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( 香水工場の )

香る生活


白檀香水シリーズ#5 心に届く香り
インドでは紀元前から白檀が栽培されていた記録があります。人々を魅了する白檀とは?

白檀精油と香水の深くエロチックな関係


白檀と香水の深い関係は、香水ファンには常識ですが一般の方には驚かれる方も多いものです。しかし、西洋の香水製品にも白檀精油は隠し味として欠かせない原料。

香りに保留性を与えるという機能以外に、たまらなくエキゾチック感を漂わせる媚薬的効果があるようです。

白檀の香りにエロティシズムを感じる人が多いのは個人的には理解を越えますが、あちらではそういうイメージです。

イギリスのサスペンスドラマで白檀アロママッサージをする場面がありましたが、不気味でエロティクな香りが漂い殿方と奥方の心理的な緊張感・葛藤感が香ってくるような絶好の演出小道具として白檀が活躍していました。

アーユルヴェーダでも白檀精油は重要なオイルですが、エロティシズムを伴うマッサージなのか知りません。


白檀の香りは心の深層を刺激する香り


アジアでは、白檀は長年お香やお線香の原料、仏像や仏壇の木材として神事の儀式に利用されてきただけに白檀の香りは「神秘の香り」です。

よって、西洋の方々が白檀の香りに対して感じる感性やイメージは、我らエイジアンピープルと感じ方が違うかもしれません。

しかし「エロティシズム」と「神聖な世界」は、実はどこかで繋がっているといえなくもなく(フロイドならそう言うでしょう)、ここも未解決の悩める部分です。

いずれにしても白檀の香りが人の心の深層に届く香りであることは間違いなさそうです。

しかも、それはよい刺激で人の心を癒す効果があります。それがすでに5千年以上も白檀が人類に利用されてきた理由だと思います。

(2010-04-11)
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