもしれません。 このような動物実験は、研究機関や製薬会社、ケミカル会社、化粧品会社などの研究部門などで行われていますが、その実体は統計データさえないとされています。 ・動物実験のトレンド〜Cruelty-Freeにむけて〜 動物実験に対する倫理意識の高まりとともに動物実験に反対する人々やNPO・NGOなどの団体の活動が、日本を含め世界的に盛り上がりを見せています。英国では法律による規制が設定されており、実験者(実験者の登録制)、実験計画、実験施設(施設基準)について許認可制となっています。この分野に熱心なEU(欧州連合)では、2009年以降、動物実験を行った化粧品の全面的な販売・輸入禁止を決定しました。 米国では動物実験を規制する法律は整備されていませんが、倫理委員会の設置を義務づけているとのことです。日本は各研究機関の独自基準に委ねられており、事実上無規制状態です。 しかし、日本の研究者の間でも動物実験に対する倫理意識は確実に高まってきており、近い将来欧米並の厳しい規制が設けられると予想されます。化粧品業界では動物実験をしない製品開発「Cruelty-Free」(残酷性のない)が一つのキーワードとなろうとしています。動物実験をしない製品開発が今後通常の開発手法となるでしょう。 「Cruelty-Free」を実現するためには、それに変わる代替法が必要です。動物実験代替法は、バイオ細胞(培養細胞)を用いた毒性試験など現在盛んに研究されており、また、動物実験代替のための細胞チップの開発や機材、環境は少しずつながら整備され始めています。まだ完全な動物実験代替までには時間と技術的な革新が必要となると予想されますが、正しい方向に世界の人々の意識が向かっていると思います。 ・当社の場合 最初に述べさせていただいたように当社は動物実験とは無縁です。実は当社のような中小規模化粧品会社が動物実験を行うことは倫理的な問題以前に、そもそも設備的・コスト的・スキル的に不可能です。一般に新規原料や新素材の成分の研究開発など行っている化粧品会社を除いて通常の中小化粧品会社では動物実験は実施されていません。 それゆえ多くの化粧品会社さんが「当社は動物実験はしていません」と表明可能ですが、問題は最終製品に対して動物実験を行わなくとも、使用している原料(原料メーカーや各産地から仕入れたり購入したもの)がCruelty-Freeの原料かどうかは判断できないのが実状です。もしも使用原料に問題がある場合は、直接の動物実験は行わないにしても間接的な関与となるわけですが、すべての原料の動物実験に関するトレーサビリティの実現は将来の世界的な課題となるでしょう。 |
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