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( 香水工場の )

香る生活


香水のユニセックスとジェンダーレス
ジェンダーレス香水が増加中 (2018/12/08)

ジェンダーレスな時代?
( "性別"の考え方が流動化しはじめているような )


実はちょっと変なコトバ「ユニセックス」


ユニセックス」は、平たく言えば「男女兼用」という意味。

その意味なら、英語では本来「バイセックス」という言葉が適切らしい。

ユニセックスは、比較的新しい造語で、1960年代に米国で使われはじめた。

当時は、どちらかといえば俗語であり、サブカルチャー的な雰囲気を漂わせる言葉として、ファッション界で使用されるようになった。

すごく前の記事 ユニセックス香水のニュアンス で、このへんの事情を投稿した。

あの記事の根拠にした情報は、英語版 Wikipedia の "unisex" だった。

今回この記事を書くにあたり再度読み返してみると、このへんのくだりがそっくりなくなっているではないか。

(なにかの記憶違いかな?)

誰かが削除したのか、それとも近年ジェンダーレスという言葉が出てきて、男女性に関する概念が、大変動中なのかもしれない。

(性別の関する常識や概念が、どんどん変わってきているような・・)


増加傾向のジェンダーレスな香水


現在、男女兼用で使用可能な香水は、ふつうに「ユニセックス」と呼ばれる。

香水も、ファッションの一翼に位置しているため、慣習的にユニセックスという言葉を使う。

私も使う、現在の香水業界の慣習だから。

ところが、ここにきて香水を含めファッション界ではユニセックスよりもジェンダーレスという言葉が多くなってきている気がする。

ためしに「ジェンダーレス香水」で検索すると、最近リリースされた香水が何件がでてくる。

性別を意味するジェンダーは、生物学的な男女性ではなく、社会的・文化的な意味での性別だそうだ。

(わかったような、わからないような・・)

日本語にはジェンダーに相当するよい言葉ばないようで、日本語でもジェンダーがそのまま使われている傾向にある。

ユニセックスは、男女兼用という意味だったが、ジェンダーレスは、性別がないという意味。それは、つまり、男女兼用という意味になるが、その文化的背景と込められた意味が違うということらしい。


性別もノーボーダーな時代?


生物学的には明確に存在する性別ではあるが、現代社会(とくに先進国)では、トランスジェンダー(性転換)な人々が出現し、さらにどちらの性にも自分は属さないと感じるアジェンダーな人々も増えているらしい。

さらに、どちらの性にも属していると感じるノンバイナリー・ジェンダークロスジェンダーという人々も増えているとか。

いやはや、地球上の大地はボーダーレス化が進行中だが、人類の性別もボーダーレスの時代ということでしょうか。

でもね、生物学的に、出たり引っ込んだり、厳然とした違いがあるのでね、どこまでも際限なく、完全に行っちゃうということはなさそうと私は感じる。

とにかく、ジェンダーを意識させない香水、増えていくような。

(続く・・・) → 武蔵野ワークスの香水は、ジェンダーレスな香りが多い
(2018-12-08)
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