( 香水工場の )
香る生活
今、工場は暑いです
暑い日々をお過ごしのみなさま、卒倒しそうなくらいの暑さですね。
工場は経費節約でクーラーの設置台数がそもそも不足。スタッフの怒りは絶頂に達しています。
・ワレラ → 「9月オープンファクトリーで工場を公開するという話だが、こんな状態でお客様を呼べるんですか?」
・経営側 → 「9月はすでに冷えている。暑かったら10月に延期」
9月のオープンファクトリーって、そんな場当たり的なプランだったの・・・
(2014-08-07)
工場は経費節約でクーラーの設置台数がそもそも不足。スタッフの怒りは絶頂に達しています。
・ワレラ → 「9月オープンファクトリーで工場を公開するという話だが、こんな状態でお客様を呼べるんですか?」
・経営側 → 「9月はすでに冷えている。暑かったら10月に延期」
9月のオープンファクトリーって、そんな場当たり的なプランだったの・・・
(2014-08-07)
( 香水工場の )
香る生活
ビーチサンダルで通勤したい!
(あくまで妄想です)
暑いですね。当社は田舎にあるし、もともとスーツなどで来る人はいません。ジーンス&Tシャツが当社の平均的なスタイルですが、この暑さでさらにエプロンやキャップの着用義務も緩和されました。
フランスだと、ショートパンツにビーチサンダル姿の女性たちが、まるで夏場の正装のように街中にあふれていますが、さすがに日本では、そうもいきません。
しかし、明日はビーチサンダルで通勤してみるか。女性のサンダルは種類があって正装にもなりますが、男性の場合、サンダルはどうみても「仕事中」とは見なされません。古代ローマ兵士みたいなサンダルだったらいいのかな?
(2014-08-06)
暑さで服装規制の緩和
暑いですね。当社は田舎にあるし、もともとスーツなどで来る人はいません。ジーンス&Tシャツが当社の平均的なスタイルですが、この暑さでさらにエプロンやキャップの着用義務も緩和されました。
露出パーツが多い夏のヨーロッパ女性
フランスだと、ショートパンツにビーチサンダル姿の女性たちが、まるで夏場の正装のように街中にあふれていますが、さすがに日本では、そうもいきません。
サンダルで通勤?
しかし、明日はビーチサンダルで通勤してみるか。女性のサンダルは種類があって正装にもなりますが、男性の場合、サンダルはどうみても「仕事中」とは見なされません。古代ローマ兵士みたいなサンダルだったらいいのかな?
(2014-08-06)
( 香水工場の )
香る生活
香水選びは、第一印象を信じすぎないこと
香水デビューする男性が増えてきたためか多い質問です。失敗しながら自分の好きな香りを選ぶという経験も必要ですが、失敗しないための方法は第一印象を信じすぎないこと、ですよね。
(2014-08-05)
(2014-08-05)
( 香水工場の )
香る生活
「朝日おかあさん新聞」、真夏の安眠
(よい香りを嗅ぐととっても眠くなる、眠くなる、眠くなる、・・・(( _ _ ))..zzzZZ )
香りも安眠に一役
「朝日おかあさん新聞」(2013/7/22号)にてスリーピングミストを取り上げていただきました。ありがとう!
安眠特集
記事の内容は、空気・布団・枕・光・香りの分野で安眠をテーマにした特集でした。
もちろん、当社だけでなく、安眠に関係するいくつかのプロダクトが取り上げられています。スリーピングミストは、香り関連グッズとしてご紹介いただきました。
おかあさん新聞とは?
