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2006年10月10日
映画の説明 ●1936年の上海。外国人租界の歓楽街で、自分の理想のバー「白い伯爵夫人(ホワイト・カウンテス)」をオープンさせる元アメリカ人外交官ジャクソン(レイフ・ファインズ)とロシア革命によって上海での貧しい亡命生活を余儀なくされるソフィア(ナターシャ・リチャードソン)。それぞれ複雑な過去と運命を背負う哀愁と、細い一本の糸をたぐるように理解し合う心の繊細なやりとりが、緊張感ある大人の恋愛映画として仕上げられています。 ●当時アジア最大の国際都市、上海の退廃的な雰囲気とそこに集まる多様な人々の複雑な絡み合いが叙情詩のようです。亡命ロシア貴族の生活やユダヤ人に対する偏見もさりげなく、しかし丁寧描かれています。「ホワイト・カウンテス」に出入りする謎の日本人マツダ(真田広之)がもたらす政治的緊張感や戦争の恐怖も時代の雰囲気をよく伝えています。 ●上品ながら圧倒的な映像美と時代を余すところなく表現する上海ジャズや多国籍音楽、衣装も素敵です。政治と欲望と愛とが渾然一体となった当時の上海を堪能したい人へおすすめしたい作品です。
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