「朝日おかあさん新聞」は、「朝日小学生新聞」に月1回のペースで挟み込まれる情報紙。お母さんたちのためのリアルな話題が満載されています。
(2014-08-05)
( 香水工場の )
香る生活
会計年度の終わり、忙しかったなー
(・・・とつぶやく社長)
7月末は当社の決算日
決算日でした。最終日は、ミニボトルの販売が止まっていることもあり、穏やかな通常業務で終わりました。
スモールビジネスといえども、決算期には売り上げと出費の会計処理をして一年の成果を総括します。当社では7月31日に閉めた数字は一ヶ月かけて決算書となります。
恐怖の棚卸し
別名「インベントリー」とも呼ばれるこの作業は、資材や商品の在庫のチェックのこと。倉庫に入って荷物の上げ下ろし・開け閉め・上げ下ろし・・・
はっきり言って肉体勝負の作業。
本当は、帳簿上の数字とぴったり会うはずですが、どんな会社でも、これが微妙に会わないんですよね。
当社の会計年度は真夏のこの時期なので、「花火大会 = 真夏」よろしく「棚卸し = 真夏」のイメージができあがっています。
社長、記念に一言、お願いします・・・
「いやー、忙しかったな。特に昨年12月からノンストップだったなー」
これは儲かっているという意味ではありません。多品種・少量生産、当社はとにかく忙しいビジネスモデルなのです、ただ、忙しいと活気があることは事実ですね。
(2014-08-01)
( 香水工場の )
香る生活
ローズオイル蒸留所、NatureBase社のやる気な話
(2014/07/31)
ローズオイルは「コンシンのジェル」のキモとなる成分、今日は当社の仕入れ先を公開しちゃいます(2014/07/31)
Georgiさんと国分・・・東京の空気と街はとてもきれい!と初めての東京は、お気に入りの模様 (この展示会の前、中国で展示会に出展してきたとのこと)
当社は、ブルガリアのネイチャーベース (NatureBase JSC)社からローズオイルを仕入れています。こちらは、バラやラベンダーの農園を経営し、収穫したバラを自社で蒸留している蒸留所さんです。
「蒸留」(じょうりゅう)というコトバを少し説明します。バラの花から精油(ローズオイル)を採取するためにはいくつかの方法がありますが、その一つが水蒸気でバラを蒸す方法です。
蒸されると、バラの花びらから上がってくる蒸気にはバラの香気成分が含まれています。これを冷却することで精油を得ます。この方法を水蒸気蒸留法(steam distillation、ディスティレーション)と呼び、その工場や設備が「蒸留所」(distillery、ディスティラリー)、そういうビジネスの人々がディスティラー(distiller)です。
バラ水蒸気を冷却すると大量の水に戻りますが、精油はその上に黄金色のオイルとなって浮き上がります。この黄金が、まさにゴールドと同じ位の価格のローズオイルです。
そして、そのゴールドを浮かせている水は「ローズウォーター」と呼ばれます。ローズオイルほどの濃度はありませんが、ローズ成分が溶け込んでおり、柔らかい芳香が楽しめます。とっても高価な化粧水や食品の調味料として利用されます。
今でこそ、世界的にローズオイルの方が需要がありますが、ブルガリアでバラ蒸留がはじまった15世紀前後では、ローズウォーターの方が需要が高かったと言われていますし、アラブ諸国では今でもオイルよりもウォーターの方に強い需要があるかもしれません。宗教儀式のための聖水として、または高級菓子用の調味料として。
蒸留とは、一般に熱を加え、揮発させることで特定成分を得るテクニックを差します。蒸留の応用範囲は非常に広いものがあります。たとえば、石油コンビナートは、原油を蒸留して精製するものですが、蒸留技術のもっとも大規模かつ複雑な応用例ですね。
ウイスキーのような蒸留酒の製造にも大活躍です。ウイスキーもディスティレーションで作りますので、たとえば、日本だとサントリーさんも、ある意味ディスティラーということになりますね。
サントリーさんはウイスキー、ネイチャーベースさんはエッセンシャルオイル。だいぶん違うモノができますが、基本技術のディスティレーションは同じなんですね。
ちなみに蒸留法は10世紀前後アラビアで生み出されたとされています。まあ、すごい歴史です。日本には江戸時代「ランビキ」という名称で蒸留器が伝来しました。
ブルガリア、とくに中央山岳地帯の通称「バラの谷」(Rose Valley)では、広大なローズ畑が広がり、大小のディスティラリーが集中しています。
主に栽培されているバラは、香料生産用のダマスクローズ、別名ブルガリアンローズです。ネイチャーベースさんも、そんなディスティラーの一つです。
ネイチャーベース(NatureBase)さんは、家族経営の会社さんです。ダマスクローズを大規模に栽培し、自社のディスティラリーでローズオイルを生産しています。
ダマスクローズ以外にもラベンダー、カモミールなどが栽培され、精油生産に利用されています。
ブルガリアが社会主義政権だったころまでは、ブルガリアのローズオイルは政府の専売事業でしたが、1989年ブルガリア民主化でローズオイルは自由に生産できる産物となり、ネイチャーベース社の歴史もここから始まりました。
今年2014年5月、ビューティーワールド・ジャパン(Beauty World Japan)というトレードショウのためにネイチャーベースのビジネスマネージャー、ジョージ・ベリチョフ(Georgi Belichev)さんが来日しました。私も東京ビッグサイトに行ってきました。
今年のバラの生育状況や世界のバイヤーの買い付け状況など、現地の農家として、また、ローズオイルの元売り業者として生の情報はリアルでした。
ローズオイルは、米国資本が札束で大量に買い付けていきますので、うかうかしていると「もう売り切れたよ!」なんて言われるリスクがありますから、そのへんは「今年も、ひとつ、よろしくお願いします」と声をかけておくと保管してくれます。
とっても日本的なアプローチですが、ふしぎなことに、ヨーロッパも東欧などでは「つきあい」を重視する文化があるようで、ビジネスライクな取引だけではない雰囲気が私たちには親近感がわきます。
ジョージさんによると日本でのビジネス展開に関心が高く、前向きに活動したいそうです。日本は、100% Pureなブルガリアンローズ(ダマスクローズ)の価値を高く評価してくれる国であり、本物がわかり愛してくれる人々がいる国というイメージがありそうです。
実際、日本でのローズオイルの消費量は目を見張るものがあります。しかし、ローズウォーターは今ひとつ人気がありません。このトレードショウでも多数の日本人が訪れ、ローズウォーターを試して「すごい香り!」と驚喜する日本人の表情を見て「こんなに喜ばれるのに、実際は売れない。なぜ、ローズウォーターは日本で売れないのか?」という質問で質問攻めに合いました。
実は、私のもわからない!
(当社も、ローズウォーターをテスト仕入れしたことがありますが、商品化を断念し、プレゼントとして配布しました。今年の年末も少し配布予定です)
また、日本語のホームページを作りたいそうです。とはいっても、米国留学の経験があるジョージさんの英語はネイティブレベルですが、日本語は今ひとつ。日本での協力者をどうやって探すかなど聞かれました。
おもしろい質問は、日本語でWebサイトを立ち上げるなら、ドメイン名は「.co.jp」が信用されるようねと聞かれたことです。以前は、確かに「.co.jp」や「.jp」の方が信用する人が多かったと思いますが、今の若い人には関係ないと言っておきました。
ネイチャーベース社の輸入商社や代理店が日本にできたら、本気で日本進出もありそうな気配です。ブルガリアンローズも、日本も他国同様、それなりに怪しいモノが出回っていますので、ネイチャーベース社が日本で活動してくれたら、本物のブルガリアンローズが、さらに身近になるでしょう。
(2014-07-31)
ローズオイルは「コンシンのジェル」のキモとなる成分、今日は当社の仕入れ先を公開しちゃいます(2014/07/31)
Georgiさんと国分・・・東京の空気と街はとてもきれい!と初めての東京は、お気に入りの模様 (この展示会の前、中国で展示会に出展してきたとのこと)
NatureBase JSC、家族経営のディスティラー
当社は、ブルガリアのネイチャーベース (NatureBase JSC)社からローズオイルを仕入れています。こちらは、バラやラベンダーの農園を経営し、収穫したバラを自社で蒸留している蒸留所さんです。
蒸留ってなに?
「蒸留」(じょうりゅう)というコトバを少し説明します。バラの花から精油(ローズオイル)を採取するためにはいくつかの方法がありますが、その一つが水蒸気でバラを蒸す方法です。
蒸されると、バラの花びらから上がってくる蒸気にはバラの香気成分が含まれています。これを冷却することで精油を得ます。この方法を水蒸気蒸留法(steam distillation、ディスティレーション)と呼び、その工場や設備が「蒸留所」(distillery、ディスティラリー)、そういうビジネスの人々がディスティラー(distiller)です。
ローズオイルとローズウォーターの関係
バラ水蒸気を冷却すると大量の水に戻りますが、精油はその上に黄金色のオイルとなって浮き上がります。この黄金が、まさにゴールドと同じ位の価格のローズオイルです。
そして、そのゴールドを浮かせている水は「ローズウォーター」と呼ばれます。ローズオイルほどの濃度はありませんが、ローズ成分が溶け込んでおり、柔らかい芳香が楽しめます。とっても高価な化粧水や食品の調味料として利用されます。
今でこそ、世界的にローズオイルの方が需要がありますが、ブルガリアでバラ蒸留がはじまった15世紀前後では、ローズウォーターの方が需要が高かったと言われていますし、アラブ諸国では今でもオイルよりもウォーターの方に強い需要があるかもしれません。宗教儀式のための聖水として、または高級菓子用の調味料として。
蒸留はこんなところにも
蒸留とは、一般に熱を加え、揮発させることで特定成分を得るテクニックを差します。蒸留の応用範囲は非常に広いものがあります。たとえば、石油コンビナートは、原油を蒸留して精製するものですが、蒸留技術のもっとも大規模かつ複雑な応用例ですね。
ウイスキーのような蒸留酒の製造にも大活躍です。ウイスキーもディスティレーションで作りますので、たとえば、日本だとサントリーさんも、ある意味ディスティラーということになりますね。
サントリーさんはウイスキー、ネイチャーベースさんはエッセンシャルオイル。だいぶん違うモノができますが、基本技術のディスティレーションは同じなんですね。
ちなみに蒸留法は10世紀前後アラビアで生み出されたとされています。まあ、すごい歴史です。日本には江戸時代「ランビキ」という名称で蒸留器が伝来しました。
ブルガリア・バラの谷とNatureBase
ブルガリア、とくに中央山岳地帯の通称「バラの谷」(Rose Valley)では、広大なローズ畑が広がり、大小のディスティラリーが集中しています。
主に栽培されているバラは、香料生産用のダマスクローズ、別名ブルガリアンローズです。ネイチャーベースさんも、そんなディスティラーの一つです。
ネイチャーベース(NatureBase)さんは、家族経営の会社さんです。ダマスクローズを大規模に栽培し、自社のディスティラリーでローズオイルを生産しています。
ダマスクローズ以外にもラベンダー、カモミールなどが栽培され、精油生産に利用されています。
ブルガリアが社会主義政権だったころまでは、ブルガリアのローズオイルは政府の専売事業でしたが、1989年ブルガリア民主化でローズオイルは自由に生産できる産物となり、ネイチャーベース社の歴史もここから始まりました。
来日したネイチャーベース社と打ち合わせ
今年2014年5月、ビューティーワールド・ジャパン(Beauty World Japan)というトレードショウのためにネイチャーベースのビジネスマネージャー、ジョージ・ベリチョフ(Georgi Belichev)さんが来日しました。私も東京ビッグサイトに行ってきました。
今年のバラの生育状況や世界のバイヤーの買い付け状況など、現地の農家として、また、ローズオイルの元売り業者として生の情報はリアルでした。
日本的なお付き合い
ローズオイルは、米国資本が札束で大量に買い付けていきますので、うかうかしていると「もう売り切れたよ!」なんて言われるリスクがありますから、そのへんは「今年も、ひとつ、よろしくお願いします」と声をかけておくと保管してくれます。
とっても日本的なアプローチですが、ふしぎなことに、ヨーロッパも東欧などでは「つきあい」を重視する文化があるようで、ビジネスライクな取引だけではない雰囲気が私たちには親近感がわきます。
日本での展開に関心が高いネイチャーベース社
ジョージさんによると日本でのビジネス展開に関心が高く、前向きに活動したいそうです。日本は、100% Pureなブルガリアンローズ(ダマスクローズ)の価値を高く評価してくれる国であり、本物がわかり愛してくれる人々がいる国というイメージがありそうです。
実際、日本でのローズオイルの消費量は目を見張るものがあります。しかし、ローズウォーターは今ひとつ人気がありません。このトレードショウでも多数の日本人が訪れ、ローズウォーターを試して「すごい香り!」と驚喜する日本人の表情を見て「こんなに喜ばれるのに、実際は売れない。なぜ、ローズウォーターは日本で売れないのか?」という質問で質問攻めに合いました。
実は、私のもわからない!
(当社も、ローズウォーターをテスト仕入れしたことがありますが、商品化を断念し、プレゼントとして配布しました。今年の年末も少し配布予定です)
また、日本語のホームページを作りたいそうです。とはいっても、米国留学の経験があるジョージさんの英語はネイティブレベルですが、日本語は今ひとつ。日本での協力者をどうやって探すかなど聞かれました。
おもしろい質問は、日本語でWebサイトを立ち上げるなら、ドメイン名は「.co.jp」が信用されるようねと聞かれたことです。以前は、確かに「.co.jp」や「.jp」の方が信用する人が多かったと思いますが、今の若い人には関係ないと言っておきました。
ネイチャーベース社の輸入商社や代理店が日本にできたら、本気で日本進出もありそうな気配です。ブルガリアンローズも、日本も他国同様、それなりに怪しいモノが出回っていますので、ネイチャーベース社が日本で活動してくれたら、本物のブルガリアンローズが、さらに身近になるでしょう。
(2014-07-31)
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